悪夢の国/Nightmare Lands
提供:MTG Wiki
2018年6月28日 (木) 22:40時点における版
悪夢の国/Nightmare Landsはオンスロート・ブロックに登場したドミナリア/Dominariaの地名。
目次 |
解説
4306AR、オタリア/Otaria大陸中央付近の(名称不明の)砂漠のどこかに、イクシドール/Ixidorがまぼろしを実体化させて無から作り出した王国。
王国内にはイクシドールが生み出した野獣やその他の動物、飛行するクラゲやサメ、グリフォン、イルカ、リバイアサンなど様々な生き物の姿が見られる。
- 悪夢の国と呼ばれる以前の名称はStubble Field(スタッブル原野)[1]だったとされるものの、スタッブル原野がイクシドールの王国以降の名称であるか、より昔からの名称であるかは不明瞭である。
位置と規模
悪夢の国の正確な位置と、領土の規模は不明瞭である。
イクシドールの改変した範囲が砂漠の一部だけなのか全体なのか、あるいは、イクシドールが追放された砂漠自体の位置や規模ですら非常に曖昧である。砂漠がCorian Badlands(コーリアン悪地)の一部にあたるのか、それとも独立した砂漠であるかすらよく分からない。[2]
ただし、少なくとも中心地トポスはアフェット/Aphettoや大闘技場/Grand Coliseumより北に位置する。トポスはクローサ/Krosaの森からの距離はアヴェール市/Averru Cityよりも遠い。したがって、アヴェルー市のあるCorian Escarpment(コーリアン断崖)は悪夢の国より東寄りに横たわると考えられる。また、悪夢の国の東の遠方にはエローシア/Eroshiaがある。
ドミナリア期に次元の全体地図が公表され、オタリアの詳細な地勢が判明し、中央に悪地や砂漠と見られる地形が確認できるが地名は記載されていない。
悪夢戦争
カマール/Kamahlとフェイジ/Phageの率いるクローサ/Krosa・陰謀団/The Cabal連合軍を、イクシドール軍が悪夢の国で迎え撃った戦争。フェイジの内面から解き放たれた死のワームの大群が敵味方の関係なく大殺戮を繰り広げ、混乱のうちに終結した。この戦いは「悪夢戦争/Nightmare War」と名付けられた。
悪夢の国の最後
魔力の化身であるカローナ/Karonaがドミナリア/Dominariaを一時離脱した際に、イクシドールが生み出した悪夢の国の全ては夢幻となって消失した。
地名
以下は全てイクシドールが魔力によって無から作り出したものである。
- トポス/Topos
- イクシドールの王国の中心地。
- Locus(ローカス)
- トポスにあるイクシドールの宮殿。
- Shadow Mountains(影山)
- 日差しを遮る山を祈願して生み出された背の高い山で、山頂は鉤爪のようにギザギザしている。山影がトポスやグリーングレードの森を覆う。
- Greenglades Forest(グリーングレードの森)
- ヤシなどの植物が生い茂り、野生の生き物が生息する密林。
- 「Greenglades」は「緑の林間地」の意。
- Purify River(浄化川)
- 水を求めた願いに応じて湧きだした川。
- Lake Locus(ローカス湖)
- ローカスを取り囲む湖。
登場
訳語
「Nightmare Lands」と「Topos」はオンスロート・ブロック当時の雑誌記事で「悪夢の国」と「トポス」と訳されており、それに倣った。
脚注
- ↑ stubble = 麦やトウモロコシなどの刈り株
- ↑ オタリア中央の悪地や断崖、砂漠の存在は、オデッセイ・ブロック小説では(その周辺が主舞台であったにもかかわらず)示されなかったため、オンスロート・ブロック小説三部作で後から付け足されたように見える