洞窟の番人、スー=チー/Su-Chi Cave Guard
提供:MTG Wiki
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
警戒
護法(4)(このクリーチャーが対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象になるたび、そのプレイヤーが(4)を支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す。)
洞窟の番人、スー=チーが死亡したとき、8点の(◇)を加える。ターン終了時まで、ステップやフェイズの終了に際してあなたはこのマナを失わない。
アンティキティー初出の往年の名アーティファクト・クリーチャー、Su-Chiが現実の時間で四半世紀の時を越えて帰ってきた。マナ・コスト、パワー、タフネス、死亡誘発で生み出す無色マナの点数の「4」が倍の「8」になっており、さらには警戒と護法(4)を獲得した。これによりリメイク前とはまるで性質を異にしたファッティへと変貌している。
登場時のスタンダードや兄弟戦争のリミテッドはパワーストーンが存在するため、8マナのマナ・コストも多少は捻出しやすい。クリーチャーとしての素の性能はサイズ以外に見るところは特にないが、やはり目を引くのは死亡誘発能力の8マナ産出であろう。8マナで唱えたとして、次のターンに生け贄に捧げられればのべ16マナを使える状況となり、引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornでさえ素出しできてしまう。しかし、これだけ重いクリーチャーを使ってそんなことをするというのはやはり悠長と感じざるを得ない。
リミテッドにおいては、デッキカラーを選ばないファッティとしての運用が主になるだろう。護法(4)を持つものの、これを出せているということは対戦相手もそれなりにマナが出せる状況である可能性が高く除去耐性としては信頼がおけない。加えて、柔軟性が高い試作カードが多数存在する環境柄、どうしてもそれらが優先される。まともな大型クリーチャーが他に一枚も取れなかった場合にようやく採用が検討される、といったところか。
構築においては、単純なクリーチャーとしての性能はあらゆる環境において落第点。専らコンボパーツとして運用することになると思われる。「マナ・コストを踏み倒して戦場に出し、即座に生贄に捧げてマナ加速」「自身が生み出したマナを使って無限に出し入れする」等の使い方が考えられる。このカードに興味が持てたなら、それはジョニーとしての腕の見せ所である。
- イラストで描かれている姿は「牛乳ドバー」とあだ名されたアンティキティー版Su-ChiのイラストよりはVintage Masters版のイラストに近い。
- Su-Chiの項目にあるように、「Su」も「Chi」も4の意味。このカードが「8」を意識したカードであるのは、「Su(4)」+「Chi(4)」=8ということだろうか。
- 日本語版のカード名は誤訳。スー=チー/Su-Chiはキャラクターの名前ではない。「スー=チーの洞窟護衛」とでも訳した方が適当であろう。過去の例では死者の王、ケルゥ/Kheru Lich Lordと同じパターンの誤訳。
関連カード
ストーリー
Su-Chiを参照。