鎌爪/Scytheclaw
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アーティファクト — 装備品(Equipment)
生体武器(この装備品(Equipment)が戦場に出たとき、黒の0/0のファイレクシアン(Phyrexian)・細菌(Germ)クリーチャー・トークンを1体生成し、その後これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
装備しているクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは自分のライフの端数を切り上げた半分の点数のライフを失う。
装備(3)
生体武器版滅消の杭/Quietus Spike。接死がなくなった代わりにP/T修整が加わった。クリーチャーとしてみれば、ペナルティ能力と変異を失った漆黒の刃の死神/Ebonblade Reaper相当。
ライフ半減効果は状況次第では驚異的な打点を叩き出せるが、回避能力のない実質1/1バニラの攻撃がそうそう通ることはないので、そのままでは見た目の派手さほどの活躍は期待できない。別の装備品やオーラなどでさらに強化を施して攻撃を通すか、回避能力持ちに装備し直して運用するのがベター。
初期ライフが通常の倍(40点)もある統率者戦では、ライフ半減の魅力も大きいが、上記に述べた欠点も依然として残るため扱いづらさは否めない。攻撃を通しやすい統率者と併用するのも手だが、その場合は直接パワーに高い修整を与える装備品で統率者ダメージを稼いだほうが結果的にクロックが早くなりがち。そのため強力なカードとは言いづらいが、攻撃が通ったときの派手さはあるので、カジュアルプレイで盛り上がりたいときにはいいかもしれない。
戦闘ダメージを与えてから改めてライフを半減するため、攻撃前後での総ライフ変動量は常に半分より大きくなることに注意。例えばライフが20点の対戦相手に対し、これを装備した0/0のファイレクシアン・細菌・クリーチャー・トークンの攻撃が通った場合、まず戦闘ダメージで19点になったあと、「ライフの端数を切り上げた半分の点数のライフ」である10点を失って残り9点となる。
- 同じく「鎌」の名を持つ生体武器に鎌切り/Sickleslicerがあるが、こちらはより大型の鎌を意味する“Scythe”であり、マナ・コストやイラストにもその設定が反映されている様子。
- その割には装備コストや純粋な修整値はあちらの方が大きかったりする。