ジャンプ/Jump

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Jump / ジャンプ (青)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行を得る。


マジック初のクリーチャー飛行を与えるインスタント

リミテッド・エディションには、同じく飛行を与える1マナオーラ飛行/Flightがある。そちらと比較し、コンバット・トリックとして使えるという長所こそあるものの、逆に言えばそれ以外の点で完全に劣っており、カードパワーはかなり低い。リミテッドであってもあまり優先して採用したい性能とは言えず、後述する通り、より優秀なカードに取って代わられていった。

基本セット収録とカードパワー

ジャンプはリミテッド・エディションから第4版まで基本セットの常連であったが、第5版では「弱過ぎる」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。その代わりであるかのように、第5版には上昇気流/Updraftコモンで収録され、その後もジャンプよりカードパワーの高い亜種がいくつも登場した。

そして何年も経ち、基本セット2010のカードリストでジャンプの再録が公開されると、明らかに弱過ぎるカードパワーがファンサイトや掲示板などで話題となった。同時に復活した稲妻/Lightning Boltとは逆の反応である(→稲妻/Lightning Bolt#基本セット収録とカードパワー参照)。

再録の経緯について、Mark RosewaterFeeling Blueで明かしているところによると、開発部が青に関するミーティングを開いた際、MarkとAaron ForsytheBrian TinsmanDevin Lowの4人それぞれが独自の候補カードリストを持ち寄って、どれが収録に相応しいか議論を行った。リストではMarkを除く3人がコモン枠に飛行を与えるカードを欲しており、Aaronはオーラ飛行/Flightを、BrianとDevinはジャンプより強力な亜種を候補に上げていた。最終的にジャンプが選択されることになったが、その理由は、これが弱いことは承知の上だがそこは問題ではなく、雰囲気がぴったりはまっていたためである。

関連カード

主な亜種

ジャンプを祖とするターン終了時まで飛行を与えられるカード。いくつもの亜種が存在しているが、そのほとんどが上位互換である。この効果では1マナでも重いということだろう。特記しない限りマナ・コストが(青)のインスタントで、太字は上位互換。

ジャンプの187クリーチャー

その他の関連カード

インスタントメントや継続的に飛行を与えられる常在型能力のパーマネントについては飛行/Flight空中浮遊/Levitationを参照。

参考

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