海賊
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海賊/Pirateは、職業にあたるクリーチャー・タイプの1つ。その名の通り海上で略奪行為や犯罪行為を行う。
クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
クーケムッサの海賊が攻撃してブロックされないたび、防御プレイヤーがコントロールするアーティファクト1つを対象とする。あなたはそのコントロールを得てもよい。そうした場合、このターン、クーケムッサの海賊は戦闘ダメージを割り振らない。
2/2クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
飛行
航空船の略取者がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、パーマネント1つかプレイヤー1人を対象とし、それが持つカウンター1種類につきそれぞれその種類のカウンターをもう1個、そのパーマネントの上に置くか、そのプレイヤーに与える。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
あなたがコントロールしている他の海賊(Pirate)は+1/+1の修整を受ける。
あなたの終了ステップの開始時に、このターンに海賊3体以上によって戦闘ダメージを与えられたプレイヤーがコントロールしている土地でないパーマネント1つを対象とし、それのコントロールを得る。
初出はミラージュのクーケムッサの海賊/Kukemssa Pirates。メルカディアン・マスクスでも何枚か登場した。クリーチャー・タイプ大再編で船の多くやポータル・セカンドエイジの青のクリーチャーが多く海賊の仲間にされた以外は、永らく新カードは登場していなかった。しかし、およそ九年の月日を経た後、コンスピラシー:王位争奪にて密輸人の隊長/Smuggler Captainが久しぶりに登場。霊気紛争では海ではなく空を飛ぶ飛空船を根城とする空賊/Sky pirateとして登場したほか、イクサラン・ブロックでは主要クリーチャー・タイプに選ばれ大きく数を増やした。それ以降、基本セットやサプリメント・セットでも新種が登場するようになった。ファウンデーションズでは新種が登場したほかロードの海賊船長/Corsair Captainがサプリメント・セットから再録されるなど青の特徴的クリーチャーの地位に近づいている。
青、黒、赤、あるいはそれらの多色に存在する。能力としては海賊らしく略奪(パーマネントのコントロール奪取や宝物の獲得)を行えるものが目立つ。イクサラン・ブロックでは強襲を専用の能力語として持つ。
タイプ的カードは豊富に存在し、イクサラン・ブロックや統率者レジェンズで多数登場した。ロードに鉄面提督ベケット/Admiral Beckett Brass、不吉な旗艦/Fell Flagship、凶兆艦隊の首折り/Dire Fleet Neckbreaker、海賊船長/Corsair Captainが存在するほか、海賊を参照して強化される凶兆艦隊の船長/Dire Fleet Captain、海賊以外にダメージを与える焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonadeなどが存在する。サンダー・ジャンクションの無法者では無法者の定義に含まれるタイプの一つとなった。
海賊・トークンを生成するカードに深海艦隊の船長/Fathom Fleet Captainと秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seekerと追われる鯨/Pursued Whale、果敢な海賊行為/Daring Piracy、バラルとカーリ・ゼヴ/Baral and Kari Zevが存在する。
伝説の海賊は、アサシンクリード現在、両面カードの第2面も含めて27枚存在する(「伝説の(Legendary)・海賊(Pirate)」でWHISPER検索)。これらに加え、バラルとカーリ・ゼヴ/Baral and Kari Zevは伝説の猿・海賊・トークンである航海士ラガバン/First Mate Ragavanを生成する。
- 海賊に変化させるカードには船長の鉤/Captain's Hookや強制的な勧誘者/Coercive Recruiterが存在する。
ストーリー
リシャーダ/Rishadaという港町を擁するメルカディアン・マスクスや、舞台そのものがカリマン/Caliman島という島国であるポータル・セカンドエイジに多く存在している。日本語では通常通り海賊と訳されているものの、飛行船などに乗って空を飛んでいるものも多く、海賊?と思わせられるところも多い。リシャーダの巾着切り/Rishadan Cutpurseのように、あまり海賊らしくないものも含まれている。下部のスリ集団なども含めて1つの組織、ということか。
イクサラン/Ixalanの海賊については鉄面連合/The Brazen Coalitionの項を参照。