Chaos Orb
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アーティファクト
(1),(T):Chaos Orbが戦場に出ている場合、Chaos Orbをプレイしている場所から少なくとも1フィート高い場所からはじく。Chaos Orbが水平に1回転以上した場合、それが触れているすべてのトークンでないパーマネントを破壊する。その後Chaos Orbを破壊する。
何故、マジックのゲームでカードの物理的な位置が問題になったり手先の器用さが求められたりするのだろうか。今となっては信じられない効果である。
当時、この効果を最大限に活かすためにカードをびりびりに破ってばら撒いた人がいた、という都市伝説が存在する。ブーメランの如くカードを弾いて対戦相手のパーマネントを根こそぎ破壊したという伝説も。この話を元にしてアングルードのChaos Confettiが作られた。
- ちなみにこの時の論理は「カードを破ってはならない」とは書いていないから破ってもいいだろう、と言うものだったらしい。
- ばら撒きははじいていないからダメなのではないかとか、ばらばらの断片はそれぞれが水平に1回転以上したことが確認されなければ無効なのではないかとか、当然ながら疑問の余地はある。
また、逆に破壊されないようにパーマネントを壁に貼り付けたという話もある。それによってできたピン穴があるBlack Lotusがあるとか。
- ちなみにこちらも「カードを貼り付けてはならない」とは書いていないから、という論理で壁に貼ったらしい。
これをネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk的な位置に据えた「ユーロブルー」的なデッキも存在したらしい。ちなみにそのプレイヤーは1ゲームごとに引き裂いたこのカードを補充する必要があるために、大量の同カードを持参した状態で大会に臨んだという。どこまでも変な噂話ばかりつきまとうカードである。
- Whisperでは「水平に1回転以上」と訳されているが、これは正しくない。「turn over」とは「ひっくり返る(裏表が入れ替わる)」という意味でなので、「turns over completely at least once」はカードが裏表方向に1回転以上することを指している。
- 1フィートは約30センチメートル。
- InQuestのジョークカードでOrder Orb(ページ中段左側)なるものが存在する。
- 能力の起動後、Chaos Orbは生け贄に捧げられるのではなく単に破壊される。Guardian Beastの破壊されない効果などによって使いまわすことができる。
- しかし先述のように物理的に破壊してしまった場合はどうやって使いまわせばよいのだろうか。
1994年8月1日、Type1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。その後1995年11月1日に禁止カードに指定される。これをトーナメントのデッキに入れることができた時代は確かにあったのである。アンティ関係でないカードのうちヴィンテージで禁止されているのはこれとFalling StarとShahrazadだけ。なお、レガシーにおいても当然ながらフォーマット設立当初(2004年9月20日)から禁止である。