墓石の階段/Tombstone Stairwell

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

Tombstone Stairwell / 墓石の階段 (2)(黒)(黒)
ワールド・エンチャント

累加アップキープ(1)(黒)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
各ターンのアップキープの開始時に、墓石の階段が戦場に出ている場合、各プレイヤーは自分の墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、《屍鬼/Tombspawn》という名前の、速攻を持つ黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体、それぞれのコントロール下で生成する。
各終了ステップの開始時と、墓石の階段が戦場を離れたとき、それによって生成されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。


ワールドの中でもトップクラスのエンチャント。よくトーナメントシーンでも見かけられた。

重い累加アップキープがあるため数ターンしか維持できないし、事前の準備も必要であるが、大量のクリーチャートークンを出し続けることができる。全体除去に強いこともあり、単純に黒ウィニーに入れておくだけでも結構強い。

毎ターン(対戦相手のターンでも)トークンが生成されるため、特にゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment狂気の祭壇/Altar of Dementiaとの相性がいい。自分の墓地にクリーチャー・カードが5枚あったとして、生まれるトークンを全て破壊される直前に生け贄に捧げていくとすると、2回目の累加アップキープコスト支払うまでに20点ダメージライブラリー40枚削りとなりゲーム終了も十分あり得る。

対戦相手にもトークンが出てきてしまうが、対戦相手の墓地を掃除しておくか、ノンクリーチャーないしクリーチャーが少ないデッキ相手に使うなどの工夫をすれば問題ない。

同型デッキかメタデッキにでも当たらない限り、対戦相手が恒久的なクリーチャーの生け贄等の利用手段を都合よく用意している事はまずないので、対戦相手はトークンを得ても攻撃くらいしかすることがない。デッキの構成からしてこちらのトークンの方が多いことがほとんどなので、攻撃してきたらこちらのトークンでブロックすればよい。ただし墓地のクリーチャー・カードの数によっては立場が全く逆転することもあるので、使うタイミングには注意。

  • 香港型」と呼ばれる97年のAPACを制した黒ウィニーは、これとKrovikan Horrorを用いたデッキだった。
    • 30体近いクリーチャーを含むこのデッキは、対戦相手の墓地よりも自分の墓地の方が肥えている場合が多いため、容易にゾンビ・トークンを増殖させることが可能であり、そのため当時の日本で大流行していたカウンターポストとの相性は抜群、APAC優勝を達成している。
  • を混ぜるなら、同ブロック血の歌/Song of Bloodとの強烈なシナジーもオススメ。大量のゾンビ・トークンを瞬殺クラスに強化できるばかりでなく、クリーチャーを減らさずに墓地が肥えるため次のターンにはさらにこちらのクリーチャーが増える。
  • このカードが使われていた頃は墓地利用系のカードはそれほど多くなかったため、今に比べると墓地の管理がアバウトなプレイヤーが多かった。このカードを使う人でも、出現するトークンとして墓地のクリーチャー・カードを裏返しにして戦場に並べる、などということを渋谷DCIジャパントーナメントセンターでの認定トーナメントですら普通にやっていた。
    • 直後に墓地利用そのものをテーマにしたウェザーライトが登場して、プレイヤーもジャッジもみんな墓地に気を使う様になった。
  • このカードを使うプレイヤーは当然かなりの枚数のトークンを最初から用意することになるが、できたら対戦相手の分のトークンも用意しておいてあげよう。突然大量のトークンを出す必要に迫られても相手が困ってしまう。
  • 最後の能力は、印刷時には「埋葬する」だった。第6版で埋葬が廃止されたことにより「破壊する。それらは再生できない」に変更された。

関連カード

サイクル

ミラージュワールド・エンチャント

参考

QR Code.gif