ダヴェッド/Dyfed
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その技術力で栄えたスラン/Thran時代のドミナリア/Dominariaにて、ダヴェッドは病に伏したグレイシャン/Glacianの元を訪れる。グレイシャンはスランの技術的な権威であり、彼のパワーストーン/Powerstoneや次元/Planeに関する理論は革新的なものだったのだ。ダヴェッドは彼に多元宇宙/Multiverseの旅を実際に体験させる事を望んだが、ファイシス症のグレイシャンには不可能に思えた。
グレイシャンの主治医で、当時まだ人間だったヨーグモス/Yawgmothはダヴェッドに接触し、パイルリー/Pyruleaへの旅を経て、多元宇宙の存在を知る。ファイシス症患者の治療のため、ダヴェッドはヨーグモスと協力関係を結び、新たに発見した人工次元(後のファイレクシア/Phyrexia)へのポータル/Portalを提供した。しかし、ヨーグモスはファイレクシアに連れ込んだファイシス症患者を生体兵器に改造し、異形の軍勢を率いてスラン戦争を起こしたのだった。
ダヴェッドはヨーグモスに協力した事を後悔し、ファイレクシアにプレインズウォークしてヨーグモスの裏切りを責め、降伏するよう伝える。ヨーグモスは初めそれに従う素振りを見せたが、ファイレクシアの実験をダヴェットに見せて精神的ショックを与え、その隙にパワーストーンの刃をダヴェッドの頭に突き刺した。思考を破壊し、プレインズウォークを封じたヨーグモスは、プレインズウォーカーの力の元となる器官を見つけ、自らに移植するためにダヴェットを生体解剖する。しかし、グレイシャンの妻レベック/Rebbecによって生きたまま解剖されているダヴェッドが発見され、解剖医が殺された事で、ダヴェットは最終的に死亡するのだった。