ターボバランス
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ターボバランス(Turbo Balance/Balancing Tings)とは、平等化/Balancing Actをキーカードにしたコントロールデッキ。名前の由来は平等化/Balancing Actから。そのまま「バランシングアクト」と呼ぶこともあったようだ。
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概要
コンセプトはターボジョークルと似たようなもの。サクリファイスランドによって大量のマナを確保すると同時にパーマネントを減らし、平等化/Balancing Actによるリセットで反撃手段を絶った後、フィニッシャーを出してゲームを決める。
ソーサリー
各プレイヤーは、自分がコントロールするパーマネントを、コントロールするパーマネントの数がもっとも少ないプレイヤーと同じ数だけ選ぶ。その後残りを生け贄に捧げる。同じ方法で、各プレイヤーはカードを捨てる。
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
トランプル
土を食うもののパワーとタフネスは、それぞれすべての墓地にある土地カードの数に等しい。
フィニッシャーには土を食うもの/Terravoreが主に使用される。基本的にすべての土地がサクリファイスランドであり、リセット後は墓地に大量の土地カードが溜まるため、巨大なサイズとなった土を食うもので瞬殺することができる。
マナの管理が非常に面倒臭いことで知られる。主な原因はインベイジョンのサクリファイスランドの色マナの出方が変則的だったり、オデッセイの卵などのマナフィルターが多いため。気をつけないと、マナを出し切って(つまり土地を生け贄に捧げて)から平等化や土を食うもののダブルシンボルが払えないことに気付くという悲劇もよく起こる。慣れないうちはメモをとってちゃんと確認するとよい。
インベイジョン・ブロック+オデッセイ・ブロック期
スタンダードでは、抹消/Obliterateやドロー補助のために、緑白青赤で組まれることが多かった。
クリーチャー — マングース(Mongoose)
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、敏捷なマングースは+2/+2の修整を受ける。
フィニッシャーには土を食うもの/Terravoreに加えて、リセットボタンとの相性の良さから敏捷なマングース/Nimble Mongooseが採用される。
序盤に猛攻をかけられると弱く、トーメント登場後、マッドネスやステロイドの隆盛で鳴りを潜めた。
サンプルレシピ
- 備考
- マスターズサンディエゴ02 ベスト8 (参考)
- 使用者:Rob Dougherty
- フォーマット
エクステンデッド(インベイジョン期)
ラヴニカ:ギルドの都参入後のエクステンデッドでも同様のデッキは組まれている。浅原晃氏が好んで使用しているバージョンが有名。→#サンプルレシピ(ノーマル型)
ソーサリー
あなたの墓地にある土地カードを最大3枚まで対象とし、それをあなたの手札に戻す。
発掘3(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを3枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)
ソーサリー
あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるソーサリー・カード1枚を公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。燃え立つ願いを追放する。
基本的なコンセプトはスタンダードものと同じで、サクリファイスランドから平等化/Balancing Actにつなげてフィニッシャーの土を食うもの/Terravoreを出す。
燃え立つ願い/Burning Wishを使用することにより高確率で平等化/Balancing Actにアクセスできるほか、壌土からの生命/Life from the Loamによる土地リカバリーも可能としている。
いくつかのバリエーションはあり、青のドローではなく黒の腹黒い夢/Insidious Dreamsで安定化を図るものも存在する(→#サンプルレシピ(Balancing Tings型)。また、不朽の理想/Enduring Idealをメインに据えたタイプもある。
- 天敵はサクリファイスランドを完封してしまう血染めの月/Blood Moon。
サンプルレシピ(ノーマル型)
- 備考
- グランプリ北九州05 8位 (参考)
- 使用者:浅原晃
- フォーマット
- 黒をほとんど入れずに、マナの安定性を重視した構成。
- 燃え立つ願い/Burning Wishで高確率で平等化/Balancing Actにアクセスできるので、スタンダードのものとは違い抹消/Obliterateは採用されていない。
- サイドボード後には歯と爪/Tooth and Nailからの奇襲が組み込まれている。
サンプルレシピ(Balancing Tings型)
- 第2の勝ち手段としてドラコ爆発のコンボが組み込まれている(中村修平氏も同様のコンボを使用、Olivier Ruel氏はサイドボードに搭載されていた)。腹黒い夢/Insidious Dreamsを使って高速で決めることが可能であり、血染めの月/Blood Moonなどへの耐性も若干増す。