ラノワール/Llanowar
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ラノワール/Llanowarは、エローナ/Aerona大陸でも最大の森。特に好戦的、かつ凶暴なエルフが住むことでも有名。
プレインズウォーカー、テイザー/Taysirが書したEncyclopedia Dominia(ドミニア百科事典) によれば、以下のとおりである。
近隣の者と接触を持たない訳でもないのに、彼らは驚くほど他の人々や文化が自分たちに影響を与えるのを防いできた。学者の中には、驚異的なこの森の規模がエルフたちを長期にわたり守ってきたのだというが、ラノワールの森がいくら大きくとも、その大きさが特別なのではない。ドミニアには、他の文化に「汚染された」広大な森に住むエルフが他にもある。
10の独立したエルフの社会(ラノワールの言葉によればエルフェイム/Elfhame)がこの不規則に広がる森林地帯にはあるらしく、各エルフェイムは独自の方法で文化や慣習を外界からの影響から守っている。何人かのエルフは木々の狭間に消え、その中のごくまれな者が故郷を離れ冒険に出るという。他の者は、人間やミノタウルスといった外界と交易を行っているが、信仰に基づく厳格な信条を守っている。すなわち、神秘的な大自然や故郷の森とのつながりを保つには、他の人々と距離を置かなければならないという信条だ。
この孤立主義的哲学は、最も不穏で極端な鉄葉教団(Order of the Steel Leaf)によって守られている。あるラノワールの選ばれし幹部によると、鉄葉は女神として崇められているプレインズウォーカー、フレイアリーズ/Freyalise自身によって結成されたという。鉄葉教団はラノワールの純粋さを守ることに関しては熱狂的である。今日にいたるまで、ラノワールの住人でないものは、この騎士団の領域に入る時は命を懸けねばならない。彼らは警告無しにありとあらゆる侵入者を殺すことで知られている。僅かな矢と不運な侵入者の死体はすぐに「森の肥やし」となる。
鉄葉は、非エルフ族との協力もしくは「共謀」を許さないため、他のラノワールの者たちが熱心に孤立主義を守っているか監督していることで知られている。ある時、他者との交際を理由に自らの民を反逆者と考え、騎士団が剣と矢を向ける…これが想像の領域のみにとどまっているとは限らない。
自分たち種族の保存にかけるこの熱狂さ。鉄葉はラノワールの守り手なのだろうか――それとも死刑執行人か?
- Llanowarは、war on all(すべてとの戦い)のアナグラムである。
関連カード
- ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
- ラノワールのビヒモス/Llanowar Behemoth
- ラノワールのドルイド/Llanowar Druid
- ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel
- ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary
- ラノワールの騎兵隊/Llanowar Cavalry
- ラノワールの精鋭/Llanowar Elite
- ラノワールの騎士/Llanowar Knight
- ラノワールの先兵/Llanowar Vanguard
- ラノワールの脈動/Pulse of Llanowar
- ラノワールの死者/Llanowar Dead
- ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
- ラノワールの占い師/Llanowar Augur
- ラノワールの共感者/Llanowar Empath
- ラノワールの助言者/Llanowar Mentor
- ラノワールの再生地/Llanowar Reborn