暗黒の深部/Dark Depths
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*[[魔力の導管/Power Conduit]]や[[大海の心臓、致清/Chisei, Heart of Oceans]]、[[霊気の断絶/Aether Snap]]、[[吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage]](→[[ヘックスメイジ・デプス]])などの[[カウンター (目印)|カウンター]]を直接取り除く手段を使う。 | *[[魔力の導管/Power Conduit]]や[[大海の心臓、致清/Chisei, Heart of Oceans]]、[[霊気の断絶/Aether Snap]]、[[吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage]](→[[ヘックスメイジ・デプス]])などの[[カウンター (目印)|カウンター]]を直接取り除く手段を使う。 | ||
*演劇の舞台などによって「戦場に出ている状態でコピー」し、コピーした方を残す。こうするとカウンターが置かれないため、即座にトークンを生み出せる。→[[ステージ・デプス]] | *演劇の舞台などによって「戦場に出ている状態でコピー」し、コピーした方を残す。こうするとカウンターが置かれないため、即座にトークンを生み出せる。→[[ステージ・デプス]] | ||
+ | **[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]や[[残響する深淵/Echoing Deeps]]など、「コピーとして戦場に出る」効果ではカウンターが置かれる置換効果までコピーされてしまうので注意。 | ||
**[[基本セット2014]]で[[レジェンド・ルール]]が変更されたことで強化された。それ以前は[[誘発型能力]]によって[[生け贄に捧げる]]前に[[状況起因処理]]でどちらも[[墓地に置く|墓地に置かれる]]ことになったため、さらに[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]が必要だった。 | **[[基本セット2014]]で[[レジェンド・ルール]]が変更されたことで強化された。それ以前は[[誘発型能力]]によって[[生け贄に捧げる]]前に[[状況起因処理]]でどちらも[[墓地に置く|墓地に置かれる]]ことになったため、さらに[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]が必要だった。 | ||
*何らかの方法でカウンターを持たない状態で戦場に出す。 | *何らかの方法でカウンターを持たない状態で戦場に出す。 |
2024年1月15日 (月) 22:56時点における版
伝説の氷雪土地
暗黒の深部はその上に氷(ice)カウンターが10個置かれた状態で戦場に出る。
(3):暗黒の深部から氷カウンターを1個取り除く。
暗黒の深部の上に氷カウンターが1個も置かれていないとき、それを生け贄に捧げる。そうしたなら、飛行と破壊不能を持つ、伝説の黒の20/20のアバター(Avatar)・クリーチャー・トークンの《マリット・レイジ/Marit Lage》を1体生成する。
コールドスナップで久々に登場したマナを出さない土地カード。マナを支払っていき10個の氷カウンターを全て取り除くと、マリット・レイジ/Marit Lageが眠りから目覚め戦場に降臨する。
20/20で飛行+破壊不能という性能はまさに圧巻。一度プレイヤーに攻撃が通ればゲームエンド、フィニッシャーとして充分に足るスペックである。
弱点として、マナをつぎ込むパーマネントである、出てくるのがトークンであるという2点よりバウンスに非常に弱い。また、タイミング良く併合/Annexなどコントロール奪取を喰らうと死に直結する点も危なっかしいため、安全策をとるなら打ち消しや特権階級/Privileged Positionなどで守ってやる必要があるだろう。その点でも、パーミッションのフィニッシャーとしての利がある。
- 氷カウンターは何によって置かれたものかを区別しないため、霧氷羽の梟/Rimefeather Owlなどで妨害することができる。
- コールドスナップのリリース・トーナメントでは、マリット・レイジ/Marit Lageのトークン・カードが配布された[1]。
