天使の嗜み/Angel's Grace
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Angel's Grace / 天使の嗜み (白)
インスタント
インスタント
刹那(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない。)
このターン、あなたはゲームに敗北することはなく、あなたの対戦相手はゲームに勝利することはない。ターン終了時まで、あなたのライフの総量を1点未満に減少させるダメージは、代わりにあなたのライフの総量が1点になるまで減少させる。
白金の天使/Platinum Angelと崇拝/Worshipに似た効果を一時的にもたらすインスタント。刹那を持っているため、対応して火力を撃たれることもなくほぼ確実に1ターン生き延びることができる。
しかし、1ターンしか効果が持続しないため、時間稼ぎとしてはあまりに力不足であり、何かしらの工夫をする必要があるだろう。
第5版以前の「フェイズ終了時にライフが0以下でなければ敗北しない」というルールを利用したコンボなどを、これを足すだけで再現することもできる。ストームドレインや、同時に登場した鏡の大魔術師/Magus of the Mirrorによるライフ交換、未来予知で登場した契約カード、もしくはエルドラージ覚醒の臨死体験/Near-Death Experienceと組み合わせると面白いかもしれない。
エクステンデッドやモダンではむかつきデッキのキーカードである。レガシーでもたまにアド・ストームに入っていることがある。むかつき/Ad Nauseamを唱える前に使うことでライブラリーをすべて手札に加えることが可能になり、コンボパーツを容易にそろえることができる。
- 2マナ以下のインスタント呪文なので、等時の王笏/Isochron Scepterに刻印可能だが、後ろ向きな効果なのでオアリムの詠唱/Orim's Chantの方が良い場合が多いだろう。
- カジュアル向けだが火山の乱暴者/Volcano Hellionで何億だろうが何兆だろうが選べる。モグの偏執狂/Mogg Maniacと組み合わせれば7マナで勝利。
- イラストの女性のポーズが、崇拝/Worshipのイラストの女性と似ている。アーティストも同じMark Zug。
- アン・ゲームならStaying Powerとの組み合わせが極端に強い(この効果が永続する)。Staying Powerを割ることで脱出はできるが、クリーチャーとアーティファクト両方の除去が効く白金の天使よりも対処が難しく、しかも合計で4マナと白金の天使より3マナ軽い。
ルール
- これはダメージの結果を変更する継続的効果であり、ダメージの点数が変わるだけでは無い。例えば絆魂を持つクリーチャーからの戦闘ダメージなら、あなたのライフの減少の量に関係なくコントローラーはクリーチャーのパワー分のライフを得られる。
- ダメージによるライフの減少を変更するだけなので、あなたのライフが0以下の時にダメージを受けたとしても、あなたのライフが1に回復することはない。
- 崇拝/Worshipと同様にライフロスには耐性がないので注意。もう1つの効果のおかげですぐに死ぬことは無いが、効果が終わるクリンナップ・ステップまでにライフを1以上にしないと敗北する。
- Divine Interventionなど、直接引き分けにする効果は防がない。
- パーマネントとならないものであれば、合同勝利/Coalition Victoryのような勝利条件カードの効果も防ぐ事ができる(触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchableはパーマネントとして戦場に出るカードだが、1ターンだけならフェイジの即死効果を止める事ができる)。多くの勝利条件カードはアップキープに能力が誘発するので1ターン耐えられるが、ダークスティールの反応炉/Darksteel Reactorとアン・カードのThe Cheese Stands Aloneは条件を満たせばその場で何度でも能力が誘発するので無限ループに陥ってしまう(ギルティ・スタッフィーも同様)。とはいえ、それらのカードに対し引き分けに持ち込めるのなら万々歳だろう。
関連カード
サイクル
- 天使の嗜み/Angel's Grace
- 計略縛り/Trickbind
- 突然の俗化/Sudden Spoiling
- 捕縛の言葉/Word of Seizing
- 岩石樹の祈り/Stonewood Invocation