悪意の魔神/Archfiend of Spite
提供:MTG Wiki
Archfiend of Spite / 悪意の魔神 (5)(黒)(黒)
クリーチャー — デーモン(Demon)
クリーチャー — デーモン(Demon)
飛行
対戦相手がコントロールしている発生源が悪意の魔神にダメージを与えるたび、その発生源のコントローラーは、その点数に等しい数のパーマネントを生け贄に捧げないかぎり、それに等しい点数のライフを失う。
マッドネス(3)(黒)(黒)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。そうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
自身にダメージを与えたプレイヤーに対して、パーマネントかライフを捧げさせるデーモン。マッドネスも持つ。
ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorを彷彿とさせる強烈な能力だが、パーマネントだけでなくライフという選択肢も追加されている。パーマネント責めが有効でなくなったときにライフを削れるようになったという捉え方もできるが、パーマネントを温存するためにライフを選ぶという逃げ道を与えてしまっているという側面もあり、一概に優劣はつけがたい。
とはいえど、戦闘を圧倒的に有利にできるうえに火力への強烈な耐性となる能力であることには変わりなく、単体で戦線を制圧しうるほどの強力なフライヤーである。忘れがちだがマッドネスも持っており、上手に使えばインスタント・タイミングで奇襲ブロックし、対戦相手に手痛い損失を負わせることも可能。ただし除去耐性自体は持ち合わせておらず、直接的な除去やバウンスには弱いので注意。
- ファイレクシアの抹消者と違って「対戦相手がコントロールしている発生源」と、ダメージの発生源のコントローラーに制限がつけられている。これにより、気兼ねなく全体火力の巻き添えにできるようになったほか、悔恨/Repentance系統の呪文が天敵というほどの脅威ではなくなった。
ルール
- 悪意の魔神の誘発型能力は、それが致死ダメージを受けたとしても誘発する。たとえば、悪意の魔神が7/7のクリーチャーをブロックし戦闘ダメージで死亡したなら、攻撃プレイヤーはパーマネント7つを生け贄に捧げるか、7点のライフを失うことになる。
- 発生源のコントローラーは、パーマネントを生け贄に捧げるか、ライフを失うか、どちらかを選ばなくてはならない。幾つかのパーマネントと何点かのライフに分割することはできない。
- 悪意の魔神が複数のブロック・クリーチャーなどから戦闘ダメージを受けた場合などは、発生源1つごとに能力が誘発するため、コントローラーはそれぞれについてパーマネントを生け贄に捧げるかライフを失うか選ぶ。
- プレイヤーが生け贄に捧げられるパーマネントを十分な数コントロールしていなかったり、伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesなどの効果により生け贄に捧げることができないなら、ライフを失わなければならない。
- プレイヤーは、状況によらずパーマネントを生け贄に捧げないことを選ぶことができる。結果として自分のライフ総量よりも多い点数のライフを失うことになる場合や、白金の帝像/Platinum Emperionの効果によりライフを失うことができなくても、そうしてよい。
- ライフかパーマネントを失うプレイヤーは、悪意の魔神の誘発型能力の解決時にダメージの発生源をコントロールしているプレイヤーである。希に、そのプレイヤーはその発生源がダメージを与えた際にそれをコントロールしていたプレイヤーと同一でない場合がある(あなたである場合も有り得る)。発生源が、それがダメージを与えた際にあった領域になかったなら、それの最後の情報を使ってそれをコントロールしていたプレイヤーを決定する。