ピキュラ黒
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ピキュラ黒(BW Pikula's Homebrew)は、エターナルの黒タッチ白で組まれる高速コントロールデッキ。デッキ名はChris Pikulaがグランプリフィラデルフィア05で使い、準優勝したことによる。海外では、デッキの闇の腹心/Dark Confidantから、BW ConfidantまたはDeadguy Aleなどと呼ばれる。
概要
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。
2/1クリーチャー — スペクター(Specter)
飛行
惑乱の死霊が対戦相手にダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚無作為に選んで捨てる。
オリジナルのものは、エターナルに昔からある黒コントロールに白を足して柔軟性を増した構成。強迫/Duressやトーラックへの賛歌/Hymn to Tourachなどの手札破壊呪文や陥没孔/Sinkholeなどで対戦相手を妨害しつつ、惑乱の死霊/Hypnotic Specterやナントゥーコの影/Nantuko Shadeなどで一気にビートダウンするのが基本的な動き。
日本語では「ピキュラ黒」と言うことが多いが、前述の通り基本的には黒白になっており、追加の手札破壊呪文としてのジェラードの評決/Gerrard's Verdictや万能な除去の名誉回復/Vindicateなどがタッチされる構成になることがほとんどである。
最近では、白の代わりに緑をタッチしタルモゴイフ/Tarmogoyfを投入したタイプ、またテンポや打撃力に重点を置く場合、除去に殺し/Snuff Out、原基の印章/Seal of Primordiumを採用し、アタッカーに墓忍び/Tombstalkerを投入したスーサイド色の強いタイプも少なくない(→Eva Green)。また、さらに色をタッチし3色にする場合もある。
PT Junkと色構成が一緒でカード構成も似ているが、惑乱の死霊/Hypnotic Specterと陥没孔/Sinkholeが入っているタイプは、こちらの名で呼ばれることが多い。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリフィラデルフィア05 準優勝 (参考)
- 使用者:Chris Pikula
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (11) | |
4 | 闇の腹心/Dark Confidant |
4 | 惑乱の死霊/Hypnotic Specter |
3 | ナントゥーコの影/Nantuko Shade |
呪文 (26) | |
2 | ジェラードの評決/Gerrard's Verdict |
4 | 強迫/Duress |
4 | トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach |
4 | 名誉回復/Vindicate |
4 | 陥没孔/Sinkhole |
4 | 暗黒の儀式/Dark Ritual |
2 | 仕組まれた疫病/Engineered Plague |
2 | 呪われた巻物/Cursed Scroll |
土地 (23) | |
4 | 不毛の大地/Wasteland |
4 | 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire |
1 | 汚れた原野/Tainted Field |
4 | Scrubland |
10 | 沼/Swamp |
サイドボード | |
2 | 仕組まれた疫病/Engineered Plague |
4 | 萎縮した卑劣漢/Withered Wretch |
2 | 暗黒破/Darkblast |
2 | 剣を鍬に/Swords to Plowshares |
3 | 真髄の針/Pithing Needle |
2 | ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator |
- メタゲームの中心にあるゴブリン対策のため、仕組まれた疫病/Engineered Plagueはメインデッキから投入されている。
参考
- Suicidal Tendencies - Grand Prix: Philadelphia *2nd* (StarCityGames.com) (Chris Pikulaによるレポート)
- デッキ集