ギトラグ/The Gitrog
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ギトラグ/The Gitrogはイニストラードを覆う影ブロック初出のキャラクター。カードとしてはイニストラードを覆う影のギトラグの怪物/The Gitrog Monsterが初出。
解説
イニストラード/Innistradのネファリア/Nephaliaの高地、ガヴォニー/Gavonyとの州境近くのザヴァ湖/Lake Zhavaに棲むと噂される怪物(イラスト)。長く伸びる舌を持ち、羊や人間を食べる獰猛な捕食者。ザヴァ湖で生活する人間たちは、自分たちを守るためにそれに生け贄を捧げているという。
カルト教団「グロルナクの落とし子/The Spawn of Grolnok」はギトラグの卵とされるものを入手し、グロルナク/Grolnokという巨大カエルを誕生させている。
- プレビューされる前から公式サイトの次元/Plane紹介のイニストラード/Innistradの項目[1]で、アヴァシン/Avacynやグリセルブランド/Griselbrandといった主要キャラクターに混じってギトラグ蛙/The Gitrog Toadとして紹介されており一体何者なのか一部で話題を呼んでいた。
経歴
贄/Sacrifice
ザヴァ湖近くの村に住むミア/Miaは、村人が口々に噂するギトラグの怪物を否定しながら、姿を消していく羊に不安を覚えていた。ある夜、彼女は牧場への襲撃に感づき、襲撃者を追うと、村人がザヴァ湖へ船を出し自分の羊をギトラグの生け贄として湖に沈めているのを目の当たりにしてしまう。ギトラグの食欲から自分たちを守るために必要なことだと信じる村人と、居もしない怪物を恐れる人々に怒るミアとの口論は平行線を辿るが、本当に怪物がいるなら見せてみろというミアの言葉に応えるかのように彼らの前に巨大な蛙の怪物が現れる。村人が次々と怪物に食われる中、幼馴染のウィルバー/Wilburとともに命からがら岸まで逃げたミアだが、その前に現れた怪物の感情のない捕食者の瞳に狂気に陥ってしまう。彼女はウィルバーをギトラグに捧げ、新たなギトラグの信奉者となったのだった。
異界月
エムラクール/Emrakulの存在はギトラグにも影響を与え、自然界の生物とは思えない恐ろしい姿に変えた[2]。
機械兵団の進軍
不味いファイレクシア人達が侵略してきたことにより、ギトラグはザヴァ湖を離れることを決めた。辿り着いたスレイベン/Thrabenでは、聖戦士/Cathar部隊の最後の生き残りであるサリア/Thaliaがファイレクシアの軍勢に圧倒されそうになっていた。ギトラグは彼女を助け自らの背に乗せた……新たな食糧の供給係になると考えたからだ。
登場
登場カード
- ギトラグの怪物/The Gitrog Monster
- サリアとギトラグの怪物/Thalia and The Gitrog Monster
- 貪欲な乗りもの、ギトラグ/The Gitrog, Ravenous Ride
- ザヴァの恐怖、ギトラグ/Gitrog, Horror of Zhava(Arena限定カード)
イラストに登場
登場作品・登場記事
- Sacrifice/贄(Magic Story 2016年3月23日 Michael Yichao著)
- The Legendary Team-Ups of March of the Machine/『機械兵団の進軍』の伝説のチームたち(Daily MTG - Feature 2023年4月13日 Emily Teng著)
脚注
- ↑ INNISTRAD/イニストラード(マジック米国公式サイト)
- ↑ The Art of Magic: the Gathering Innistrad p212
- ↑ The Art of Magic: the Gathering Innistrad p233