ルアゴイフ/Lhurgoyf
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クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
ルアゴイフのパワーはすべての墓地にあるクリーチャー・カードの数に等しく、そのタフネスはその数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*すべての墓地のクリーチャー・カードの数のパワーとそれ+1のタフネスをもつクリーチャー。アーナム・ジン/Erhnam Djinnなどを考えると4/5以上になれば結構なコスト・パフォーマンスになり、ゲーム終盤では2桁サイズになることも珍しくない。
出した後も墓地にクリーチャーが送られるたびに成長していくので、一種の吸血能力のようにも振舞う。4マナというのもウィニーのマナカーブにギリギリ投入可能なラインであり、よく息切れしてきたタイミングで降臨していた。
問題は回避能力も除去耐性も持たない、準バニラな点。ファッティになれるだけでフィニッシャーを任せるには幾分隙があると言わざるを得ない。マナ加速を併用した高速召喚の意味がほぼ無いのも、緑にとってはやや勿体無いが、ツボに嵌って相手を蹂躙していく爆発力があるのもまた事実である。
スタンダードでは、アーニーゲドン・ステロイド・セニョールストンピィ・5CGなど緑絡みのデッキに幅広く採用されていた。
- エンチャント先にルアゴイフと同様の修整を与えるオーラとして外骨格の鎧/Exoskeletal Armorとその派生カードがある。
- 第8版収録の際、Pete Venters氏による新規イラストを獲得。また、初出のアイスエイジからデッキマスターズ版までのイラストも同氏によるものである。同じアーティストが同じカードの新規イラストを手掛けた、数少ない例の一つである。
- Pete Venters氏の作品が大集合したアンヒンジドのDrawn Together。これのイラスト左側にて、同氏が数多く手掛けた他のクリーチャー達と一緒に仲良く共演している。
関連カード
- サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter
- ハンス・エリクソン/Hans Eriksson
- "Ach! Hans, Run!"
- サイズが墓地のカード枚数を参照する同系統クリーチャー亜種はルアゴイフの項を参照。
フレイバー・テキスト
フレイバー・テキストが有名。
しまった!逃げろ、ハンス!ルアゴイフだ!― サッフィー・エリクスドッターの最期の言葉
なお、「サッフィー・エリクスドッター」は女性の名前であり、したがって言葉遣いが適切でない誤訳であることも有名である。この台詞をそのままカード名にしたアンヒンジドの"Ach! Hans, Run!"の準公式訳は「ああ! ハンス、逃げて!」と女性風になっている。
統率者の構築済みデッキの一つである貪食と増強/Devour for Powerに収録された際、女性風の言葉遣いに変更されている。
「ああ! ハンス、逃げて! ルアゴイフよ!」― サッフィー・エリクスドッターの最期の言葉
モダンホライゾン3統率者デッキの構築済みデッキの一つである猛進の墓地/Graveyard Overdriveに再録された際に若干変更された。第一声が「しまった!」に戻されている。
「しまった! 逃げて、ハンス! ルアゴイフよ!」― サッフィー・エリクスドッターの最期の言葉
参考
- 逃げるハンス(Peak Magic)
- ルアゴイフ(クリーチャー・タイプ)
- The Monsters of Magic
- カード個別評価:アイスエイジ - レア
- カード個別評価:第8版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア