変装

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2024年3月9日 (土) 23:42時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
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変装/Disguise
種別 常在型能力
登場セット カルロフ邸殺人事件
カルロフ邸殺人事件統率者デッキ
CR CR:702.168

変装/Disguiseは、カルロフ邸殺人事件で制定されたキーワード能力。それを持つカードプレイできるときに機能する常在型能力であり、そのカードを本来の特性を隠して裏向きクリーチャーとして唱えることを許可する。


Defenestrated Phantom / 窓外放出の幻影 (4)(白)(白)
クリーチャー — スピリット(Spirit)

飛行
変装(4)(白)(このカードを、(3)で護法(2)を持つ2/2のクリーチャーとして裏向きで唱えてもよい。変装コストで、いつでもこれを表向きにしてよい。)

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目次

定義

変装 [コスト]/Disguise [コスト]は、「あなたはこのカードを、本来のマナ・コストではなく()を支払うことで、裏向き護法(2)を持つ、2/2の、文章カード名クリーチャー・タイプやマナ・コストを持たないクリーチャーとして唱えられる。」を意味する。

また、あなたが優先権を持っているとき(インスタント・タイミング)ならいつでも、その(表向きの時点での)変装コストを支払うことで表向きにすることができる。この処理は特別な処理であり、スタックを使用しない。

解説

変異同様、パーマネントの正体を隠して唱えることができ、後でいつでも正体を現すことができるメカニズム。変異と違い護法を持つため場持ちが良くなっている。

カルロフ邸殺人事件ではミステリーの定番である「正体を隠す」というフレイバーを表している。全に存在し、クリーチャーでない変装持ちパーマネントも少数存在する。また、当メカニズムの予示版と言える偽装も存在している。赤緑緑白リミテッドアーキタイプになっているほか、パワー2以下を参照する白黒ともシナジーがある。タルキール覇王譚ブロックの変異・大変異と同様、変装コストが4マナ以下のカードは2/2クリーチャーを一方的に倒せないようになっている。

変装を参照するカードとして、犯人暴き/Expose the Culpritが存在する。

  • カルロフ邸殺人事件のブースターパックには、裏向きのクリーチャーを表す補助カード「謎のクリーチャー/A Mysterious Creature」が封入されることがある[1]
    • MTGアリーナで変装中のカードにはこの補助カードのイラストが使われる。ただし、表示は「謎のクリーチャー」ではなく単に「裏向きのカード/Face Down Card」となる。

ルール

基本的なルールは変異#ルールを参照。

以下は変装そのもののルールではないが、関係が深いので当項目で紹介する。

  • 護法は対象になった時にのみ機能する誘発型能力である。したがって、変装/偽装で裏向きになったクリーチャーの護法が誘発した後にそれを表向きにした場合、表面が護法を持っていなかったとしても既にスタックに置かれた護法は働く(CR:113.7a)。
    • 逆に表面が護法を持っていた場合でも、表面の分と裏面の分で護法が2回誘発したりはしない。対象になった時点の面が持つ護法だけが誘発する。

開発秘話

カルロフ邸殺人事件先行デザインは、殺人ミステリーにふさわしいものをリストアップする中で「秘匿された情報」という概念に着目した。マジックには手札などの非公開情報が元々存在するが、それは存在が当たり前すぎて「何か謎がある」とプレイヤーに感じさせることはできない。そこで彼らが目を付けたのは変異だった。

タルキール覇王譚の時と同様、3マナ2/2はカードパワーの上昇に取り残されていると判断されたため、裏向きのクリーチャーの質を上げる必要があった。最初に挙がったのは3/2とする案だったが、ダメージ効率が良すぎ、クリーチャー同士の交換にも強すぎたため、表向きにする前に死亡しがちであった。そこで戦闘面の相互作用を損なわずに場持ちを上げる手段として護法が採用された。数字が揃っているからという理由で護法(2)から試され、うまく機能したためそのまま決定稿となった。

  • 当初はこのメカニズムが偽装/Cloakと呼ばれていた。セット・デザインが当メカニズムの予示バージョンを導入した時、そちらに名前が移った[3]

脚注

  1. The Tokens of Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』のトークンDaily MTG 2024年1月26日)
  2. Guild to Order, Part 2/支配するギルド その2Making Magic 2018年9月17日 Mark Rosewater著)
  3. Getting Away with Murders at Karlov Manor, Part 1/『カルロフ邸殺人事件』をやり遂げる その1(Making Magic 2024年1月16日 Mark Rosewater著)

参考

引用:総合ルール 20240308.0

日本語版総合ルールおよびmjmjが未対応のため、英語版総合ルールより引用

701.56a
To cloak a card, turn it face down. It becomes a 2/2 face-down creature card with ward {2}, no name, no subtypes, and no mana cost. Put that card onto the battlefield face down. That permanent is a cloaked permanent for as long as it remains face down. The effect defining its characteristics works while the card is face down and ends when it’s turned face up.
701.56b
Any time you have priority, you may turn a cloaked permanent you control face up. This is a special action that doesn’t use the stack (see rule 116.2b). To do this, show all players that the card representing that permanent is a creature card and what that card’s mana cost is, pay that cost, then turn the permanent face up. The effect defining its characteristics while it was face down ends, and it regains its normal characteristics. (If the card representing that permanent isn’t a creature card or it doesn’t have a mana cost, it can’t be turned face up this way.)
701.56c
If a card with morph is cloaked, its controller may turn that card face up using either the procedure described in rule 702.37e to turn a face-down permanent with morph face up or the procedure described above to turn a cloaked permanent face up.
701.56d
If a card with disguise is cloaked, its controller may turn that card face up using either the procedure described in rule 702.168d to turn a face-down permanent with disguise face up or the procedure described above to turn a cloaked permanent face up.
701.56e
If an effect instructs a player to cloak multiple cards from a single library, those cards are cloaked one at a time.
701.56f
If an effect instructs a player to cloak a card and a rule or effect prohibits the face-down object from entering the battlefield, that card isn’t cloaked. Its characteristics remain unmodified and it remains in its previous zone. If it was face up, it remains face up.
701.56g
If a cloaked permanent that’s represented by an instant or sorcery card would turn face up, its controller reveals it and leaves it face down. Abilities that trigger whenever a permanent is turned face up won’t trigger.
701.56h
701.56h See rule 708, “Face-Down Spells and Permanents,” for more information.
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