ギルド/Guild

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(序文をMTG初心者にもわかりやすいように推敲。灯争大戦以降を踏まえての「社会的役割」の推敲)
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'''ギルド'''/''Guild''とは、中世ヨーロッパの封建社会において存在した、職業ごとの組合のこと。同時代をイメージした世界観を持つファンタジー世界ではよく登場し、「同じ[[職業]]・同じ思想の者たちが集まった連合体」という程度の意味合いで使われる。特にRPG業界では、[[プレイヤー]]たちの冒険を援護する組織や襲ってくる敵勢力の存在を説明するのに便利に使われている。
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'''ギルド'''/''Guild''とは、中世ヨーロッパの封建社会において存在した、職業ごとの組合のこと。日本語では「座」「株仲間」「匠合」とも。同時代をイメージした世界観を持つファンタジー世界ではよく登場し、「同じ[[職業]]・同じ思想の者たちが集まった連合体」という程度の意味合いで使われる。特にRPG業界では、[[プレイヤー]]たちの冒険を援護する組織や襲ってくる敵勢力の存在を説明するのに便利に使われている。
  
[[ミラージュ]]の[[ギルド魔道士]][[サイクル]]など、背景ストーリー上はギルドと呼べる組織はいくつも登場する。だが、一般的にマジックにおける「ギルド」とは、'''[[ラヴニカ/Ravnica]]'''を舞台として扱った[[カード・セット]]に登場したギルドを指す事が多い。
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[[ミラージュ]]の[[ギルド魔道士]][[サイクル]]など、背景ストーリー上、ギルドと呼べる組織はいくつも登場している。ただし、ストーリー上の重要性や[[カードプール]]の多さから、2005年10月の[[ラヴニカ:ギルドの都]]リリース以降、一般的にマジックにおける「ギルド」とは次元「'''[[ラヴニカ/Ravnica]]'''」を舞台として扱った[[カード・セット]]に登場したギルド十組織のことを指す傾向が強くなっている。本項でも主としてラヴニカにおけるギルドについて解説する。
  
 
==ラヴニカにおけるギルド==
 
==ラヴニカにおけるギルド==
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*本拠地:[[秩序の尖塔、プラーフ/Prahv, Spires of Order]]/[[新プラーフ/New Prahv]]
 
*本拠地:[[秩序の尖塔、プラーフ/Prahv, Spires of Order]]/[[新プラーフ/New Prahv]]
 
*次元カード:[[プラーフ/Prahv (次元カード)]]
 
*次元カード:[[プラーフ/Prahv (次元カード)]]
*社会的役割:司法、立法
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*社会的役割:司法、立法、生活安全維持
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/dissension/azorius 特設サイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/dissension/azorius 特設サイト]
  
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*指導者:[[秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets]]/[[ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind]]
 
*指導者:[[秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets]]/[[ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind]]
 
*本拠地:[[影の家、ダスクマントル/Duskmantle, House of Shadow]]
 
*本拠地:[[影の家、ダスクマントル/Duskmantle, House of Shadow]]
*社会的役割:報道機関、情報拡散(もしくは秘匿・操作)、秘密裏の工作請負
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*社会的役割:報道機関、情報拡散(もしくは秘匿・操作)、興信所業務、秘密裏の工作請負
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/ravnica/dimir 特設サイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/ravnica/dimir 特設サイト]
  
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*指導者:[[穢すものラクドス/Rakdos the Defiler]]/[[暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots]](同一人物)
 
*指導者:[[穢すものラクドス/Rakdos the Defiler]]/[[暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots]](同一人物)
 
*本拠地:[[迷宮の宮殿、リックス・マーディ/Rix Maadi, Dungeon Palace]]
 
*本拠地:[[迷宮の宮殿、リックス・マーディ/Rix Maadi, Dungeon Palace]]
*社会的役割:鉄鋼業、退廃的娯楽、裏稼業(厄介事の処理)
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*社会的役割:鉱工業、退廃的娯楽、裏稼業(厄介事の処理)
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/dissension/rakdos 特設サイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/dissension/rakdos 特設サイト]
  
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*指導者:[[腹音鳴らし/Borborygmos]]/[[怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged]](同一人物)
 
