タウノス/Tawnos

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'''タウノス'''/''Tawnos''は、[[ジャムーラ/Jamuraa]]出身の[[工匠|工匠/Artificer]]。玩具職人の出だが、その生きているかのような動物型[[アーティファクト]]作成の腕を買われ、[[ウルザ/Urza]]の弟子となる。
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'''タウノス'''/''Tawnos''[[アンティキティー]]初出の[[ドミナリア/Dominaria]]のキャラクター。
  
[[兄弟戦争]]の間、彼はウルザの副官として仕え、最期は重傷を負って自らを凍結する。[[Tawnos's Coffin]]である。
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*名前の由来は、かの名探偵[[Wikipedia:ja:シャーロック・ホームズ|シャーロック・ホームズ]]の相棒である[[Wikipedia:ja:ジョン・H・ワトスン|ワトソン医師]](WATSON)の[[アナグラム]]。
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*その名前がアンティキティーで初めて登場してから、[[統率者2018]]にて本人が[[カード]]化するまで実に24年以上の歳月が経過している。これは統率者2018が発売された[[2018年]]8月時点で最長の記録である。
  
その後棺から出た彼は[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog]]とともにウルザの息子、[[ハービン/Harbin]]を育てる。
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==解説==
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タウノスは[[ウルザ/Urza]]の弟子(徒弟)<ref>apprenticeの既存公式訳は弟子と徒弟が混在</ref>であり片腕であり一番の友人であった。ウルザよりも年齢は若く、肩幅が広く長身、髪はくしゃくしゃの金髪でハンサム。[[ヨーティア/Yotia]]出身の[[人間]]男性。({{Gatherer|id=450646|成年時イラスト}}、{{Gatherer|id=12328|壮年時イラスト}})
  
