ドラゴンの嵐/Dragonstorm
提供:MTG Wiki
Dragonstorm / ドラゴンの嵐 (8)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
あなたのライブラリーからドラゴン(Dragon)・パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)
9マナのソーサリーなので、ストームを稼ぐのが大変である。これを使うには、早摘み/Early Harvestや煮えたぎる歌/Seething Songなどのマナ加速できる呪文を経由するなどの工夫が必要だろう。
一番最初に公開されたストーム持ちのカードである。このカードを一番に公開したのは、ストームの中でも一番危険性が薄いと判断されたからではないだろうか。実際、これがスカージで初登場したときはファンデッキに使われる程度だった。
しかし、時のらせんでタイムシフトカードとして再録された際は違った。同環境には煮えたぎる歌や睡蓮の花/Lotus Bloomといったストーム増加とマナ加速を兼ねるカード、そしてボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteや狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragonといった即座にダメージに直結するドラゴンが充実し、環境当初からこれをキーカードにしたドラゴンストームというデッキが大会でも活躍した。最終的に世界選手権06の優勝デッキに輝くまでになったのである。
そして1年後、形を変えて復活したドラゴンストームは世界選手権07にも嵐を巻き起こし、トップ4に2人を送り込む事に成功。すっかりカスレアのレッテルも払拭された感がある。「強いカード」などというものは環境やカード・プールによっていくらでも変化する、という好例だろう。
- モダンではそのマナ・コストの大きさが買われ、青単感染で猛火の群れ/Blazing Shoalの追加コストの餌として使われた。ソーサリーであるため、猛火の群れと同じく深遠の覗き見/Peer Through Depthsから引っ張ってこられるのが強み。
参考
- “ストーム”来襲(WotC、英語)
- ドラゴンストーム
- カード個別評価:時のらせんタイムシフト
- カード個別評価:スカージ - レア
- カード個別評価:Modern Masters - レア
- From the Vault:Dragons