オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren
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伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行
(1)(赤):他のクリーチャー1体を対象とする。オリヴィア・ヴォルダーレンはそれに1点のダメージを与える。そのクリーチャーは、それの他のタイプに加えて吸血鬼(Vampire)になる。オリヴィア・ヴォルダーレンの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(3)(黒)(黒):吸血鬼1体を対象とする。あなたがオリヴィア・ヴォルダーレンをコントロールし続けているかぎり、それのコントロールを得る。
伝説の吸血鬼。クリーチャーの血を吸って吸血鬼化する赤の能力と、吸血鬼を配下にする黒の能力を持つ。
1点ダメージを与える能力により、小型クリーチャーに対する制圧力が高い。戦闘要員としての性能も4マナ3/3飛行と悪くなく、能力を使うたびにさらに強化されていく。
大型クリーチャーに対しても2つの能力の合わせ技によりコントロールを奪うことが可能。ただし乱動の精霊/Roil Elementalなどと同様、オリヴィア自身を維持できないとコントロールを取り返されてしまう。マナを大量に食う動きなので、除去された場合のテンポ・アドバンテージの損失が大きいのが難点。
なおどちらの能力もタップなどを含まないので、召喚酔いを受けずに使えるうえ、同一ターンに連射も可能。1つ目の能力は対戦相手がクリーチャーをコントロールしておらずとも味方クリーチャーを対象とすることで擬似パンプアップとして使えることを覚えておきたい。あまり無い事ではあるが、吸血鬼に変化させることで部族サポートを受けられるようにすることも可能。
リミテッドなら問題なく初手級の爆弾カード。3/3飛行だけでもアタッカーとして十分なのに、1つ目の能力で盤面を制圧したうえにさらにサイズアップが可能とあっては文句なし。そのうえ2つ目の能力まで回りだせばもはやゲームは決まったも同然。イニストラードでは除去が弱めなのも追い風で、文字通り出しただけで勝てることも少なくない。
構築でも、採用率は高い。2つ目の能力は流石に重いが、やはり1つ目の能力が強く、盤面に直接干渉しつつフィニッシャーも用意できるというのは非常に強力。特にラヴニカへの回帰後のスタンダード環境では、究極の価格/Ultimate Priceや夜の犠牲/Victim of Nightが効かず、またタフネスを増やせるため灼熱の槍/Searing Spearなどの火力にも強いため、除去されづらいという強みもある。
- 基本セット2014におけるレジェンド・ルールの変更により使い勝手が変化した1枚。2番目の能力で対戦相手のオリヴィアを奪ってきて墓地送りにするというプレイングが重要になった。
- 開発中のカード名はドラキュラ伯爵/Count Draculaであったため、社内人気が高かった[1]。
ルール
- 1つ目の起動型能力のサブタイプ追加や+1/+1カウンターを置く効果はダメージを与えられたかどうかには関係なく発揮される。当然だが立ち消えでは何も起こらない。
- クリーチャー化した憑依された板金鎧/Haunted Plate Mailやギデオン・ジュラ/Gideon Juraにオリヴィアの1つ目の起動型能力を使い、ターンが経過したうえで再びこれらがクリーチャー化した場合、吸血鬼のサブタイプは失われる。
- 2つ目の起動型能力はオリヴィア自身に対して使うことも可能。士気溢れる徴集兵/Zealous Conscriptsで奪われたまま戻ってこない、ということも。
関連カード
- オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren
- 戦争に向かう者、オリヴィア/Olivia, Mobilized for War
- 真紅の花嫁、オリヴィア/Olivia, Crimson Bride
- 富裕な無法者、オリヴィア/Olivia, Opulent Outlaw
ストーリー
オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenはイニストラード/Innistradの吸血鬼/Vampireの四大血統の一つ、ヴォルダーレン/Voldaren家の始祖。豪奢な生活を営む奇人として名高い。
詳細はオリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren (ストーリー)を参照。