*名前の由来は、かの名探偵[[Wikipedia:ja:シャーロック・ホームズ|シャーロック・ホームズ]]の相棒である[[Wikipedia:ja:ジョン・H・ワトスン|ワトソン医師]](WATSON)の[[アナグラム]]
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才能ある[[工匠]]として動物的なモチーフをはじめとする様々な発明品を遺しただけでなく、工房に引きこもるウルザの代理として政治に参加したり、現場指揮官としても活躍した。ウルザと[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog]]両者の良き友人・助言者として、時にはすれ違いがちな2人の仲を取り持つ橋渡し役として尽くした。夫婦の息子[[ハービン/Harbin]]に対しては理解ある年長者として愛情をもって接し、ハービンからは実のおじのように尊敬されていた。
*その名前が[[アンティキティー]]で初めて登場してから、[[統率者2018]]にて本人が[[カード]]化するまで実に24年以上の歳月が経過している。これは統率者2018が発売された[[2018年]]8月時点で最長の記録である。
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==登場カード==
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敵対勢力の幹部[[アシュノッド/Ashnod]]とは兄弟の一番弟子として相通ずるものがあり、(敵同士のため会話する機会こそ少なかったものの)癖のある師匠を持った気苦労や工匠としての研究論を語り合ったり、互いの窮地を救ったこともある奇妙な友人関係にあった。アシュノッドは最期に[[Golgothian Sylex#ストーリー|ゴーゴスの酒杯/Golgothian Sylex]]をタウノスに託し、[[ギックス/Gix]]を足止めして命を落としている。[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]となったウルザはタウノスの記憶を覗き見て、2人はかつての恋人同士であったと決めつけた<ref name=01>小説Planeswalker第1章より。この章のウルザには時系列の矛盾や事実関係の誤認・誤解釈、強引な結論付けが散見される</ref>。
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==経歴==
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タウノスはヨーティア国南方の港町Jorilin(ジョリリン)で生まれる。ジョリリンのおじ<ref>伯父か叔父か不明</ref>の下で修行して玩具職人となり数年間働いた後、首都[[クルーグ/Kroog]]で名声を上げたウルザに感銘を受けて上京し、24-25[[AR]]頃に弟子入りした。タウノスの助言で改良型[[羽ばたき飛行機械/Ornithopter#ストーリー|羽ばたき飛行機械/Ornithopter]]が完成する。
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26AR、Korlinda(コーリンダ)の和平会議が失敗しクルーグの大将軍が死亡する。カイラは父の喪失と夫の無関心によって自分自身を見失ない、一方のウルザも圧し掛かる重責に潰され工房に閉じこもる。タウノスが夫婦間の緊張を解きほぐすと、互いに慰め合い寄り添うようになる。タウノスは夫婦の関係改善を喜んだ。
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28AR<ref>27AR後半の可能性もある</ref>、ミシュラの提案による偽りの和平会談がクルーグで開かれる。この日がアシュノッドと初対面になる。深夜にタウノスはアシュノッドと2人で意気投合して飲み交わしていると、ふとカイラの様子に不可解さがあったと思い至り酒の席を中座。アシュノッドをゲスト室に残して、ウルザの下へと取って返し2人でカイラの不義の現場を取り押さえる。ミシュラと使節団はクルーグからすぐに退却したが、取り残されたアシュノッド1人が拘束される。
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4ケ月後、クルーグが[[ファラジ/Fallaji#ファラジ帝国|ファラジ帝国/Fallaji Empire]]長王の攻撃で陥落する。タウノスは捕虜のアシュノッドを解放し「カイラはミシュラの子を身ごもっている可能性がある。ミシュラの子を守るために逃走する手引きをしろ」と迫り、妊婦のカイラを連れて戦火のクルーグから脱出に成功する。翌年ハービンが誕生。2年目の冬に最初の[[粘土像/Clay Statue#ストーリー|粘土像/Clay Statue]]2体が完成する。
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31AR、[[カー峠/Kher Ridges]]の南の谷間、[[コーリス/Korlis]]と[[アルガイヴ/Argive]]の国境付近にある霧に隠された[[ウルザの塔/Urza's Tower#ストーリー|ウルザの塔/Urza's Tower]]で、タウノスはウルザと再会を果たす。粘土像がウルザに評価され、タウノスは徒弟期間を終了してマスターの称号を授かる。タウノスはカイラと息子との対面に気後れするウルザを宥め諭して、苦難の3年を経てようやく夫婦と息子は互いを受け入れる。
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ウルザの[[ヨーティアの兵/Yotian Soldier#ストーリー|ヨーティアの兵/Yotian Soldier]]とタウノスの粘土像は大量生産され、アルガイヴとコーリスに提供される。これらの機械兵士を擁するコーリス軍は32AR頃のファラジの侵略軍を撃退する。この2種の機械兵士は戦後末期まで広く利用されていく。
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36AR、アルガイヴ・コーリス間の王族の婚礼式典に参列する。
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アルガイヴ・コーリス連合国成立以降、ファラジ帝国との戦争は激しさを増す(この時期に[[トリスケリオン/Triskelion#ストーリー|トリスケリオン/Triskelion]]が実戦配備)。連合国軍がヨーティアを奪還し、[[トマクル/Tomakul]]攻撃へと方針を転換する。タウノスはトマクルの戦いにおいてファラジ帝国の捕虜となる。トマクルの[[Oubliette#ストーリー|Oubliette(ウーブリエット)]]に投獄されアシュノッドの尋問を受けるが、密かにアシュノッドから脱獄の協力を受ける。脱獄したタウノスは大砂漠からヨーティアへと辛い旅を乗り越えた末にウルザによって救出される(救出時で43AR)。