*指導者:[[腹音鳴らし/Borborygmos]]/[[怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged]](同一人物)
 
*本拠地:[[怒りの穴蔵、スカルグ/Skarrg, the Rage Pits]]
 
*本拠地:[[怒りの穴蔵、スカルグ/Skarrg, the Rage Pits]]
*社会的役割:なし(都市自体を否定して自然回帰を目指す)
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*社会的役割:都市勢力の抑制(副産物として建造物破壊による都市の代謝)、原生地域の保護、都市文明不適応者の受け容れ、古代信仰の継承、道案内
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/guildpact/gruul 特設サイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/guildpact/gruul 特設サイト]
  
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*本拠地:[[都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree]]
 
*本拠地:[[都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree]]
 
*次元カード:[[セレズニアの屋根庭/Selesnya Loft Gardens (次元カード)]]
 
*次元カード:[[セレズニアの屋根庭/Selesnya Loft Gardens (次元カード)]]
*社会的役割:景観維持、自然保護
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*社会的役割:景観維持、自然保護、経済的弱者の保護
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/ravnica/selesnya 特設サイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/ravnica/selesnya 特設サイト]
  
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*本拠地:[[取引の教会、オルゾヴァ/Orzhova, the Church of Deals]]
 
*本拠地:[[取引の教会、オルゾヴァ/Orzhova, the Church of Deals]]
 
*次元カード:[[オルゾヴァ/Orzhova (次元カード)]]
 
*次元カード:[[オルゾヴァ/Orzhova (次元カード)]]
*社会的役割:あらゆる商取引と経済流動、紙幣流通、死後の安寧
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*社会的役割:あらゆる商取引と経済流動、紙幣流通、死者の魂の管理、教会経営、スラルの製造と運用、法曹業(士業)
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/guildpact/orzhov 特設サイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/guildpact/orzhov 特設サイト]
  
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*本拠地:[[火想者の高巣、ニヴィックス/Nivix, Aerie of the Firemind]]
 
*本拠地:[[火想者の高巣、ニヴィックス/Nivix, Aerie of the Firemind]]
 
*次元カード:[[イゼットの蒸気迷路/Izzet Steam Maze (次元カード)]]
 
*次元カード:[[イゼットの蒸気迷路/Izzet Steam Maze (次元カード)]]
*社会的役割:インフラ(上下水道・道路・光熱等)の維持及び管理、多方面に渡る研究
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*社会的役割:インフラ(上下水道・道路・光熱等)の維持及び管理、多方面に渡る研究・発明、娯楽競技開催
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/guildpact/izzet 特設サイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/guildpact/izzet 特設サイト]
  
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*本拠地:[[安息の無い墓、スヴォグトース/Svogthos, the Restless Tomb]]/腐敗の迷路、コロズダ
 
*本拠地:[[安息の無い墓、スヴォグトース/Svogthos, the Restless Tomb]]/腐敗の迷路、コロズダ
 
*次元カード:[[大納骨堂/Grand Ossuary (次元カード)]]
 
*次元カード:[[大納骨堂/Grand Ossuary (次元カード)]]
*社会的役割:社会的弱者の保護、食料供給、ゴミの再利用
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*社会的役割:社会的弱者の保護、食料供給、ゴミの再利用、往時軍の管理
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/ravnica/golgari 特設サイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/ravnica/golgari 特設サイト]
  
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*指導者:[[ボロスの大天使、ラジア/Razia, Boros Archangel]]/[[戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader]]
 
*指導者:[[ボロスの大天使、ラジア/Razia, Boros Archangel]]/[[戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader]]
 
*本拠地:[[軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion]]
 
*本拠地:[[軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion]]
*社会的役割:治安維持、犯罪駆逐
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*社会的役割:治安維持活動、犯罪駆逐、都市警護、警察活動(下部組織ウォジェクが担当)
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/ravnica/boros 特設サイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/ravnica/boros 特設サイト]
  
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*指導者:[[シミックの幻想家、モミール・ヴィグ/Momir Vig, Simic Visionary]]/[[首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana]]
 
*指導者:[[シミックの幻想家、モミール・ヴィグ/Momir Vig, Simic Visionary]]/[[首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana]]
 
