復讐の亜神/Demigod of Revenge
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クリーチャー — スピリット(Spirit) アバター(Avatar)
あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたの墓地にある名前が《復讐の亜神/Demigod of Revenge》であるすべてのカードを戦場に戻す。
飛行、速攻
シャドウムーアの亜神サイクルの黒赤版。唱えた時に、自分と同じ名前のカードを墓地から戦場に戻すという、ちょっと変わったリアニメイト能力を持つ。たとえいくら倒されたとしても、1体唱えられれば元通り。戦場に今まで倒された復讐の亜神がズラリと並ぶことになる。文字通り復讐しに戻ってくるというイメージだろうか。
クウィンタプルシンボルとは言え5マナパワー5に飛行・速攻とコスト・パフォーマンスは高く、リアニメイト能力は関係無しにこれ1枚をただ戦場に出すだけでも十分強い。そのうえ墓地に同名のカードがあれば、それらも同時に攻撃に加わってくる。2枚目を引けていれば一般的な除去は全く怖くないし、生き埋め/Buried Aliveなどで墓地に3枚送り込んだ後、残りの1枚で20点ダメージというコンボも考えられる。
能力の性質上、デッキに入れるならほぼ4積みされる。スタンダードでの赤単スライの隆盛を支えたカードであり、さらにエクステンデッドでは赤の一時的なマナ加速からこのクリーチャーを高速で展開するデミゴッド・ストンピィというデッキの主力アタッカーとして、また獣相のシャーマン/Fauna Shamanとのシナジーを活かしたジャンドで活躍している。
- 亜神サイクルの中でもっとも使われている1枚で、同サイクルの名前にもなっている。
- 名前を「復讐の亜神」にすれば、アンヒンジドの_____も戦場に戻すことができる。
- シャドウムーアのプレリリース・トーナメントの参加賞として、これのプレリリース・カードが配布された。
ルール
これを唱えるだけで能力が誘発するので、唱えられたこのカードが打ち消されたとしても、誘発した能力自体を打ち消さない限り、コントローラーの墓地からすべての復讐の亜神が戦場に戻る結果となる。
- このカードを取り消し/Cancelなどで打ち消そうとする場合、手順に注意。これが唱えられ、その能力が誘発してスタックに乗った後、リアニメイト能力の解決を待たずに唱えられた復讐の亜神を打ち消すと、「戦場に戻す」能力がスタックに乗ったままその復讐の亜神が墓地に置かれ、そして誘発した自身の能力で戦場に戻ってきてしまう。
- 「戦場に戻す」能力が誘発しスタックに積まれたら、いったんその能力が解決されるまで待ち、解決された後で改めて唱えられた復讐の亜神を打ち消せば、こういった事態を防ぐことができる。実際のカードを使ったゲームでは、良い意味でルールに対して厳密でないと言えるため、お互いの意図を汲んだプレイができるが、Magic Onlineではそういった事が通用しないため、このミスがあちこちで見られた。
- 唱えられていなければ能力は誘発しない。ゆえに一般的なリアニメイトなどで戦場に出しても能力は誘発しない。
関連カード
サイクル
シャドウムーアの亜神サイクル。各友好色のレアに存在する、混成マナ5マナのスピリット・アバター・クリーチャー。いずれのカード名も「神に近い存在」を意味する語を含む。
- 畏敬の神格/Godhead of Awe
- 遁走の恐君主/Ghastlord of Fugue
- 復讐の亜神/Demigod of Revenge
- 災難の大神/Deus of Calamity
- 薄暮の大霊/Oversoul of Dusk
イーブンタイドの亜神サイクル。各対抗色のレアに存在する、混成マナ5マナのスピリット・アバター・クリーチャー。いずれのカード名も「神に近い存在」を意味する語を含む。
- 名誉の御身/Divinity of Pride
- 忠義の天主/Dominus of Fealty
- 傷痕の神性/Deity of Scars
- 戦争の貴神/Nobilis of War
- 神話の超者/Overbeing of Myth