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57AR以降のいずれかの時点で[[アルゴス/Argoth]]に移動。<ref>小説The Brothers' Warではそれまでの10年余りの期間はほとんど何も語られていない</ref>
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63AR最終日が最終決戦となった。その前夜にアシュノッドから伝言が届き2人で密かに会合を持つ。決戦当日、戦場で2人が再会するとそこに[[ギックス/Gix]]が出現、アシュノッドはゴーゴスの酒杯をタウノスに託してギックスに立ち向かい命を落とす。タウノスはウルザにゴーゴスの酒杯とアシュノッドの伝言を伝える。ウルザの退避命令を受諾したタウノスは[[Tawnos's Coffin#ストーリー|棺]]に入って起動する。ウルザが酒杯を起爆して大破壊をもたらす。
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64AR、タウノスの棺はヨーティア南岸に漂着。ウルザはタウノスを棺から目覚めさせ、[[象牙の塔/Ivory Tower#ストーリー|象牙の塔/Ivory Tower]]の学者同盟の生き残りと合流するように促し、カイラには見聞きした事実を伝えてほしいと託した。タウノスの目覚めは終戦およそ5年後とする記述もある<ref name=01/>。
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カイラの著作「アンティキティー戦争」の版の中には、終戦5年後にタウノスはカイラの下に帰還して、ウルザはカイラの名を呼びながら亡くなったと語った、と記されているものがある。<ref>小説Planeswalker</ref>
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==タウノスの発明==
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タウノスの発明の傾向は、動物を注意深く観察し、機械で模倣するアプローチが特徴的である。
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*機械の蛇(玩具職人時代の作品。ウルザの興味を引き高い評価を得た)
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*[[羽ばたき飛行機械/Ornithopter#ストーリー|羽ばたき飛行機械/Ornithopter]]の改良型(タウノスの鳥類に関する分析的な助言が完成に導いた)
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*[[粘土像/Clay Statue#ストーリー|粘土像/Clay Statue]](ウルザの[[原初の土/Primal Clay#ストーリー|原初の土/Primal Clay]]、[[多相の戦士/Shapeshifter#ストーリー|多相の戦士/Shapeshifter]]へと発展)
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*幼いハービンに贈った玩具の鳥(ウルザが着想を発展させて[[機械仕掛けの鳥/Clockwork Avian#ストーリー|機械仕掛けの鳥/Clockwork Avian]]を開発)
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*[[トリスケリオン/Triskelion#ストーリー|トリスケリオン/Triskelion]]
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*[[タウノスのワンド/Tawnos's Wand#ストーリー|タウノスのワンド/Tawnos's Wand]]
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*[[Tawnos's Coffin#ストーリー|Tawnos's Coffin]](後世の[[ウルザの鎧/Urza's Armor#ストーリー|ウルザの鎧/Urza's Armor]]へ発展)
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小説the Brothers' Warで特に言及ないもの
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*[[Candelabra of Tawnos]]、[[タウノスの武具/Tawnos's Weaponry]]
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==Armadaコミックシリーズのタウノス==
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タウノスはArmadaコミックのAntiquities War#3からUrza-Mishra War#2まで主要登場人物の1人として登場する。物語の結末となるUrza-Mishra War#3は未出版に終わったが、Armadaコミックと同じアクレイム・エンタテインメント系列のPCゲームBattlemage内でコミック版タウノスの全体像を知ることができる(ただし未出版コミック部分は断片的な記述しかない)。
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コミック版のタウノスは正史となる小説The Brothers' Warと比較すると、コミックAntiquities Warでは差異はほぼないものの、続くUrza-Mishra War以降は大きく異なる人物像となっている。タウノスは心に空虚さを抱えた人物として描かれており、それを埋めるためにカイラの愛を切望し、ウルザへの嫉妬心から背信の道を選んでしまう。
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確認できる正史との差異は次の通り。タウノスとカイラはかつて愛人関係にあったとみられるが、最終的にタウノスはカイラに拒絶される。アルゴス発見後、タウノスは情報を携えてミシュラとアシュノッドの下へ走る。アルゴスの最終決戦でタウノスは魔法の棺にアシュノッドを入れる。
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小説The Brothers' Warでのタウノスの容姿、および、カードのタウノスのイラストはコミックAntiquities Warにかなり近い(Urza-Mishra Warは容姿も違う)。
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==登場==
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===登場カード===
 
