ジンの皇帝、カリム/Calim, Djinn Emperor
提供:MTG Wiki
MTGアリーナ専用カード
Calim, Djinn Emperor / ジンの皇帝、カリム (3)(青)(青)(青)伝説のクリーチャー — ジン(Djinn)・貴族(Noble)
飛行
護法(2)
カリムの吐息 ─ (1)(青),ジンの皇帝、カリムを捨てる:土地でないパーマネント最大1つを対象とする。それをタップする。カードを1枚引く。その後、あなたはあなたの墓地にあり、《ジンの皇帝、カリム/Calim, Djinn Emperor》という名前でありこれでないカード2枚を追放してもよい。そうしたとき、あなたの墓地にあるジンの皇帝、カリムをタップ状態で戦場に戻す。
あなたがジンの皇帝、カリムを捨てたとき、《ジンの皇帝、カリム/Calim, Djinn Emperor》という名前のカード1枚を、あなたのライブラリーの上から7枚目に創出する。
アーティスト:Zoltan Boros
基本骨格は色拘束が強く、伝説のクリーチャーになった分で護法がついたマハモティ・ジン/Mahamoti Djinn。
かつては一線級のカードだったが、クリーチャーの質が上がった現在の基準だとやや物足りない。それをカバーするのが2マナ+手札から捨てることでキャントリップつきのタップを強制する起動型能力。土地でないパーマネントと比較的範囲が広く、また既に墓地に2枚以上同名のカードがあった場合、それらを追放してタップインで踏み倒すことができる。
戦場に出るまでの合計コストは素出しと能力を経由した場合で変わらない。合計3枚分のカードとタップがついてくることを考えれば、可能な限り墓地経由で出したい。その場合問題になるのはかかる時間。これを捨てた際に、同名のカードをライブラリーの上から7枚目に創出するため、リミテッドで1枚しかピックできていない状況でも踏み倒しは可能だが、創出される場所が少し深め。素直にドローで賄おうとすると、必要なドロー枚数は合計14枚。ドロー・フェイズ+キャントリップだけだと非常に時間がかかるので、ピックできた場合は極力別途ドローやサーチ、切削といった手段を用いて引き込めるようにしたい。
切削を併用する場合、創出が誘発するのは捨てた場合限定な点に注意。これ自身の能力でなくとも手札から捨てれば創出できるが、ライブラリーから直接墓地に置かれた場合は機能しない。ライブラリーの一番上から何枚目にこれがいるのかは計算しながらプレイしよう。また、踏み倒しは起動型能力の一連の流れとワンセット。別の手段で捨てた場合、前述の通り創出は誘発するが踏み倒しは不可能。
リミテッドでは、如何にクリーチャーの質が上がっているとはいえ十分にフィニッシャー級の性能。素出しでも踏み倒しでも、飛行とサイズで盤面を制圧することが可能。クリーチャー同士の睨み合いが発生しがちなこともあり、14枚引くのも(中盤までに引ければ)それなりに達成可能。無論、可能ならばライブラリー圧縮と併用したいが、戦力としても時間稼ぎ、ブロッカーの排除手段としても悪くない性能を備えている。
構築での採用を考慮するなら、何かしらのライブラリー操作はほぼ必須。緩慢さをどうにか出来ればテンポをほとんど阻害せずに展開可能なファッティのフライヤーであり、コントロールデッキのフィニッシャーとして搭載できるだろう。