*本拠地:[[進化の中心、ノヴィジェン/Novijen, Heart of Progress]]/第七ゾノット議場、ザーメク
 
*本拠地:[[進化の中心、ノヴィジェン/Novijen, Heart of Progress]]/第七ゾノット議場、ザーメク
*社会的役割:品種改良、先進医療
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*社会的役割:品種改良、先進医療、生医学研究
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/dissension/simic 特設サイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/dissension/simic 特設サイト]
  

2021年2月21日 (日) 18:38時点における版

ギルド/Guildとは、中世ヨーロッパの封建社会において存在した、職業ごとの組合のこと。日本語では「座」「株仲間」「匠合」とも。同時代をイメージした世界観を持つファンタジー世界ではよく登場し、「同じ職業・同じ思想の者たちが集まった連合体」という程度の意味合いで使われる。特にRPG業界では、プレイヤーたちの冒険を援護する組織や襲ってくる敵勢力の存在を説明するのに便利に使われている。

ミラージュギルド魔道士サイクルなど、背景ストーリー上、ギルドと呼べる組織はいくつも登場している。ただし、ストーリー上の重要性やカードプールの多さから、2005年10月のラヴニカ:ギルドの都リリース以降、一般的にマジックにおける「ギルド」とは次元「ラヴニカ/Ravnica」を舞台として扱ったカード・セットに登場したギルド十組織のことを指す傾向が強くなっている。本項でも主としてラヴニカにおけるギルドについて解説する。

目次

ラヴニカにおけるギルド

概要

次元丸ごとの範囲を持つ都市ラヴニカ/Ravnicaに存在する、10の勢力。

長らく戦争状態だったようだが、互いの役割分担と協調のために(ラヴニカ:ギルドの都の時点から見て)一万年前にパルンズ/Parunsによって魔法による強制力を持った協定(ギルドパクト/Guildpact)が結ばれた。それ以来表立った争いは行われていないが、対立の解消には至っておらず、どのギルドも覇権を狙っている冷戦状態にある。

先鋭的な思想を持つギルドたちだが、一方でそれぞれ(都市自体を否定するグルール一族を除いて)ラヴニカでの社会的役割を担っており、様々な形で一般市民の生活にかかせない恩恵をもたらしている。異なるギルド同士も互いをインフラなどの提供者として利用し合う。グルールもまた、都市生活に肌が合わない民の受け皿として機能している側面がある。

ラヴニカ・ブロックの物語でギルドパクトが崩壊し、その後の混乱期で10のギルドは大きく衰退した(後のアラーラの断片ブロックごろを描いたAgents of Artificeで描かれるラヴニカ市民は、ギルド支配から解放された生活を送っている)。もっとも、一万年も続いたギルド・システムが完全に崩壊するまでには至らなかったようで、ギルドが徐々に影響力を取り戻していった時代がラヴニカへの回帰ブロックである。

ギルドに所属しない市民は門なし/Gatelessと呼ばれる。

ギルド間の対立

下記のギルド間には対立が存在し、イラストにそれが反映されている。

例えば、イゼット団は青赤であるため、共通の友好色であるを除く緑白のギルド、すなわちセレズニア議事会が対立ギルドである。電解/Electrolyzeのイラストでセレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmageが焼かれているのはそのため。

とはいっても、実際にはこの関係性がすべてではなく、それ以外のギルドと対立している様子も少なからず見受けられる。

結局のところ、どのギルドも他のすべてのギルドとおしなべて仲が悪い、というのがより簡潔で、正しい解答なのかもしれない。

10のギルド

具体的には、以下の10のギルドが存在する。ラヴニカ・ブロックの時点では、上位ギルドと言われる勢力(ラヴニカ:ギルドの都に収録された4ギルド)が特に大きな影響力を持っていたが、ラヴニカへの回帰時点でのパワーバランスに関しては不明。

アゾリウス評議会/The Azorius Senate

ディミーア家/House Dimir

ラクドス教団/The Cult of Rakdos

グルール一族/The Gruul Clans

セレズニア議事会/The Selesnya Conclave

オルゾフ組/The Orzhov Syndicate

イゼット団/The Izzet/The Izzet League

ゴルガリ団/The Golgari/The Golgari Swarm

ボロス軍/Boros Legion

シミック団/シミック連合/The Simic Combine

参考

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