- ルール文章が長いため他のカードより小さめのフォントが使われているが、日本語版では3つ目の能力の途中からフォントのサイズが変わってしまっている(カード画像)。
- アルティメットマスターズに新規イラストで再録。演劇の舞台/Thespian's Stageも一緒に収録され、神話レア+レアの組み合わせとはいえリミテッドで後述のコンボ達成も可能。
利用
普通に使おうとするとのべ30マナも必要なため、非常に時間がかかる。何の工夫も無くただデッキに入れただけではトークンが出てくる前にゲームが終わってしまうので、何らかの工夫をする必要がある。
- ウルザランドや炎の編み込み/Braid of Fireなどの、マナを豊富に出せる手段を用意する。
- パーミッションなどの、トークンが出てくるまで待てるデッキで使う。
- 魔力の導管/Power Conduitや大海の心臓、致清/Chisei, Heart of Oceans、霊気の断絶/Aether Snap、吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage(→ヘックスメイジ・デプス)などのカウンターを直接取り除く手段を使う。
- 演劇の舞台などによって「戦場に出ている状態でコピー」し、コピーした方を残す。こうするとカウンターが置かれないため、即座にトークンを生み出せる。→ステージ・デプス
- ヴェズーヴァ/Vesuvaや残響する深淵/Echoing Deepsなど、「コピーとして戦場に出る」効果ではカウンターが置かれる置換効果までコピーされてしまうので注意。
- 基本セット2014でレジェンド・ルールが変更されたことで強化された。それ以前は誘発型能力によって生け贄に捧げる前に状況起因処理でどちらも墓地に置かれることになったため、さらに鏡の画廊/Mirror Galleryが必要だった。
- 何らかの方法でカウンターを持たない状態で戦場に出す。
- 具体的には、厳粛/Solemnityを出しておく、血染めの太陽/Blood Sunの影響下で戦場に出してから血染めの太陽を除去する、予示してからスカークの騒ぎ屋/Skirk Alarmistで表向きに、等が挙げられる。
ルール
- 氷カウンターを取り除く能力とマリット・レイジトークンを生成する能力には直接の関連はない。他の方法で氷カウンターを取り除いてもトークン生成能力は誘発する。
- 3番目の、マリット・レイジトークンを生成する能力は状況誘発である。誘発した能力をもみ消し/Stifleなどで打ち消しても、誘発条件を満たしていて、かつスタックにこの能力が置かれていないなら、何度でも誘発する。
オラクルの変遷
印刷時のテキストでは、トークンの「破壊されない」は能力ではなくトークンが持つ属性とされていた。この属性は特性ではないため、そのトークンを騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostorでコピーしても、逆嶋は「破壊されない」属性を持たなかった。これはひどく直感に反することであり、意図的でない不注意であったため、2010年1月29日のオラクル更新で、飛行と同時に「このクリーチャーは破壊されない」能力を持たせるように変更された。
2013年7月のオラクル更新で、「このクリーチャーは破壊されない」能力を与える部分は、キーワード能力の「破壊不能」に置き換えられた。
ストーリー
暗黒の深部/Dark Depthsはマリット・レイジ/Marit Lageが眠りにつく海底(イラスト1、イラスト2)。ドミナリア期にThe Magic Story Podcast: Dominaria Geographyでマリット・レイジの所在がEndless Sea(無尽海)である可能性が示された。
その他
霊気紛争当時、このカードの偽造品が出回っていることが報告された。マジックプレイヤーでカードショップ経営者の日下部恭平は自身の店舗の記事で真贋の判別方法などを掲載し、注意喚起した[2]。
脚注
- ↑ Coldsnap Release Promo Card Revealed(Arcana 2006年7月13日 Wizards of the Coast著)
- ↑ くーやんの店舗スタッフ入門 第二回「フェイクを見極めろアゲイン」 BIGWEB (2019年2月16日閲覧)
参考
- カード個別評価:コールドスナップ - レア
- カード個別評価:ドミナリア・リマスター - 神話レア
- カード個別評価:ダブルマスターズ - 神話レア
- カード個別評価:アルティメットマスターズ - 神話レア
- From the Vault:Lore