水蓮の花びら/Lotus Petal
提供:MTG Wiki
ブラック・ロータス/Black Lotusの調整版。同じく使い捨てだが、1マナしか出せなくなってしまった。なお、マナ・バーンが廃止されたことによりブラック・ロータスの下位互換となった。
ブラック・ロータスや暗黒の儀式/Dark Ritualほどの爆発力は無く、またアドバンテージ面でも損失が大きいため、ほぼ瞬殺コンボデッキ専用と言える。反面コンボパーツとしては、クセの無い0マナであるこれはとても使いやすい。またアーティファクトであることも利用できる。当時のスタンダードでは、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyと絡んで、MoMaの加速の一助となった。
また、暗黒の儀式系呪文と同様、マナを増やしつつストームを稼ぐことができるためストームデッキ全般と相性がいい。エターナルやクラシックではアド・ストームやCharbelcherなどで幅広く採用されている。
Lotusを冠するカードの中では唯一のコモンである。そのため、他に0マナでのマナ加速が猿人の指導霊/Simian Spirit Guideしか無いパウパーでも一考に値する。赤系ストームの定番カードだった他、感染や親和でも採用されていた。その後、禁止改訂によってストームが消滅、感染や親和でも採用されなくなったため、The Spyのようなデッキがあるものの環境で見かけることはほぼ無くなっている。
1999年4月1日より、スタンダードで禁止カードに指定される。また、同年10月1日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カード、エクステンデッドとタイプ1.5で禁止カードに指定されるが、2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでは禁止されていない。また、テンペスト・ブロック構築では禁止されていない。
- 元ネタを考えるとフレイバー・テキストは意味深である。なお、トレイリア/Tolariaには黒い水蓮が咲き誇る地があり、謎の魔術師の結社が守っているという根強い噂があった。
「考えてもみてよ」とハナは花びらをなでながらしみじみと言った。「こんなに美しい花が、みにくい物欲を起こさせるなんてね」
- マジック生誕記念プロモとして、エッチング・フォイル版が存在する[1]。フレイバー・テキストはマジック:ザ・ギャザリングというゲームのメタファーのようになっている(日本語訳は私訳)。
Three decades since blooming, it remains a thing of beauty.
開花より30年の時を経ても、それは美しいものであり続ける。
脚注
- ↑ A Magical Birthday Celebration/マジック生誕記念プロモ(magic.gg 2023年8月3日)
参考
- The Top 50 Artifacts of All Time第16位(WotC、文:Zvi Mowshowitz、英語)
- 0マナカード
- マナ能力を持つアーティファクト・カード(機能別カードリスト)
- カード個別評価:テンペスト - コモン
- カード個別評価:Tempest Remastered - アンコモン
- From the Vault:Exiled
- Kaladesh Inventions