*[[ウルザの弟子、タウノス/Tawnos, Urza's Apprentice]]
 
*[[ウルザの弟子、タウノス/Tawnos, Urza's Apprentice]]
 
*[[Tawnos]]([[ヴァンガード]])
 
*[[Tawnos]]([[ヴァンガード]])
  
===[[カード名]]に登場===
+
====[[カード名]]に登場====
[[Candelabra of Tawnos]]、[[Tawnos's Coffin]]、[[タウノスのワンド/Tawnos's Wand]]、[[タウノスの武具/Tawnos's Weaponry]]
+
;[[アンティキティー]]
===[[フレイバー・テキスト]]に登場===
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:[[Candelabra of Tawnos]]、[[Tawnos's Coffin]]、[[タウノスのワンド/Tawnos's Wand]]、[[タウノスの武具/Tawnos's Weaponry]]
[[ミシュラのアンク/Ankh of Mishra]]、Candelabra of Tawnos、[[粘土像/Clay Statue]]、[[カマキリ・エンジン/Mantis Engine]]、タウノスの武具/Tawnos's Weaponry、[[トリスケリオン/Triskelion]]、[[ウルザの鎧/Urza's Armor]][[燭台の大魔術師/Magus of the Candelabra]](ウルザの弟子として)
+
;[[第4版]]
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:[[タウノスのワンド/Tawnos's Wand]]、[[タウノスの武具/Tawnos's Weaponry]]
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;[[第5版]]
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:[[タウノスの武具/Tawnos's Weaponry]]
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====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
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;[[アンティキティー]]
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:[[Candelabra of Tawnos]]、[[粘土像/Clay Statue]]、[[タウノスの武具/Tawnos's Weaponry]]、[[トリスケリオン/Triskelion]]
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;[[第4版]]
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:[[粘土像/Clay Statue]]、[[タウノスの武具/Tawnos's Weaponry]]、[[トリスケリオン/Triskelion]]
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;[[第5版]]
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:[[ミシュラのアンク/Ankh of Mishra]]、[[粘土像/Clay Statue]]、[[タウノスの武具/Tawnos's Weaponry]]
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;[[ウルザズ・サーガ]]
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:[[ウルザの鎧/Urza's Armor]]
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;[[第6版]]
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:[[ミシュラのアンク/Ankh of Mishra]]
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;[[ウルザズ・デスティニー]]
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:[[カマキリ・エンジン/Mantis Engine]]
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;[[時のらせん]]
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:[[燭台の大魔術師/Magus of the Candelabra]](ウルザの弟子として)
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;[[エターナルマスターズ]]
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:[[アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar]]
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===登場作品・登場記事===
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*A History of Antiquities(掌編。[[Duelist|Duelist Supplement]]誌掲載)
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*[[Antiquities War on the World of MAGIC: the Gathering|Antiquities War]]#3-4(コミック)
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*[[Urza-Mishra War on the World of MAGIC: the Gathering|Urza-Mishra War]]#1-2(コミック)
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*The Antiquities War(PCゲームBattlemage内に登場する書物)
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*[[The Brothers' War]](小説)
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*[[Planeswalker]](小説)
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*[[Time Streams]](小説。名前のみの登場)
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*[[The Eternal Ice]](小説。名前のみの登場)
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*[[Apocalypse]](小説。名前のみの登場)
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*[https://magic.wizards.com/en/products/Commander-2018 Commander (2018 Edition)]/[https://magic.wizards.com/ja/products/Commander-2018 統率者(2018年版)](公式サイト製品紹介。タウノスのプロフィールあり)
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 +
==脚注==
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<references/>
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==参考==
 
==参考==
 +
*[[アンティキティー]]
 +
*[[ウルザ/Urza]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
__NOTOC__
 

2019年1月24日 (木) 10:13時点における版

タウノス/Tawnosアンティキティー初出のドミナリア/Dominariaのキャラクター。

目次

解説

タウノスはウルザ/Urzaの弟子(徒弟)[1]であり片腕であり一番の友人であった。ウルザよりも年齢は若く、肩幅が広く長身、髪はくしゃくしゃの金髪でハンサム。ヨーティア/Yotia出身の人間男性。(成年時イラスト壮年時イラスト

才能ある工匠として動物的なモチーフをはじめとする様々な発明品を遺しただけでなく、工房に引きこもるウルザの代理として政治に参加したり、現場指揮官としても活躍した。ウルザとカイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog両者の良き友人・助言者として、時にはすれ違いがちな2人の仲を取り持つ橋渡し役として尽くした。夫婦の息子ハービン/Harbinに対しては理解ある年長者として愛情をもって接し、ハービンからは実のおじのように尊敬されていた。

