無限ルール
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無限ルール/Infinity Ruleとは、無限ループが発生したときにループを中断させる方法の呼称。かつては総合ルールに記載されていた用語であったが、現行の総合ルールでは「無限」という言葉を用いずに説明されている。
大雑把に言うと、
- 選択肢のあるループは、何回、と数を決めてそこまで繰り返したことにできる。もちろん、対戦相手がループ中に回ってくる優先権を行使すれば、そこでループは止まる(再び開始する時もある)。
- 選択肢のないループが起こった場合、ゲームは引き分けになる。
- 持ち時間制であるMagic Onlineには、無限ルールは存在せず、手順の省略もできない。
参照
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 727 行動の省略
- 727.1 ゲームをプレイするとき、プレイヤーはゲーム上行うすべての選択(何らかの処理を行うか優先権をパスするかの宣言など)を厳密に示すのではなく、双方が理解できる省略を行うものである。
- 727.2 行動を省略する場合、以下の手順を踏む。
- 727.2a ゲームのいずれかの時点で、優先権を持つプレイヤーは一連の行動を説明し、すべてのプレイヤーに対して省略を提案してもよい。その行動は現在のゲームの状態に基づいて適正であり、結果が明白でなければならない。この手順は繰り返しのない一連の行動であってもよいし、特定の回数繰り返されるループであってもよいし、複数のループや入れ子になっているループが含まれていてもよいし、複数のターンに跨がっていてもよい。ただし、ゲームのイベントの結果によって次の行動が変わるような条件付きの処理は含まれていてはならない。この一連の行動の終点は、いずれかのプレイヤーが優先権を得るところでなければならないが、それはショートカットを提案したプレイヤーでなくてもよい。
- 727.2b 他のプレイヤーは、その省略を提案したプレイヤーの次からターン順にその手順を受け入れるか、あるいは途中で違う選択をすることによって行動を中断させるかを宣言する(どこで中断させるかはここで宣言するが、実際になにをするかを宣言する必要はない)。その中断されるところが、提案された一連の行動の新しい終点となる。
- 727.2c 最後のプレイヤーが省略の提案を受け入れるか中断させるかを決めると、その省略は実行される。ゲームは最後の提案されている省略の終点まで進み、そこまでに提案されていた行動はそのままに行われる。最初の提案に比べて省略が短くなっていた場合、その時点で優先権を持っているプレイヤーは元の提案と違う選択をしなければならない。
- 727.3 断片化したループというものがしばしば存在する。つまり、ループに関連している各プレイヤーがそれぞれに行動を取った結果、元と同じ局面が発生したという状況がありうる。その場合、アクティブ・プレイヤー(アクティブ・プレイヤーがループに関連していない場合、ループに関連している中でターン順で最初のプレイヤー)は違う選択をして、ループが続かないようにしなければならない。
- 727.4 ループが選択的でない処理のみからなる場合、ゲームは引き分け になる。(rule 104.4b、rule 104.4f 参照。)
- 727.5 いずれのプレイヤーも、ループに含まれているオブジェクトが必要とする処理以外で、ループを終わらせることができる処理を行う義務はない。
- 727.6 ループに「[B]しないかぎり[A]する/[A] unless [B]」という効果が含まれていて、その[A]や[B]がそれぞれ処理であった場合、どのプレイヤーも、ループを終えるために[B]の処理をする義務はない。誰も[B]の行動をしない場合、[A]が選択的でない行動であるかのように ループを続ける。
- 727 行動の省略