突進するモンストロサウルス/Charging Monstrosaur
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良好なマナレシオに速攻とトランプルを併せ持った、コスト・パフォーマンスに優れる大型の恐竜。飛行を失った代わりに歩く火力でなくなった、稲妻の金切り魔/Lightning Shrieker。
ペナルティ能力のない単色シングルシンボルの5マナ5/5クリーチャーはアモンケットでようやく巨大百足/Colossapedeが登場したばかりだが、その緑を差し置いて更なる性能向上を果たしており、赤の同マナ・コストとしては過去類を見ないスペック。下位互換は多岐に渡り、ジェラードの不正規軍/Gerrard's Irregularsやラスヌーの帆背びれ/Lathnu Sailback、轟きの巨人/Thundering Giantなどと比べれば、異常とも言えるほどの強化を遂げているのが見て取れる。近年におけるクリーチャーインフレの著しさを如実に示した一枚。
リミテッドでは当然強力で、聳えるアルティサウルス/Looming Altisaurなどに阻まれなければ戦況次第でそのまま勝負を決めてしまいかねない。一方で、構築の同マナ域には総打点と単体除去への耐性で勝る新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulkやレギサウルスの頭目/Regisaur Alphaがいるため、この性能でもやや物足りない感がある。高パワーの速攻持ちという部分は魅力的なので、キンジャーリの呼び手/Kinjalli's Callerなどのマナサポートを駆使したり、早期決着を視野に入れた前のめりなデッキ構成を取るなら検討には入るか。ブロールでは色さえ合えば様々なデッキに入るフィニッシャーとして利用可能。
- 往年の名アタッカー、スキジック/Skizzikと比べてもやはり強力。あちらはマナ域の調整ができるため上位下位の関係ではないが、キッカー後の性能差は明白である。
- 巨大百足と現実を砕くもの/Reality Smasherを合わせて、これでノーペナルティのシングルシンボル5マナ5/5がレアまでの各稀少度に揃い踏みとなった。意図したものか、色は違えどカードパワーの差も非常に分かりやすいデザインとなっている。