サブゲーム
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サブゲーム/Subgameとは、ゲーム中に呪文や能力の効果によって生み出されるゲームのことである。
サブゲームが発生すると、各プレイヤーは現在プレイしているゲームを中断し、そのゲームのライブラリーをデッキとしてサブゲームを開始する。この際に、デッキの枚数に関するルールは無視されるが、デッキの枚数が7枚未満ならゲーム開始時に7枚引くことができないので開始直後に敗北する(マリガンをしても敗北を免れることはできない)。また、ゲームの先攻は無作為に選ぶ。
メインゲームのライブラリー以外の領域にあったカードは、サブゲームではゲームの外部にあると見なし、サブゲームに影響を与えることはない。
サブゲームが終了すると、サブゲームを行っていたプレイヤーはサブゲームに使用したカードをメインゲームのライブラリーに戻し、ライブラリーを切り直してメインゲームの続きを行う。
- かつてはサブゲームで追放されたカードは追放されたままであった(2007年7月の総合ルール変更でライブラリーに戻るようになった)。そのため、以下のようなことが可能だった。
- サブゲームを発生させた呪文は、メインゲームではこれがスタックに積まれたままになる。サブゲームが終了して初めて墓地に置かれる。
サブゲームを行うと倍のスペースが必要となりゲームも非常に長引くため、嫌がられることが多い。さらに、トーナメントでは時間切れになる危険がある。 そのため、サブゲームを生み出すカードはアラビアンナイトのShahrazad以来長い間登場しておらず、Shahrazadがサブゲームを生み出す唯一のカードになると思われていた。だが、冗談セットであるアンヒンジドでEnter the Dungeonが登場し、現在はサブゲームを生み出すカードは2枚となっている。
- Enter the Dungeonは公式のフォーマットで使用できない上にライフが5の状態でサブゲームを始める、と上記の問題に対する配慮が見られる(ただしそこは"アン"。サブゲームを開始するにあたって場所を移動しなければならない)。
- さらに、Shahrazadも現在使用できるフォーマットは統率者戦のみである(厳密にはアラビアンナイトを用いたリミテッドでも使用できるが、そんなものをやることはまず無いだろう)。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 714 英雄譚・カード
- 714.1 英雄譚・カードはそれぞれ、いくつかの章シンボルを含む区切られた文章欄を持つ。アートはカードの右側に縦長に配置され、タイプ行はカードの下端にある。
- 714.2 章シンボルは、章能力として参照される誘発型能力を表すキーワード能力である。
- 714.2a 章シンボルにはローマ数字が含まれている。ここではそれを「{rN}」で表す。Iは1、IIは2、IIIは3を表し、以下同様に続く。
- 714.2b 「{rN} ― [[[効果]]]/{rN}-[Effect]」は、「この英雄譚の上に1つ以上の伝承カウンターが置かれたとき、これの上の伝承カウンターの数がN未満からN以上になった場合、[[[効果]]]。」を意味する。
- 714.2c 「{rN1}, {rN2} ― [[[効果]]]/{rN1}, {rN2}-[Effect]」は「{rN1} ― [[[効果]]]」と「{rN2} ― [[[効果]]]」と同じである。
- 714.2d 英雄譚の最終章番号は、それの持つ章能力の中で最大の値である。英雄譚が章能力を持たない場合、その最終章番号は0である。
- 714.2e 英雄譚の最終章能力は、章シンボルの中に最終章番号が書かれている章能力のことである。
- 714.3 英雄譚は、その進行を記録するために伝承カウンターを用いる。
- 714.4 英雄譚・パーマネントの上にある伝承カウンターの数がそれの最終章の番号以上であり、かつ誘発してまだスタックを離れていない章能力の発生源でない場合、その英雄譚のコントローラーはそれを生け贄に捧げる。この状況起因処理はスタックを使わない。
- 714 英雄譚・カード