銀枠
提供:MTG Wiki
細 |
|||
1行: | 1行: | ||
− | '''銀枠'''/''Silver Border''は、[[カード]]の[[枠|外枠]] | + | '''銀枠'''/''Silver Border''は、[[カード]]の[[枠|外枠]]が銀色であること。また、それらのカードの通称である。 |
==概要== | ==概要== | ||
現在、銀枠であるカードは、アン・[[セット]]にのみ収録されている新録カード、[[ホリデーギフトカード]]を含む一部の[[プロモーション・カード]]である。 | 現在、銀枠であるカードは、アン・[[セット]]にのみ収録されている新録カード、[[ホリデーギフトカード]]を含む一部の[[プロモーション・カード]]である。 | ||
− | |||
− | + | [[カジュアルプレイ|カジュアルイベント]]専用のカードであり、カジュアルイベントかつその[[フォーマット]]が明示的に許可している限り使用することができる。つまり、競技イベントでは使用しない。 | |
銀枠の世界では通常の[[ルーリング|ルール]]では考えられないような状況が発生するので注意。 [[紫]]だの[[ピンク]]だのの[[色]]が出てきたり、数に[[1/2]]が出てきたりとルールが根本的に違っていたりする。 | 銀枠の世界では通常の[[ルーリング|ルール]]では考えられないような状況が発生するので注意。 [[紫]]だの[[ピンク]]だのの[[色]]が出てきたり、数に[[1/2]]が出てきたりとルールが根本的に違っていたりする。 | ||
13行: | 12行: | ||
また、特殊なしゃべり方を要求するカードなども、後の達成カード([[プレリリース・トーナメント]]などで参加者が挑戦できるアクティビティ)に応用されている。 | また、特殊なしゃべり方を要求するカードなども、後の達成カード([[プレリリース・トーナメント]]などで参加者が挑戦できるアクティビティ)に応用されている。 | ||
− | *[[金枠]] | + | *[[基本土地]]と[[蒸気打ちの親分/Steamflogger Boss]]のように、[[黒枠]]セットが初出だが後にジョーク・セットに収録されているカードは、ジョーク・セット版も黒枠(あるいは銀枠でない特別なデザイン)で印刷されている。 |
+ | *[[金枠]]のカードがすべて「真正カードの[[裏面]]と異なる」という理由で使用できないのに対し、銀枠は[[マジック・イベント規定]]で「銀枠を持つカードが特定のカジュアルイベントのみ使用できる」と定義されているために(競技イベントでは)使用できない。 | ||
*[[新枠]]では[[アーティファクト]]が銀色であるが、それだけでは銀枠とは呼ばれない。 | *[[新枠]]では[[アーティファクト]]が銀色であるが、それだけでは銀枠とは呼ばれない。 | ||
*銀枠セットはセット名が「Un-」の接頭辞で始まる単語で統一されており、まとめてアン・セット/Un-setと呼ばれる。 | *銀枠セットはセット名が「Un-」の接頭辞で始まる単語で統一されており、まとめてアン・セット/Un-setと呼ばれる。 | ||
37行: | 37行: | ||
===[[Unsanctioned]]=== | ===[[Unsanctioned]]=== | ||
− | [[2020年]] | + | [[2020年]]2月29日発売。銀枠セット第4弾。銀枠カードの[[再録]]も含んだ[[構築済みデッキ]]・セット。 |
==参考== | ==参考== |
2020年6月21日 (日) 22:29時点における版
銀枠/Silver Borderは、カードの外枠が銀色であること。また、それらのカードの通称である。
目次 |
概要
現在、銀枠であるカードは、アン・セットにのみ収録されている新録カード、ホリデーギフトカードを含む一部のプロモーション・カードである。
カジュアルイベント専用のカードであり、カジュアルイベントかつそのフォーマットが明示的に許可している限り使用することができる。つまり、競技イベントでは使用しない。
銀枠の世界では通常のルールでは考えられないような状況が発生するので注意。 紫だのピンクだのの色が出てきたり、数に1/2が出てきたりとルールが根本的に違っていたりする。
銀枠世界ならではの不思議なメカニズムが、後に黒枠世界にリメイクされるものも時折存在する。 例えば予見能力はInfernal Spawn of Evilの能力が基になっているし、未来予知の契約サイクルはアンヒンジドのRocket-Powered Turbo Slugが持つ超速攻が基になっている 。
また、特殊なしゃべり方を要求するカードなども、後の達成カード(プレリリース・トーナメントなどで参加者が挑戦できるアクティビティ)に応用されている。
- 基本土地と蒸気打ちの親分/Steamflogger Bossのように、黒枠セットが初出だが後にジョーク・セットに収録されているカードは、ジョーク・セット版も黒枠(あるいは銀枠でない特別なデザイン)で印刷されている。
- 金枠のカードがすべて「真正カードの裏面と異なる」という理由で使用できないのに対し、銀枠はマジック・イベント規定で「銀枠を持つカードが特定のカジュアルイベントのみ使用できる」と定義されているために(競技イベントでは)使用できない。
- 新枠ではアーティファクトが銀色であるが、それだけでは銀枠とは呼ばれない。
- 銀枠セットはセット名が「Un-」の接頭辞で始まる単語で統一されており、まとめてアン・セット/Un-setと呼ばれる。
銀枠セット
Unglued
1998年8月発売。初の銀枠セット。6面ダイスを使ったり、次のゲームへ効果を持ち越すカード、果ては頭の上にカードを載せたりニワトリのように鳴いたり、マジックの枠を超えた遊び方ができるジョーク・セット。一方で勝利条件カード、チーム戦を意識したカード、トークン・カードやフルアート基本土地カードなど黒枠へと引き継がれた要素も数多く初登場している。
Unhinged
2004年11月19日発売。銀枠セット第2弾。アーティストを参照したり、分数を使うカードが多いことが特徴。
ホリデーギフトカード
2006年から始まった、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストが毎年年末に従業員やビジネス・パートナーなどに配布するプロモーション・カード。
HASCON・プロモーション・カード
2017年9月8日~10日に開催されたHASBROのコンベンション・イベントで限定販売された。Hasbroのブランドであるダンジョンズ&ドラゴンズ、トランスフォーマー、ナーフとのコラボレーション・カード。
Unstable
2017年12月8日発売。銀枠セット第3弾。通常のマジックのセットと同様にブースタードラフトで遊ぶことができるようバランス調整されている。未来予知の幻のメカニズム、からくりが登場したことが話題を呼んだ。
Ponies: The Galloping
2019年10月22日発売。チャリティーイベント用の限定販売セット。マイリトルポニーとのコラボレーション・カード。
Unsanctioned
2020年2月29日発売。銀枠セット第4弾。銀枠カードの再録も含んだ構築済みデッキ・セット。