敵対勢力の幹部アシュノッド/Ashnodとは兄弟の一番弟子として相通ずるものがあり、(敵同士のため会話する機会こそ少なかったものの)癖のある師匠を持った気苦労や工匠としての研究論を語り合ったり、互いの窮地を救ったこともある奇妙な友人関係にあった。アシュノッドは最期にゴーゴスの酒杯/Golgothian Sylexをタウノスに託し、ギックス/Gixを足止めして命を落としている。プレインズウォーカー/Planeswalkerとなったウルザはタウノスの記憶を覗き見て、2人はかつての恋人同士であったと決めつけた[2]

経歴

タウノスはヨーティア国南方の港町Jorilin(ジョリリン)で生まれる。ジョリリンのおじ[3]の下で修行して玩具職人となり数年間働いた後、首都クルーグ/Kroogで名声を上げたウルザに感銘を受けて上京し、24-25AR頃に弟子入りした。タウノスの助言で改良型羽ばたき飛行機械/Ornithopterが完成する。

26AR、Korlinda(コーリンダ)の和平会議が失敗しクルーグの大将軍が死亡する。カイラは父の喪失と夫の無関心によって自分自身を見失ない、一方のウルザも圧し掛かる重責に潰され工房に閉じこもる。タウノスが夫婦間の緊張を解きほぐすと、互いに慰め合い寄り添うようになる。タウノスは夫婦の関係改善を喜んだ。

28AR[4]、ミシュラの提案による偽りの和平会談がクルーグで開かれる。この日がアシュノッドと初対面になる。深夜にタウノスはアシュノッドと2人で意気投合して飲み交わしていると、ふとカイラの様子に不可解さがあったと思い至り酒の席を中座。アシュノッドをゲスト室に残して、ウルザの下へと取って返し2人でカイラの不義の現場を取り押さえる。ミシュラと使節団はクルーグからすぐに退却したが、取り残されたアシュノッド1人が拘束される。

4ケ月後、クルーグがファラジ帝国/Fallaji Empire長王の攻撃で陥落する。タウノスは捕虜のアシュノッドを解放し「カイラはミシュラの子を身ごもっている可能性がある。ミシュラの子を守るために逃走する手引きをしろ」と迫り、妊婦のカイラを連れて戦火のクルーグから脱出に成功する。翌年ハービンが誕生。2年目の冬に最初の粘土像/Clay Statue2体が完成する。

31AR、カー峠/Kher Ridgesの南の谷間、コーリス/Korlisアルガイヴ/Argiveの国境付近にある霧に隠されたウルザの塔/Urza's Towerで、タウノスはウルザと再会を果たす。粘土像がウルザに評価され、タウノスは徒弟期間を終了してマスターの称号を授かる。タウノスはカイラと息子との対面に気後れするウルザを宥め諭して、苦難の3年を経てようやく夫婦と息子は互いを受け入れる。

ウルザのヨーティアの兵/Yotian Soldierとタウノスの粘土像は大量生産され、アルガイヴとコーリスに提供される。これらの機械兵士を擁するコーリス軍は32AR頃のファラジの侵略軍を撃退する。この2種の機械兵士は戦後末期まで広く利用されていく。

36AR、アルガイヴ・コーリス間の王族の婚礼式典に参列する。

アルガイヴ・コーリス連合国成立以降、ファラジ帝国との戦争は激しさを増す(この時期にトリスケリオン/Triskelionが実戦配備)。連合国軍がヨーティアを奪還し、トマクル/Tomakul攻撃へと方針を転換する。タウノスはトマクルの戦いにおいてファラジ帝国の捕虜となる。トマクルのOubliette(ウーブリエット)に投獄されアシュノッドの尋問を受けるが、密かにアシュノッドから脱獄の協力を受ける。脱獄したタウノスは大砂漠からヨーティアへと辛い旅を乗り越えた末にウルザによって救出される(救出時で43AR)。

57AR以降のいずれかの時点でアルゴス/Argothに移動。[5]

