クラークのもう一本の親指/Krark's Other Thumb

提供:MTG Wiki

2024年11月22日 (金) 17:38時点における14.101.46.231 (トーク) - whois による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

Krark's Other Thumb / クラークのもう一本の親指 (2)
伝説のアーティファクト

あなたがサイコロを1個振るなら、代わりにそのサイコロを2個振り、その出目の1個を無視する。


クラークの親指/Krark's Thumbのパロディにしてリメイクコイン投げではなく、Unstableらしくサイコロに干渉する。

本家と比較して、表か裏かの二択であるコイン投げに比べ、ダイスは2個振っても狙った出目が出てくれない可能性が高くなっている。またUnstableにはこれ以外にもサイコロの出目などに介入できるカードがちらほら存在するため、珍しさや突飛さの面でも多少色あせている感が否めない。

とはいえ、組み合わせる意義があるカードが多数共存しているという一点において、本家とは比べ物にならないほど恵まれている。ある程度自由に出目を選択できることから、特に出目の差を参照するからくりとの相性がよい。

  • 後に黒枠でもサイコロを追加で振れるピクシーの案内人/Pixie Guideバーバリアン・クラス/Barbarian Classが登場した。ただしそれらは必ず一番低い出目を無視しなければならないため、Goblin Tutorなどであえて低い出目を使用したい場合はこちらが役立つ。
    • また、2個以上のサイコロを同時に振る場合、黒枠の類似カードでは元の数+1個を一度に振るという相違点がある。こちらの挙動は下記のルールを参照のこと。

ルール

  • 無視されたダイスは、他のカードから見ても振られていないものとして扱う。運良く/As Luck Would Have Itなどは無視されたダイスの結果を数えない。
  • 一度に複数のダイスを振る場合、それぞれについてダイスを2個振っていずれか一方を無視する。
    • 例えば「2個のダイスを振る」とある場合、「4個のダイスを振ってそのうち好きな2個を選ぶ」のではなく、「ダイスAに対応する2個と、ダイスBに対応する2個を振り、それぞれから1個ずつ選ぶ」。
    • 色違いのダイスを複数用意しておいて区別できるようにするか、1個ぶんずつ分けて処理をするのが望ましい。
  • 前述した黒枠の類似カードと同時にコントロールしている場合、先にそちらの置換効果で振るダイスの数を1個増やしてから、それぞれについて2個振って一方を無視し、最後に残った中から一番低い出目を無視する[1]。「サイコロを1個振る」は「1個以上のサイコロを振る」の一部に含まれるため(CR:616.1g)だろう。
  • 6面ダイスに限っていないので、次元ダイス4面20面のダイスを振る際にも効果を発揮する。
  • 当然ながら、コイン投げのコインの代用や、無作為に選択する際の手段としてダイスを使う際は、これの影響を受けない。

ストーリー

賭けに負け、切り落とされたクラーク/Krarkのもう一本の親指が、どういうわけだかバブロヴィア/Babloviaに流れ着いてしまった。

アン元宇宙/Un-iverseの物品や物語は黒枠世界とは基本的に無関係なのだが、親指なしのクラーク/Krark, the Thumblessの登場により、この親指は黒枠世界の本人のものであり、フレイバー・テキストも正史であることが判明した。

Krark was the kind of goblin who'd lose his thumb in a wager and come right back with "Double or nothing!"
クラークは賭け事で親指を失い、すぐに「倍か0かだ!」と言って戻ってきたゴブリンだ。
  • Mark Rosewaterは、もう一本の親指がいかにしてバブロヴィアにたどり着いたのかはいつか話すとしている[2]
  • クラークの親指は本人が首から下げていたためかボロボロなのだが(イラスト)、もう一本の親指はそれほど損傷を受けていない(イラスト)。切り落とされたのが比較的最近か、切られてから程なくしてバブロヴィアに飛んだのかもしれない。

参考

  1. Hey Mark, unrules interaction question. If I...Blogatog 2021年7月31日 Mark Rosewater著)
  2. Quite Some Characters/かなりの人物Making Magic 2020年11月9日 Mark Rosewater著)
QR Code.gif