豊穣の碑文/Inscription of Abundance
提供:MTG Wiki
インスタント
キッカー(2)(緑)
以下から1つを選ぶ。この呪文がキッカーされていたなら、代わりに以下から望む数だけ選ぶ。
・クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはX点のライフを得る。Xは、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーの中で最大のパワーの値に等しい。
・あなたがコントロールしているクリーチャー1体と、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。
緑の碑文はクリーチャー強化・ライフ回復・格闘からのモード選択。
クリーチャー強化のモードは、2マナで恒久的に+2/+2と中々のコストパフォーマンス。インスタントなのでコンバットトリックにも使える。
回復のモードはカードアドバンテージに直結しないものの、アグロ相手の防御手段になる。
格闘のモードも汎用的な除去として使える。2マナ除去としては登場時のスタンダードに存在する強行突破/Ram Throughに劣るが、こちらは他のモードも選べる腐りにくさが利点。メインデッキから除去枠として投入しつつ、相手や場合によって他のモードに切り替えるという使い方が多いだろう。
キッカーした場合はすべてのモードの効果を得られる。強化したクリーチャーで格闘を有利にしつつ、上がったパワーでライフ回復量も増えるため、3つの効果がすべて噛み合っている。計5マナはサイクル内最軽量であり、唱えやすいのも嬉しい。
登場時のスタンダードでは軽量除去としては信頼度の高い強行突破、強化と除去を兼ねられるカードとしても融通が利く原初の力/Primal Mightといった競合相手がありそれらに席を譲っていた。ローテーション後はそれらの競合相手が環境から去ったことにより緑単アグロで採用される姿を見かけるようになった。除去としての性能は吹雪の乱闘/Blizzard Brawlにあちらがソーサリーであることを考慮しても劣るが、+1/+1カウンターのモードにより火力や格闘の対策になるなど、モード呪文特有の汎用性の高さが強みとなっている。
関連カード
サイクル
ゼンディカーの夜明けの碑文サイクル。3つのモードから1つを選ぶインスタントかソーサリーで、キッカー・コストを支払うと望む数のモードを選べる。青・黒・緑に1枚ずつ存在する。稀少度はレア。
- 洞察の碑文/Inscription of Insight(青)
- 遺跡の碑文/Inscription of Ruin(黒)
- 豊穣の碑文/Inscription of Abundance(緑)