専門化
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専門化(せんもんか)/Specializeは、Magic: The Gathering Arena専用のキーワード能力の一つ。クリーチャーが持つ起動型能力である。アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲートで実装された。
またこの能力は専門化する/specializeというキーワード処理を行う。これについても本項で扱う。
MTGアリーナ専用カード
Lukamina, Moon Druid / 月のドルイド、ルカミナ (2)(緑)伝説のクリーチャー — 人間(Human) ドルイド(Druid)
自然の化身 ― 専門化(3)。あなたが6つ以上の土地をコントロールしていなければ起動できない。
月のドルイド、ルカミナが戦場に出たとき、あなたがこれを唱えていた場合、基本土地タイプを持つ土地・カード1枚を抽出する。
アーティスト:Zara Alfonso
MTGアリーナ専用カード
Lukamina, Hawk Form / 鷹形態、ルカミナ (2)(緑)(白)伝説のクリーチャー — 鳥(Bird) ドルイド(Druid)
飛行、絆魂
鷹形態、ルカミナが死亡したとき、これの専門化は解ける。これによりこれの専門化が解けたなら、これをタップ状態で戦場に戻す。
アーティスト:Julie Dillon
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定義
専門化[コスト]/Specialize[コスト]は、「[コスト],色1色を選ぶ,その色や対応する基本土地タイプであるカード1枚を捨てる:このクリーチャーはその色に永久に専門化する。起動はソーサリーとしてのみ行う。」を意味する。
専門化する/specializeとは、専門化の面/specialized faceをオモテにすることを意味する。専門化の面を持つカードのみが専門化できる。逆に専門化しているカードのオモテを第1面に戻す処理は専門化が解ける/unspecializeと表現される。いずれの処理も対応する面がオモテでなければ何もしない。
解説
選んだ色について造詣を深めることで、その色らしく変化するメカニズム。挙動としては変身に近い。
専門化先は必ず各色に対応した5種類が存在し、専門化後はマナ・コストに選んだ色のマナ・シンボルが1つ追加される。元々の色以外に専門化した場合は多色のカードになる。
ヒストリック・ブロールにおいて専門化能力を持つ伝説のクリーチャーを統率者に指定する際、色を1つ選んで固有色に追加することができる。
ルール
専門化は面を切り替える処理のため、変身する両面カードに近い動きをする。
- 置かれているカウンターや負っているダメージ、つけられているオーラや装備品、その他継続的効果の影響は専門化してもそのままである(ただしオーラなどは特性の変化により外れる場合もある)。
- 継続的効果によってカードの情報を変化させているわけではない。
- 専門化の面を持つかどうかは、カード名によって決定されるのではなく、そのカード自体を見る。実際に専門化の面を持たない場合でも、カードの詳細を表示するとそのカード名のカードの「専門化の面を見る」ことは可能になっているため注意。
- 専門化能力を持つクリーチャーのコピー・トークンは第1面の特性しかコピーしていないので専門化の面を持たず、専門化できない。
- 専門化の面を持つクリーチャーが別の専門化能力を持つクリーチャーのコピーになっている場合、その専門化能力によって専門化することができ、そのカードが本来専門化できる専門化先5種が提示される。ただしコピー効果が適用されている間は専門化してもコピー効果に上書きされてしまう。
- 既に専門化しているクリーチャーが専門化能力を持つクリーチャーのコピーになっても、それは起動できない。
- 変身する両面カードの第2面は専門化の面ではないので、専門化能力が変身の代わりになることはない。同様に、変身によって専門化の面をオモテにしたり専門化を解くことはできない。
- コストとしてその色を含む多色のカードやショックランドなど複数の基本土地タイプを有する土地カードを捨ててもよい。特性はそのとき有効な部分のみを見るので、第2面だけが選んだ色を含んでいる場合は捨てることができない。
その他
- 統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いをMTGアリーナで実装するにあたり、背景選択のかわりになるメカニズムとして生み出された。統率者に指定する際に任意の色1色を追加できるというだけでなく、選んだ色によって全く別の道を歩むフレイバー的側面も受け継いでいる。
- 専門化を解くことができるカードは、アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲート現在月のドルイド、ルカミナ/Lukamina, Moon Druidの専門化先のみで、それも自身限定となっている。
- アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲートで登場した専門化能力を持つカードはすべて伝説のクリーチャーだが、専門化以前と以後ですべて異なる名前を持つことから、2色デッキであっても3枚まで同時に戦場に存在できるため腐りにくい。混成カードなどで本来使わない色を含むカードを採用している場合はさらに手広く構えることも可能になる。