スラル
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スラル/Thrullは、クリーチャー・タイプの1つ。マジック:ザ・ギャザリングオリジナルのクリーチャーである。
クリーチャー — スラル(Thrull)
精神攪乱スラルが攻撃してブロックされないたび、あなたはそれを生け贄に捧げてもよい。そうした場合、防御プレイヤーはカードを3枚捨てる。
2/2クリーチャー — スラル(Thrull)
スラル(Thrull)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(T):スラル1つを対象とする。あなたがThrull Championをコントロールし続けているかぎり、そのコントロールを得る。
クリーチャー — スラル(Thrull) クレリック(Cleric)
憑依(このクリーチャーが死亡したとき、クリーチャー1体を対象とする。このカードをそれに憑依している状態で追放する。)
赦免のスラルが戦場に出るかそれが憑依しているクリーチャーが死亡したとき、エンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
初出はフォールン・エンパイア。テンペスト・ブロックとウルザズ・サーガでも少数登場した。ラヴニカ/Ravnicaを舞台として扱ったカード・セットでもオルゾフやラクドスのクリーチャーとして登場している。時のらせんでは新規カードは登場しなかったが、造物主の練達の育種師、エンドレク・サール/Endrek Sahr, Master Breederがカード化された。
多くが黒単色。白単色や白黒、黒赤にも存在する。ドミナリア/Dominaria産のものはトーラック/Tourachへの生け贄用に造られたとあって、起動コストに自身の生け贄を含む能力を有するなど、使い捨てられるものが多い。
部族カードはロードとしてThrull Championが存在する。それ以外にもEbon PraetorやTourach's Gate、Soul Exchangeなど、やはり生け贄に捧げられる役割である。
スラル・トークンを生成するカードとして増殖槽/Breeding Pit、練達の育種師、エンドレク・サール/Endrek Sahr, Master Breeder、サーペイディア諸帝国史、第七巻/Sarpadian Empires, Vol. VIIが存在する。
- スラルに変化するカードにはオルゾフの魔鍵/Orzhov Keyruneがある。
ストーリー
- ドミナリア/Dominaria
- 漆黒の手教団/Order of the Ebon Handの一員であり、練達の育種師の肩書きを持つエンドレク・サール/Endrek Sahrという男が錬金術の原理からスラル/Thrullの培養技術を創始したのがスラルの興りである。
- その大量生産を助けたのが増殖槽/Breeding Pitだが、スラルが指数関数的に増殖したため、それを管理する者が必要になった。それが知性を与えられたスラルの魔術師であるが、その存在はスラル反乱/Thrull Rebellionを招く引き金となってしまった。
- スラルの魔術師や勇者に率いられたスラルはこれまでの主たちを襲い、一方の教団もそれを返り討ちにせんと奮闘したものの、スラルの破壊活動防止を主導したジェラナー・ルーア/Jherana Rureがネクライト/Necriteに暗殺され、漆黒の手教団は崩壊の一途を辿った。
- ラヴニカ/Ravnica
- ラヴニカのスラルは、オルゾフにおいては歴代の幹部が肉体を離脱してオルゾヴァの幽霊議員/Ghost Council of Orzhova団の一員に加わる際に発生する残骸をかき集め、奉仕種族として再生させたもの。灰色の肌に金色の仮面が特徴的であり、その仮面は価値を失った貨幣から鋳造されている。一方、ラクドス配下のスラルは粗悪品であるらしく、数日を待たずして溶解してしまうようだ。
参考
- The Return of Thrulls(Arcana 2006年2月9日 WotC著)
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- クリーチャー・タイプ解説