ロークスワインの宮廷/Court of Locthwain
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エンチャント
ロークスワインの宮廷が戦場に出たとき、あなたが統治者になる。
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそれをプレイしてもよく、それを唱えるために任意のタイプのマナを支払ってもよい。あなたが統治者なら、ターン終了時まで、ロークスワインの宮廷によって追放されているカードの中から呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
あなたを統治者に据える黒の宮廷。アップキープごとに対戦相手1人のライブラリーの一番上を奪い、あなたが統治者ならターン中はそのうち1つのコストを踏み倒せる。
奪えるのは原則として1ターンに1枚。シングルトンかつ100枚デッキの統率者戦において、狙ったカードを奪える確率は相当に低い。ライブラリーの一番上へのサーチを行った直後を狙おうにも、誘発タイミングの都合上、これが見えている時に重要なカードをライブラリーの一番上に置いてくれる対戦相手はあまりいないだろう。少なくともこちらに有効になるカードを置くような相手は、余程油断しているか賭けに出るしか無いレベルに追い詰められたプレイヤーぐらいのもの。逆に占術や諜報によるライブラリー操作を牽制する効果もあるが、それだけの為に4マナとカード1枚を使うのは少々躊躇われる。
ということで、「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」で勝ち筋が自分と合致する相手から適当に奪っていき、上手いこと有効札が捲れた場合にプレイしていくのが基本運用。土地もプレイできるので完全に無駄になることはまず無いし、統治者を維持できればテンポ・アドバンテージについては獲得するのも難しくない。追放領域からカードをプレイすることで誘発する能力と併用出来れば更に盤石。この手の対戦相手のライブラリーから奪うカードの例に漏れず、使用したカードは最終的に対戦相手の墓地に落ちることになるため、墓地利用を可能とする相手やフラッシュバックを持つ呪文などについては、唱えずに追放されたままにしておくプレイングも有効。
ルール
- 基本的なルールは豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury#ルールおよびマナ・コストを支払うことなく唱えるを参照。
- 統治者である場合にマナ・コストを支払うことなく唱えられるのは、このターンに追放したカードに限らない。
- 統治者である場合、能力が解決した時点ではどの呪文をマナ・コストを支払うことなく唱えるかは選ばない(支払いを1回免除できる「権利」を得ると考えればわかりやすい)。
- ルール・テキスト中の「ロークスワインの宮廷」とはこのオブジェクト自身を指す。他の同名カードによって追放されたカードや、一度戦場を離れたロークスワインの宮廷が改めて戦場に出た場合、以前の宮廷に追放されたカードのマナ・コストの支払いは免除できない(CR:201.5)。
関連カード
サイクル
エルドレインの森統率者デッキの宮廷サイクル。ダブルシンボルのエンチャントで、あなたを統治者にするETB能力と、あなたが統治者であるなら効果が強化される、あなたのアップキープの開始時に誘発する誘発型能力を持つ。いずれもブースターパック限定カードのレア。
- アーデンベイルの宮廷/Court of Ardenvale
- ヴァントレスの宮廷/Court of Vantress
- ロークスワインの宮廷/Court of Locthwain
- エンバレスの宮廷/Court of Embereth
- ギャレンブリグの宮廷/Court of Garenbrig