変化する影/Shifting Shadow
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Shifting Shadow / 変化する影 (2)(赤)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは速攻と「あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーを破壊する。クリーチャー・カードが公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ公開する。そのカードを戦場に出し、変化する影をそれにつける。その後、これにより公開された他のカードをすべてあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。」を持つ。
つけたクリーチャーを毎ターン変身/Polymorphさせるオーラ。ついでに速攻も与える。
変身/Polymorphが1回使い切りで4マナであったのに対し、こちらは繰り返し使えるうえに速攻を与えるオマケまでついて3マナと、割とお得なコスト設定。ただし繰り返し使えるというのが、せっかくの「当たり」が次のターンにまた変身してしまう欠点の側面にもなっている。
単純に使っただけではアドバンテージが得られないので、活用するには何らかのシナジーが前提になる。例えば以下のような使い方が考えられる。
- クリーチャーが戦場に出る/死亡することを生かす、ナイトメア・サバイバル・出産の殻・アリストクラッツのような戦略に組み込む。
- 破壊不能を持つクリーチャーや、頑強や不朽などの復活系能力を持つクリーチャーを使って、アドバンテージに繋げる。
- 不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowedやダークスティールの板金鎧/Darksteel Plateなどと組み合わせればちょっとしたコンボに。
- 統率者戦なら、死亡してもアドバンテージ損にならない統率者を最初に変身させるのも手。
- 狙ったファッティをサーチする、エルドラージ変身戦略で用いる。
- せっかく持ってきたファッティが再変身しないよう、破壊不能を持つ無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyreやプロテクション(すべて)を持つ大祖始/Progenitusを持ってきたり、あるいはギックスのかぎ爪/Claws of Gixなどでこれを処分してしまうなどの対策も忘れずに。
ただし現実問題として、上記のようなスパイク(ガチ)な使用法では「最初の誘発が唱えた次のターン」「以降1ターンに1回」という全体的な悠長さがネックになりやすく、結局既存のカードのほうが使いやすいという結論になりがち。収録されている統率者2017らしく、いろいろなファッティが次々出てくる運ゲーを楽しんだり、対戦相手のクリーチャーをひっかき回したりと言った、カジュアルプレイの盛り上げ役のほうが輝くカードかもしれない。
- 速攻を与える能力があるため変身/Polymorphより一手早く攻撃できるように見えるが、実際変身したクリーチャーが攻撃できるのは「唱えた時点から見て次のターン」であるため変わらない。
- 従来の変身のバリエーションが、使用後にはライブラリー全体を切り直すのに対し、このカードは公開されたカードだけを無作為化してライブラリーの一番下に送る。ハイランダーである統率者戦では「これで公開されたカードは(別の手段で再び切り直されない限り)もう出てこない」という情報を対戦相手に与えることになる点に注意。
ルール
- クリーチャー・カードが公開されなかった場合、ライブラリーをすべて公開した上で無作為化する(実質的にライブラリー全体を切り直すようなものだが、キーワード処理の「切り直す」を実行したことにはならない)。これは何にもつけられていない状態になり、状況起因処理によってオーナーの墓地に置かれる。
- 戦場に出たクリーチャーがプロテクション(赤)を持つなどの理由でこれをつけることができない場合も、状況起因処理によって墓地に置かれる。
- エンチャントされているクリーチャーが破壊されない場合、そのクリーチャーは戦場に残ったままになる。その場合でもライブラリーから新しいクリーチャーを出してこれをつける。