秘儀のコンパス/Mystic Compass
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1マナとタップで、ターン終了時まで土地1つを選んだ基本土地タイプ1種に変更するアーティファクト。
使い方次第で様々なことができる。自分の土地に対して使えば、マナフィルターとして期待できる。対戦相手の土地に対して使えば、自分のコントロールする土地渡りを持つクリーチャーを素通りさせることができる。また、状況次第で相手にとってはマナ拘束にもなるだろう。
それなりに優秀なアーティファクトであり、アライアンス発売当初は色マナを安定させられるアーティファクトがSol Grailくらいしかなかったため、副次的な効果も期待してわずかながら使われることがあった。
ミラージュ発売以降は各種ダイアモンドに取って代わられ、その後再録された第6版環境ではほとんど活躍することはなかった。わざわざ土地渡りを持つクリーチャーを使わずとも、シャドーのように元から強力な回避能力を持つクリーチャーを採用するほうが遥かに有用であった。ストンピィやスライにはリバー・ボア/River Boaのような土地渡りを持つクリーチャーが含まれる場合もあったものの、マナとカードを割くほど重要な要素ではなかった。また、単色化が進んでいたスタンダードにとっては、色マナの確保もマナ拘束も効果が薄かった。
- 基本土地タイプ1種に変更させるので、基本でない土地のルール文章をターン終了時まで失わせることができる。アップキープに起動すればメイン・フェイズでのガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleやトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyによるマナ加速、ミシュラランドなどを牽制できるのは馬鹿にできない。
- なお、これが再録された第6版が発売されたのはトレイリアのアカデミーが禁止カードになってから3か月以上後のことだった。
- アライアンス初出当時(カード画像)は対象にとれるのがマナを生む土地に限定されていた(例えばGlacial Chasmなどに基本土地タイプを与えてマナを生み出す、といったことはできなかった)が、第6版再録時にこの部分は削除され、強化されたと言える。