63AR最終日が最終決戦となった。その前夜にアシュノッドから伝言が届き2人で密かに会合を持つ。決戦当日、戦場で2人が再会するとそこにギックス/Gixが出現、アシュノッドはゴーゴスの酒杯をタウノスに託してギックスに立ち向かい命を落とす。タウノスはウルザにゴーゴスの酒杯とアシュノッドの伝言を伝える。ウルザの退避命令を受諾したタウノスはに入って起動する。ウルザが酒杯を起爆して大破壊をもたらす。

64AR、タウノスの棺はヨーティア南岸に漂着。ウルザはタウノスを棺から目覚めさせ、象牙の塔/Ivory Towerの学者同盟の生き残りと合流するように促し、カイラには見聞きした事実を伝えてほしいと託した。タウノスの目覚めは終戦およそ5年後とする記述もある[2]

カイラの著作「アンティキティー戦争」の版の中には、終戦5年後にタウノスはカイラの下に帰還して、ウルザはカイラの名を呼びながら亡くなったと語った、と記されているものがある。[6]

タウノスの発明

タウノスの発明の傾向は、動物を注意深く観察し、機械で模倣するアプローチが特徴的である。

小説the Brothers' Warで特に言及ないもの

Armadaコミックシリーズのタウノス

タウノスはArmadaコミックのAntiquities War#3からUrza-Mishra War#2まで主要登場人物の1人として登場する。物語の結末となるUrza-Mishra War#3は未出版に終わったが、Armadaコミックと同じアクレイム・エンタテインメント系列のPCゲームBattlemage内でコミック版タウノスの全体像を知ることができる(ただし未出版コミック部分は断片的な記述しかない)。

コミック版のタウノスは正史となる小説The Brothers' Warと比較すると、コミックAntiquities Warでは差異はほぼないものの、続くUrza-Mishra War以降は大きく異なる人物像となっている。タウノスは心に空虚さを抱えた人物として描かれており、それを埋めるためにカイラの愛を切望し、ウルザへの嫉妬心から背信の道を選んでしまう。

確認できる正史との差異は次の通り。タウノスとカイラはかつて愛人関係にあったとみられるが、最終的にタウノスはカイラに拒絶される。アルゴス発見後、タウノスは情報を携えてミシュラとアシュノッドの下へ走る。アルゴスの最終決戦でタウノスは魔法の棺にアシュノッドを入れる。

小説The Brothers' Warでのタウノスの容姿、および、カードのタウノスのイラストはコミックAntiquities Warにかなり近い(Urza-Mishra Warは容姿も違う)。

登場

登場カード

カード名に登場

アンティキティー
Candelabra of TawnosTawnos's Coffinタウノスのワンド/Tawnos's Wandタウノスの武具/Tawnos's Weaponry
第4版
タウノスのワンド/Tawnos's Wandタウノスの武具/Tawnos's Weaponry
第5版
タウノスの武具/Tawnos's Weaponry

フレイバー・テキストに登場

アンティキティー
Candelabra of Tawnos粘土像/Clay Statueタウノスの武具/Tawnos's Weaponryトリスケリオン/Triskelion
第4版
粘土像/Clay Statueタウノスの武具/Tawnos's Weaponryトリスケリオン/Triskelion
第5版
ミシュラのアンク/Ankh of Mishra粘土像/Clay Statueタウノスの武具/Tawnos's Weaponry
ウルザズ・サーガ
ウルザの鎧/Urza's Armor
第6版
ミシュラのアンク/Ankh of Mishra
ウルザズ・デスティニー
カマキリ・エンジン/Mantis Engine
時のらせん
燭台の大魔術師/Magus of the Candelabra(ウルザの弟子として)
エターナルマスターズ
アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar

登場作品・登場記事

脚注

  1. apprenticeの既存公式訳は弟子と徒弟が混在
  2. 2.0 2.1 小説Planeswalker第1章より。この章のウルザには時系列の矛盾や事実関係の誤認・誤解釈、強引な結論付けが散見される
  3. 伯父か叔父か不明
  4. 27AR後半の可能性もある
  5. 小説The Brothers' Warではそれまでの10年余りの期間はほとんど何も語られていない
  6. 小説Planeswalker

参考

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