ゴルガリ・アドベンチャー

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ゴルガリ・アドベンチャー(Golgari Adventures)は、出来事を持つカード（当事者カード）を中心とする黒緑デッキで、出来事デッキの一種。エルドレインの王権参入後のスタンダードに存在する。

概要

エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeperの存在下で穢れ沼の騎士/Foulmire Knight、残忍な騎士/Murderous Rider、恋煩いの野獣/Lovestruck Beastなどの当事者カードを連打し、手札を補充しながら戦う。

登場当初は幸運のクローバー/Lucky Cloverまで採用した出来事シナジー重視型が模索されていたが、Piotr Głogowskiがマジック・プロリーグ19でグッドスタッフに寄せたタイプを使用し^[1]ディビジョン優勝を果たしたことで、そちらが主流となった。それからしばらくは出来事デッキの中心的存在であったが、環境全体で見ると極めて強力なゴロス・ランプや食物デッキに水をあけられる状態が続いていた。死者の原野/Field of the Dead、王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsが立て続けに禁止カードに指定されたことでライバルは消滅したものの、このデッキ自身もむかしむかし/Once Upon a Timeと夏の帳/Veil of Summerが禁止されたことで弱体化し、やがて衰退していった。

約1年後、ローテーションと、それに続く自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathの禁止を経て再び環境に姿を現すようになるも、同時に復権したグルール・アドベンチャーの影に隠れ、定着には至らなかった。

サンプルリスト

初期型

• 備考
  • ミシックチャンピオンシップリッチモンド19 ベスト8（参考/参考）
  • 使用者：Eli Kassis
• フォーマット
  • スタンダード（ラヴニカのギルド＋ラヴニカの献身＋灯争大戦＋基本セット2020＋エルドレインの王権）

• 初期（死者の原野/Field of the Dead禁止後）のリスト。
• 食物デッキを筆頭とする緑中心の環境であるため、害悪な掌握/Noxious Graspがメインデッキから採用されている。また、虐殺少女/Massacre Girlや戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde Generalがメインデッキから厚めに取られているなど、長期戦を見据えた構成となっている。

むかしむかし禁止後

• 備考
  • ミシックチャンピオンシップロングビーチ19冬 ベスト8（参考/参考）
  • 使用者：Chris Kvartek
• フォーマット
  • スタンダード（ラヴニカのギルド＋ラヴニカの献身＋灯争大戦＋基本セット2020＋エルドレインの王権）

• むかしむかし/Once Upon a Timeなどの禁止後のリスト。朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaurの採用が特徴的。

ゼンディカーの夜明け後

• 備考
  • 日本選手権20秋 ベスト8（参考）
  • 使用者：米谷優輝
• フォーマット
  • スタンダード（エルドレインの王権＋テーロス還魂記＋イコリア：巨獣の棲処＋基本セット2021＋ゼンディカーの夜明け）

• ローテーションと、それに続く自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathや創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationなどの禁止後のリスト。

脚注

1. ↑ Eldraine Split Sapphire Division Decklists（Competitive Gaming 2019年9月30日）

参考

• 出来事 (デッキ)
• デッキ集