皇帝戦
提供:MTG Wiki
皇帝戦/Emperorは、多人数戦の変種ルールの1つで、CR:809に定められている。3人1チームになり、複数チームで対戦を行う形式。
ルール
各チームはテーブルの一辺に並んで座り、チームの中央に座るプレイヤーを「皇帝/Emperor」、それ以外の2人を「将軍/General」とする。初期状態では、皇帝は自チームの将軍2人に隣接し、将軍は自チームの皇帝と敵チームの将軍の1人と隣接することになる。
皇帝が敗北した時点がそのチームの敗北となる。将軍の敗北はチームの勝敗に影響しない。つまり将軍は自分の身で皇帝を守るのが役目となる。
その他、以下の選択ルールを用いる。
- 影響範囲は皇帝が2、将軍が1。
- 皇帝も1とするハウスルールもある。
- 「クリーチャー配置」ルールを用いる。
- プレイヤーは隣接する対戦相手か、そのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカーか、そのプレイヤーが守る者であるバトルにのみ攻撃できる。
これらのルールにより、初期状態の皇帝は敵チームから影響を受けることも攻撃されることもない。攻撃することもできないが、敵チームの将軍に影響を与えることはできる。
ターンは、皇帝の中から無作為に1人を決め、そのプレイヤーから始めて左に進んでいく。ターン進行やリソースは個人ごとであり、同じチームであっても共有されることはない。ただし、チームメイトとの相談や手札の見せ合いなどは自由である。
- 人数が同じであれば何チームでも同時に対戦できる。
- 1チームを4人以上にしてもよい。この場合の影響範囲は適宜決め直した方がよい。
- 各将軍の影響範囲は、ゲーム開始時に相手のチームの将軍1人が影響範囲に入る最小の数にすることが推奨される。
- 各皇帝の影響範囲は、ゲーム開始時に相手のチームの将軍2人が影響範囲に入る最小の数にし、皇帝は他の皇帝の影響範囲に入った状態でゲームを始めることがないように座ることが推奨される。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 8 多人数戦ルール
- 809 「皇帝戦」変種ルール
- 809.1 「皇帝戦」は各チーム3人からなる複数のチームによって行われる。
- 809.2 各チームはテーブルの一辺に並んで席に着く。それぞれのチームごとに、席順を決める。チームの中で1人が皇帝となり、チームの中央に座る。残り2人は将軍と呼ばれ、皇帝を守ることになる。
- 809.3 「皇帝戦」では通常、以下の選択ルールを用いる。
- 809.4 どちらの皇帝が先攻か、無作為の方法で決める。その後、ターンはそのプレイヤーから左に進む。
- 809.5 「皇帝戦」変種ルールでは、ゲームの終了は以下の特例に従うと同時に、通常のルール(rule 104 参照)も適用される。
- 809.6 「皇帝戦」変種ルールは、同じサイズのチーム同士ならチームがいくつあってもプレイできる。チームが4人以上のプレイヤーからなる場合、影響範囲は適宜決めなおす必要がある。
- 809.7 「皇帝戦」変種ルールでは、チームのリソース(手札のカード、マナなど)は共有されない。チームメイトはお互いの手札を見せあったり戦略を相談したりしても構わないが、チームメイトのカードやパーマネントを操作することはできない。
- 809 「皇帝戦」変種ルール