エレボスの鞭/Whip of Erebos
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伝説のエンチャント アーティファクト
あなたがコントロールするクリーチャーは絆魂を持つ。
(2)(黒)(黒),(T):あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。それが戦場を離れるなら、それを他のいずれかの領域に置く代わりに追放する。起動はソーサリーとしてのみ行う。
黒の伝説のアーティファクト・エンチャント。自軍全体に絆魂を付与する常在型能力と、墓地のクリーチャーをリアニメイトする起動型能力を持つ。
リアニメイト能力の起動コストは少々重いものの、繰り返し使える釣竿はやはり強力。まず思いつくのはリアニメイトデッキでの運用であるが、絆魂付与能力だけでも強力であり、単純に中堅クリーチャーを歩く火力のごとく突撃させるだけでも多大なライフ・アドバンテージを稼ぐことができるので、ミッドレンジやクリーチャーの多いコントロールデッキの息切れ防止手段として数枚挿しておくのも十分有用。無論ETB能力を持ったクリーチャーをリアニメイトして、より積極的にアドバンテージを稼ぐのも良い。ただし追放されてしまうので再利用が難しい点には注意。
スタンダードでは黒系のミッドレンジデッキ(黒単信心とオルゾフミッドレンジ)で採用されることがある。幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Councilや霊異種/Aetherlingのような自身を一時的に追放するクリーチャーとも強いシナジーがあり、これらと併用されることも多い。リアニメイトを主戦力としたデッキだと漁る軟泥/Scavenging Oozeや安らかなる眠り/Rest in Peace、盲従/Blind Obedienceなどがやっかいな天敵である。タルキール覇王譚参入後は、各種のリアニメイトデッキがメタゲーム上に存在し、それらの重要パーツとして採用率が増加している。
- リアニメイト能力はかつて登場したキーワード能力、蘇生と同様の挙動を行う。ルールについても類似点は多い。詳細は蘇生の項を参照のこと。
- テーロスエントリーセット「闇への献身/Devotion to Darkness」、運命再編 対戦キットと立て続けに2つの構築済みデッキに収録された。そのうち運命再編では新規イラストでの収録となった[1]。
関連カード
サイクル
テーロスの伝説のアーティファクト・エンチャントのサイクル。いずれも有色アーティファクトで、常在型能力または誘発型能力と、起動型能力(タップ能力)を持つ。それぞれがテーロス/Therosの5柱の神々の持ち物。
- ヘリオッドの槍/Spear of Heliod (太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun)
- タッサの二叉槍/Bident of Thassa (海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea)
- エレボスの鞭/Whip of Erebos (死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead)
- パーフォロスの槌/Hammer of Purphoros (鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge)
- ナイレアの弓/Bow of Nylea (狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt)
ストーリー
死者の神、エレボス/Erebosの持ち物。名はマスティクス/Mastix。死者をエレボスの領域に引き込む力を持つとされる[2]。
脚注
- ↑ Fate Reforged Clash Pack/『運命再編』対戦キット(Arcana 2015年1月6日 Blake Rasmussen著)
- ↑ Planeswalker's Guide to Theros, Part 1/プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その1(Feature Article 2013年8月21日 The Magic Creative Team著)
参考
- Cool Whip/飴と鞭(Daily MTG、ReConstructed、2013年9月9日、文:Gavin Verhey、訳:三輪祐介)
- リアニメイトカード
- カード個別評価:テーロス - レア