悪夢の番人/Nightmare Shepherd

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2024年6月20日 (木) 12:48時点における113.147.11.240 (トーク) - whois による版
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Nightmare Shepherd / 悪夢の番人 (2)(黒)(黒)
クリーチャー エンチャント — デーモン(Demon)

飛行
他の、あなたがコントロールしていてトークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、あなたはそれを追放してもよい。そうしたなら、1/1であり、それの他のタイプに加えてナイトメア(Nightmare)であることを除き、そのクリーチャーのコピーであるトークンを1体生成する。

4/4

自軍の他のクリーチャー死亡したとき、ナイトメアに造り替えて復活させるデーモンクリーチャー・エンチャント

4マナ4/4フライヤーという基本性能の時点で戦場における圧力は十分。さらにトークン以外の自軍を1/1トークンとして蘇らせる能力により、サイズに頼らないクリーチャーたちを幅広く使い回すことが可能。エンチャントであるという性質はメリットにもデメリットにもなるものの、このカテゴリでは神々以外で決定力がある数少ない一体なので独自性はある。

特にETB能力の使い回しが強力であり、中でもアスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelと組み合わせると高確率で16点以上のライフ差をつけられるシナジーを形成する。スタンダードでは黒単信心において、薄い飛行戦力と全体除去後の単体戦力を補えるパーツとして採用されている。ダブルシンボルではあるが、デッキカラーが3以下ならば多色デッキでの使用にも十分耐え得るので活躍の幅は広い。

  • 次のイコリア:巨獣の棲処では、よく似た性能の光明の繁殖蛾/Luminous Broodmothが登場した。飛行持ちは復活させることができないが、代わりに追放やサイズダウンもなく、おまけに飛行付与もあり使いやすい場面は多い。また、組み合わせて更なる使い回しを狙うことも可能となる。

ルール

  • コピーされる特性に関してはコピー可能な値も参照。
  • 能力解決前に死亡したカード墓地から移動してしまったら、それを追放することはできないためコピー・トークンも生成できない。
  • 1/1でありナイトメアであることはコピー効果の一部であるため、コピー可能な値になる。
  • コピー効果によってパワータフネスを定義するため、コピー元のパワーとタフネスを定義する特性定義能力はコピーされない(CR:707.9d)。例えば死より選ばれしティマレット/Tymaret, Chosen from Deathのコピー・トークンを生成する場合、そのトークンは「死より選ばれしティマレットのタフネスは、あなたのへの信心に等しい。」を持たず1/1である。
  • クリーチャー化している元々クリーチャー・カードでないクリーチャーが死亡したときも、能力が誘発しコピー・トークンを生成できる。ただしクリーチャー化の継続的効果はコピー可能な値ではないため、クリーチャーではないコピー・トークンが生成される。それはナイトメアではなく(CR:205.3d)、クリーチャー化してもナイトメアになることはない。1/1というP/Tは与えられるが、クリーチャーでない間は意味を持たない。それが機体なら搭乗したときのP/Tは1/1になるが、それ以外のクリーチャー化効果は基本のP/Tを同時に定義するため悪夢の番人によって与えられたP/Tが意味を持つことはない。

開発秘話

このカードは当初、戦場のナイトメアの数に等しい修整を受ける代わりに、対戦相手の死亡したクリーチャーもナイトメアとして復活させるというデザインだった。しかしこれはゲームを停滞させる楽しくないものだったため、自分のクリーチャーだけを復活させるようになった。また、脱出などとの兼ね合いで墓地にクリーチャーを残したい場合もあり、悪夢の番人が2体いるときにクリーチャー1体から2体のコピーが作られるのは望ましくなかったため、「してもよい」と「そうしたなら」が追加された[1]

関連カード

死亡した他のクリーチャーのコピーを生成するカード。特記しない限りクリーチャー・カードだが、それ自身が死亡しても誘発せず、あなたのトークンでないクリーチャーの死亡でしか誘発しない。コピーでないトークンを生成するものは腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimatorの項を、コピーでなく死亡したクリーチャーそのものを戦場に戻すものは蘇生の天使/Angelic Renewalの項を参照。

脚注

  1. M-Files: Theros Beyond Death – White, Blue, Black/Mファイル『テーロス還魂記』編・白青黒(Play Design 2020年1月24日 Jadine Klomparens著)

参考

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