苗木
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苗木/Saprolingとは、クリーチャー・タイプの1つ。
伝説のクリーチャー — ツリーフォーク(Treefolk)
(2)(緑):緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。
苗木を1体生け贄に捧げる:苗木クリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
伝説のクリーチャー — 苗木(Saproling)
トランプル
あなたがコントロールしている苗木(Saproling)がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、その点数に等しい数の緑の1/1の苗木クリーチャー・トークンを生成する。
概要
初出はフォールン・エンパイアでサリッド/Thallidなどから出るクリーチャー・トークン。テンペストの新緑の魔力/Verdant Forceが生み出すトークンとして再登場し、インベイジョン・ブロックまで生成するカードがたびたび登場した。オデッセイ・ブロック以降はリスや昆虫に役目を奪われていたが、ラヴニカ・ブロックでセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveのテーマとして再び登場。その後も緑の小型トークンとして定期的に登場している。ドミナリアではファンガスと共にタイプ的カードが多数登場した。ファウンデーションズ・ジャンプスタートでは芽生えの王、シュルーファス/Shroofus Sproutsireとして初のカード化。
伝説の苗木は芽生えの王、シュルーファスのみ。
苗木・トークンははじける子嚢/Saproling Burstから出るトークン以外は共通して緑の1/1バニラ。また、荒廃蒔きのサリッド/Blightsower Thallidが生成するもの以外は他のクリーチャー・タイプを持たない。
ファンガスやツリーフォークなどと繋がりが深い。ロードは古木のヴァーデロス/Verdeloth the Ancientとセロン教の隠遁者/Thelonite Hermit、胞子冠サリッド/Sporecrown Thallid。Elvish Farmerや木立ちの守護者ネマタ/Nemata, Grove Guardianなど、苗木を生け贄に捧げる事をコストとする起動型能力を持つものが多い。苗木と森を互いに同じ土地・クリーチャーに変える生命と枝/Life and Limbという変り種もある。執念深い群衆/Vindictive Mobは苗木にはブロックされない能力を持つ。
- 苗木に変化させるカードは前述の生命と枝がある。
- 一度に大量に出現させる事ができるカードが多く、コンボパーツとして利用されることも多い。
トークン・カード画像
- Player Rewards tokens(Arcana 2002年5月27日) - プレイヤー褒賞プログラムプロモで配布されたインベイジョン風トークン
- Time Spiral Token Art #1Arcana 2006年9月11日) - Magic Online、時のらせん
- Tenth Edition Token Art(Arcana 2007年9月13日) - 第10版
- More Shards of Alara Tokens(Arcana 2008年10月1日) - アラーラの断片
- Tokens(Arcana 2012年7月26日) - 基本セット2013
- Tokens(Arcana 2012年9月18日) - ラヴニカへの回帰
- The Tokens of Rivals of Ixalan(News 2018年1月4日) - イクサランの相克
- 『ドミナリア』のトークン(Card Preview 2018年4月12日) - ドミナリア
ストーリー
サリッド/Thallid (ストーリー)のページを参照。
"saproling"は"sapr(o)-"(「腐敗した」)、"-ling"(「~に属する人・生き物」)を組にした造語。「苗木」とはかなり悩み抜いた訳であろう。ただし、「苗」を意味する"sapling"と勘違いしたという説もある。イラストから推測するに、勘違い説の可能性は高そうである。
- Magic Onlineで使われているトークンやプレイヤー褒賞プログラムプロモのイラストは、どうみても苗木という可愛らしいものではなく、グロテスクな怪物である。一部のカードで使われている「菌獣」という訳語のほうがしっくりくる。
- 一方、ラヴニカ:ギルドの都でセレズニアが使う苗木は煌く水晶体を包んだ動き回る植物で、こちらは「苗木」という訳がピッタリくる。(Ravnica Style Guide: Saprolings)