相殺コントロール
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相殺コントロール(Counterbalance Control)は、その名の通り、相殺/Counterbalanceをメインに据えたコントロールデッキの総称。
エンチャント
対戦相手が呪文を1つ唱えるたび、あなたは自分のライブラリーの一番上のカードを公開してもよい。そうした場合、その呪文のマナ総量が公開されたカードのマナ総量と等しいならば、その呪文を打ち消す。
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
粗石の魔道士が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が1以下であるアーティファクト・カードを1枚探し、そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2コールドスナップで相殺/Counterbalanceが登場すると、それと相性のよい師範の占い独楽/Sensei's Divining Topを合わせたソフトロックコンボが開発され、そこにドローエンジンとして闇の腹心/Dark Confidantを搭載したメガパーミッションデッキ、ストラクチャー・アンド・フォースが日本選手権06を制した。
師範の占い独楽/Sensei's Divining Topがほぞである為、粗石の魔道士/Trinket Mageによるシルバーバレット戦術が併用される場合も多い。師範の占い独楽/Sensei's Divining Topを安定してサーチできる上、ライブラリーをシャッフルする能力もあるため、相性がよい。エクステンデッドにおいて、Trinket AngelやTrinket Togなどでこのシナジーが活用されている。
スタンダード時代は、相殺と独楽のコンボに加えフィニッシャーに曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorという構成が一般的であったが、最近では様々な試みがなされている。
「相殺、師範の占い独楽、闇の腹心」という組み合わせは、3枚それぞれが非常に軽く、また単体でもそれぞれが強力なカードである為、これらを中心に組まなくても青黒を使用するデッキであれば、自然に投入可能であったのだ。
エクステンデッドではサイカトグに投入したTrinket Togが登場、さらに未来予知以降はフィニッシャーにタルモゴイフ/Tarmogoyfを据えたCounterTop-Goyfが登場し、現在のエクステンデッドでは主流となっている。さらに、レガシーでも青緑スレッショルドに投入した「Baseruption」と呼ばれるタイプが見られ、こちらも活躍している。
- 師範の占い独楽/Sensei's Divining Topは占術の岩床/Scrying Sheetsとも相性がよいため、氷雪コントロールにこのコンボが搭載される場合もある。→青白氷雪コントロール