湿地帯の血唱え/Marshland Bloodcaster

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Marshland Bloodcaster / 湿地帯の血唱え (4)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 邪術師(Warlock)

飛行
(1)(黒),(T):あなたはこのターン、次に唱える呪文のマナ・コストを支払うのではなく、その呪文のマナ総量に等しい点数のライフを支払ってもよい。

3/5

呪文マナ・コストライフでの支払いに変える吸血鬼邪術師。元手2マナからライフの限り重い呪文でも唱えられるので、やっている事はかのチャネル/Channelに近い。

タップ能力なので1度に1つの呪文にしか使えない上に、肝心のX呪文に対応していない点の使い勝手ではチャネルには大分劣る。それでもゲーム開始時のライフの総量が40点与えられている統率者戦では、起動にさえ漕ぎ付ければ強烈な威力を発揮する。起動コストに2マナかかるので完全にタダにはならないとは言え、この程度のマナ負担ならば残したマナを踏み倒したカードの後続サポートに回すには充分。例えば唱えたファッティ速攻を付与して一気に勝負を決めにかかったり、無限への突入/Enter the Infiniteなどが通った後に繋げる定番である大地の刃/Land's Edgeの類や燃焼/Conflagrateフラッシュバックを撃ち込めるだけの最低限のマナなどを確保しやすい。

クリーチャーである事は欠点でもあり利点にもなる。召喚酔いすることや除去されやすいことはコンボパーツとしては欠点であるものの、システムクリーチャーの割に頑健な3/5飛行という性能は踏み倒しに費やしたいライフを守る役にも立つ。また、吸血鬼でもあるので、これ自体すらも傲慢な血王、ソリン/Sorin, Imperious Bloodlordで踏み倒してコンボを速攻で始動する様な芸当もできる。

  • フレイバー・テキストは、「more art than science(科学というよりは芸術だ)」と「artery(動脈)」を掛けたシャレ。
Blood magic is more artery than science.
血の魔法は術というよりも脈である。

ルール

  • 「マナ・コストではなくライフで支払う」効果は、代替コストを定める効果である(CR:118.9)。
    • 他の代替コストを適用して唱えることはできない。
    • その呪文のマナ・コストXが含まれる場合は、X=0でしか唱えられない。
    • ライフをコストとして支払えるのは、支払う量以上のライフ総量を持っている場合のみである(CR:119.4)。ライフが負の値になるような呪文は唱えることはできない。
    • 代替されるのはマナ・コストのみである。追加コストが要求されるならそれは支払わなければならない。また、コスト増加で要求されるマナをライフで支払うことはできないし、コスト減少効果では支払うライフが減ったりはしない。

参考

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