しつこい請願者/Persistent Petitioners

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Persistent Petitioners / しつこい請願者 (1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)

(1),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚切削する。
あなたがコントロールしているアンタップ状態のアドバイザー(Advisor)4体をタップする:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを12枚切削する。
デッキに《しつこい請願者/Persistent Petitioners》という名前のカードを何枚入れてもよい。

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4枚制限ルールを無視し、大勢で押しかけてライブラリー破壊をしてくるアドバイザー

タップ・アウトレット能力には他のアドバイザーが必要だが、登場時点のスタンダードを見渡してもアドバイザーはこのカードテイサ・カルロフ/Teysa Karlovの2枚しか存在しないため、執拗なネズミ/Relentless Ratsと同じようにこのカードを詰め込んだデッキを推奨することとなる。

リミテッドではドラフトでかき集めても戦場に4枚揃えることは難しいが、ラヴニカの献身では他にもライブラリー破壊カード思考崩壊/Thought Collapse迷える思考の壁/Wall of Lost Thoughtsなど収録されているため1つ目の能力で地道に削っていっても勝機はある。ただし精神純化/Clear the Mindも一緒に収録されていることに注意。

Magic: The Gathering ArenaスタンダードPauperイベントでは、ネズミの群棲/Rat Colonyよろしくワイルドカードの消費が少なく、低資産でも安定してそこそこ強いデッキが組めるカードとして活躍(Arenaでは4枚集めた時点で枚数が無限扱いになり何枚でも投入できるため)。ネズミと違ってタフネスがあり、コモン全体除去トークン生成にも強かったため、環境を支配した。あまりにも支配力が高かったため、ミラーマッチを想定して島/Islandとこれをあわせて上限の250枚まで詰め込みライブラリー破壊に耐性をつけたタワーデッキが多数生まれ、それのさらなるメタとしてカードパワーを度外視した250枚飛行ビートダウンが登場するほどであった。その支配力の高さを問題視されたためか、灯争大戦後に行われたスタンダードPauperイベントでは禁止カードに指定されてしまった。

続くシングルトンイベントでもこれを持ち込んだ人がいたものの、アンコモン以上が使えるルールではガイアの祝福/Gaea's Blessing豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty1枚であっさり止められてしまうこともあり、またネズミデッキと同様イクサランの束縛/Ixalan's Binding轟音のクラリオン/Deafening Clarionのような全体除去にも脆弱であった。

続くアンコモン解禁スタンダードPauperの『スタンダードの職工』イベントでも禁止カードに指定されている。イクサランの束縛/Ixalan's Bindingはローテーション落ちし、(燃え立つ門/Gates Ablazeは同様に禁止指定されているため)有効な全体除去もないからである。

開発秘話

これ以前に作られた4枚制限ルールを無視するカードはすべてのカードだったが、Mark Rosewaterによればこの能力は黒に限らずどのでも持ち得る能力である。Markが彼のブログでこれを公言すると、いつも「じゃあ、他の色で作ってください」という反響が来たため、のこのカードが作られた[1]

脚注

  1. More City Talk/さらなる街語りMaking Magic 2019年1月21日 Mark Rosewater著)

参考

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