土地・エンチャント
提供:MTG Wiki
土地・エンチャント/Enchantment Landは、土地であり、かつエンチャントでもあるオブジェクト。
目次 |
概要
エンチャント 土地 — (Urza’s) 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― ウルザの物語は「(T):(◇)を加える。」を得る。
II ― ウルザの物語は「(2),(T):『このクリーチャーは、あなたがコントロールしているアーティファクト1つにつき+1/+1の修整を受ける。』を持つ無色の0/0の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。」を得る。
III ― あなたのライブラリーからマナ・コストが(0)か(1)のアーティファクト・カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
エンチャント 土地
呪禁
ヴァルガヴォスの棲み処はタップ状態で戦場に出る。これが戦場に出るに際し、色1色を選ぶ。
(T):その選ばれた色のマナ1点を加える。
初出はR&D Playtest cardsのEnchanted Prairie (playtest)で、構築では使用できないジョークカードだった。これはかつてアーティファクト・土地が親和デッキを大暴れさせてしまった過去があったため、通常のマジックで登場する可能性が限りなく低いと見なされていたからである。モダンホライゾン2にてウルザの物語/Urza's Sagaが遂に通常のマジックとして初登場したが、ここに至るまでにも後述のとおり紆余曲折があった(→#開発秘話)。
- クリーチャー・エンチャントやアーティファクト・エンチャントとは異なり、カード枠は通常の土地のものと同じである(カード画像)。
- 英語表記ではEnchantment Landとエンチャントの方が先だが、日本語版ではエンチャント(土地)と混同を避けるためかクリーチャー・エンチャント同様、土地・エンチャントの順になっている。
ルール
開発秘話
エンチャントをテーマにしたテーロス・ブロックでは、デザイン・チームは「土地・エンチャント」に手を着けるのはアーティファクト・土地の「二番煎じ」になる[1]うえ、「火遊びのようなもの」だと判っていたため、一度たりともデザインしようとはしなかったという[2]。
神々の軍勢のデベロップ・チームはこれについて少し話をしたが、結局それが弱すぎるか、ブロック後半の面白さを奪ってしまうかのどちらかになるだろうとの認識であった[3]。
テーロス還魂記でも話し合いが行われたが、星座との組み合わせが強力すぎるとして再び断念している。ただし「エンチャント関連」テーマがないセットでなら、いつか作るかもしれない、と付け加えていた[4]。
この予告通り、「エンチャント関連」テーマのないモダンホライゾン2にて遂にウルザの物語/Urza's Sagaが作られた。ただ、メカニズムというよりも土地タイプ「ウルザの/Urza's」とエンチャント・タイプ「英雄譚/Saga」を組み合わせて「ウルザズ・サーガ/Urza's Saga」を作るという言葉遊びのためであった。
その後、違和感など「エンチャント関連」テーマのあるダスクモーン:戦慄の館にて2枚目となるヴァルガヴォスの棲み処/Valgavoth's Lairが作られた。こちらは純粋にマナ基盤として使えるデザインであるが、マナ基盤としての性能は未知なる安息地/Uncharted Havenなどリミテッド向けコモンレベルに抑えられており、複数のカード・タイプを併せ持つ土地のパワーが引き続き警戒されていることが伺える。
脚注
- ↑ きらきら星(Making Magic 2014年4月28日)
- ↑ 2つのホントと1つのウソ(Making Magic 2014年6月2日)
- ↑ 一問一答の軍勢(Latest Developments 2014年2月7日)
- ↑ さらなるこぼれ話:『テーロス還魂記』(Making Magic 2020年2月3日)