砕骨の巨人/Bonecrusher Giant
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*踏みつけ/Stompという名前は[[ストンピィ]]の由来と同じ意味。 | *踏みつけ/Stompという名前は[[ストンピィ]]の由来と同じ意味。 |
2023年12月2日 (土) 21:03時点における版
クリーチャー — 巨人(Giant)
砕骨の巨人が呪文の対象になるたび、砕骨の巨人はその呪文のコントローラーに2点のダメージを与える。
4/3Stomp / 踏みつけ (1)(赤)
インスタント — 出来事(Adventure)
このターン、ダメージは軽減できない。クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。踏みつけはそれに2点のダメージを与える。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。出来事の「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
出来事は鋭い痛み/Flaring Painつきショック/Shock。火力効率は現実の流出/Reality Hemorrhage並だが、最低限の威力と軽さを備えているという点で使い勝手は悪くない。軽減されない効果は基本的におまけだが、濃霧/Fog系呪文や支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Controlなどの妨害を突破でき、プロテクションを当てにしたブロックに応じて使えばコンバット・トリックのように働くなど、汎用的な呪文に付随する形で使えるという意味では光りうる効果。ヒストリックでは九つの命/Nine Lives使用のロックデッキに対するアグロ側のアンチカードとして活用される。
クリーチャーとしてだけ見ても良好なマナレシオを持ち、発火の力線/Leyline of Combustionを内蔵したような能力も受動的だが侮れない。序盤ならブロッカーに一方的に討ち取られることは考えにくく、除去されても置き土産の2点が残るという良質なアグロ要員。なお、発火の力線と違って能力では誘発せず、また無差別なので単体強化などを使うとこちらがダメージを受けるはめになる点に注意。
いずれも腐りにくく、さらに出来事→クリーチャーとマナカーブが繋がる安定感、そして当事者カードゆえのカード・アドバンテージ面での強さを備えるのが魅力。
スタンダードでは早々に赤を含む各種アグロデッキや赤を加えたアドベンチャー、ミッドレンジ型ファイアーズなどに採用された。除去、アタッカー、ブロッカーと攻守において活躍し、赤を絡めたデッキであればまず真っ先に投入を検討され、その採用率の高さからタフネス2と3のクリーチャーの評価への影響力が非常に高い。イコリア:巨獣の棲処後では、巨智、ケルーガ/Keruga, the Macrosageや獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercerの相棒条件を満たせる実質2マナ呪文としても評価されるようになった。
ローテーション後もアドベンチャー系統やウィノータ・コンボ、プリズマリ・ミッドレンジといった赤を含むデッキにはほぼ必ず顔を出しており、環境を定義するカードの1枚として次のローテーションでスタンダードを去るまで存在感を示し続けた。
パイオニアでも赤系デッキの基本パーツとして広く採用される。モダン以下の基準ではやや重く稲妻/Lightning Boltの除去圏内に収まるタフネスであるためスタンダード・パイオニア程の影響力はないものの、続唱系デッキでは3マナの続唱呪文を阻害しない軽量除去として厚かましい借り手/Brazen Borrowerと共に利用されている。
- 同じ3マナ4/3の巨人だが、デメリット持ちの死角持ちの巨人/Blind-Spot Giantと比較すると、このカードがいかに優れているかがわかるだろう。
- 踏みつけの軽減できない効果は自分にも及ぶことに注意。システムクリーチャーを除去した後の戦闘フェイズでうっかりファッティをプロテクション持ち小型クリーチャーでブロックしたり、守護者の盾、ヴァルクミラ/Valkmira, Protector's Shieldを出しているのをいいことに1/1クリーチャーの大群によるフルアタックをスルーしたりすると、ときとして悲しい友情コンボが成立することも。
- 漢字のみ異なる踏み付け/Tread Uponというカードが存在する。
- 踏みつけ/Stompという名前はストンピィの由来と同じ意味。
- 同じく巨人に関わる火力である踏み潰し/Crush Underfootとの混同に注意。
- 初期の案では1マナの出来事と5マナのクリーチャーの抱き合わせになっていたが、常に出来事からプレイするのが最適解となってしまうことから現在のデザインに変更された[1]。もっとも、2ターン目・3ターン目のアクションがきれいに埋まり、またパワー4は終盤に温存しても充分な脅威となることもあいまって、現在のバージョンにおいてもやはり出来事から唱えられることが多い。