共闘
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あなたのデッキには、統率者2枚をあわせてちょうど100枚のカードが含まれなければならない。両統率者は、ゲームの開始時点で[[統率]][[領域]]に置かれている。 | あなたのデッキには、統率者2枚をあわせてちょうど100枚のカードが含まれなければならない。両統率者は、ゲームの開始時点で[[統率]][[領域]]に置かれている。 | ||
− | あなたのデッキの固有色を決定する際を除き、統率者2枚は独立に機能する。共闘を持つ統率者1枚を[[唱える]] | + | あなたのデッキの固有色を決定する際を除き、統率者2枚は独立に機能する。共闘を持つ統率者1枚を[[唱える]]ときには、あなたの他の統率者が唱えられた回数は無視する。[[プレイヤー]]1人が同一の統率者によって21点以上の[[戦闘ダメージ]]を与えられているかどうかを判定するときには、あなたの統率者2体のそれぞれからの[[ダメージ]]をそれぞれ個別に扱う。 |
あなたの統率者が2枚ある間に、何らかの[[効果]]があなたの統率者を参照するなら、それはいずれか1枚を参照する。何らかの効果があなたに、あなたの統率者に関して何らかの処理を行うように指示し、それが両方に影響し得るなら、その効果の適用時に、あなたはそれが参照するものを選ぶ。 | あなたの統率者が2枚ある間に、何らかの[[効果]]があなたの統率者を参照するなら、それはいずれか1枚を参照する。何らかの効果があなたに、あなたの統率者に関して何らかの処理を行うように指示し、それが両方に影響し得るなら、その効果の適用時に、あなたはそれが参照するものを選ぶ。 | ||
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+ | '''[カード名]との共闘'''/''Partner with [Cardname]''は、共闘の変種能力である。それは2つの能力を表す。 | ||
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+ | 1つは統率者戦フォーマットのデッキ構築のルールを修整する能力であり、ゲームの開始前に作用する。伝説のクリーチャー・カード2枚がそれぞれ互いのカード名との共闘を持っているなら、[[あなた]]はそれら2枚を[[統率者]]として指定してもよい。ただの共闘を持つカードや、カード名が合致しないカード名との共闘を指定することはできない。その他のルールは共闘と同じである。 | ||
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+ | もう1つは誘発型能力であり「この[[パーマネント]]が戦場に出たとき、プレイヤー1人を[[対象]]とする。そのプレイヤーは自分の[[ライブラリー]]から[カード名]という名前のカードを[[探す|探し]]、それを公開し、自分の[[手札]]に加え、その後自分のライブラリーを[[切り直す]]。」を意味する。 | ||
==解説== | ==解説== | ||
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統率者2016では[[友好色]]2色の伝説のクリーチャーが各1種計5枚、[[対抗色]]2色の伝説のクリーチャーが各2種計10枚収録されている。 | 統率者2016では[[友好色]]2色の伝説のクリーチャーが各1種計5枚、[[対抗色]]2色の伝説のクリーチャーが各2種計10枚収録されている。 | ||
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+ | [カード名]との共闘は統率者の組み合わせが固定された代わりに、戦場に出たときにもう一方のカードをライブラリーから探してくる能力を持つ。自分以外のプレイヤーも選べるため、[[双頭巨人戦]]での[[チームメイト]]とペアを分け合うこともできるようになっている。 | ||
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+ | バトルボンドでは[[単色]]で[カード名]との共闘を持つカードが、[[対抗色]]の組み合わせで[[アンコモン]]にクリーチャー5組、[[レア]]に伝説のクリーチャー5組、[[神話レア]]に[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]1組が収録されている。 | ||
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+ | *伝説のクリーチャー・カードではないペアは当然統率者としては指定できない。 | ||
==参考== | ==参考== |
2018年6月9日 (土) 18:11時点における版
共闘/Partner | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 統率者2016、バトルボンド |
CR | CR:702.124 |
共闘(きょうとう)/Partnerは、統率者2016で登場し、バトルボンドで変種が登場したキーワード能力。統率者戦用のデッキを構築するときに機能する常在型能力である。[カード名]との共闘は、さらに戦場に出たときの誘発型能力でもある。
伝説のクリーチャー — ゴブリン(Goblin) 狂戦士(Berserker)
あなたが各ターンのあなたの1つ目の呪文を唱えるたび、無作為に対戦相手1人を選ぶ。激情の薬瓶砕きはそのプレイヤーかそのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカー1体に、その呪文のマナ総量に等しい点数のダメージを与える。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
伝説のクリーチャー — 人間(Human)
《空想の友人、トゥーシー/Toothy, Imaginary Friend》との共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから《空想の友人、トゥーシー/Toothy, Imaginary Friend》を自分の手札に加え、その後切り直す。」を選んでもよい。)
あなたのチームがコントロールしているパーマネント1つの上にカウンターが1個以上置かれるなら、代わりにそのパーマネントの上にその種類のカウンターをその個数に1を足した個数置く。
定義
共闘/Partnerは、統率者戦フォーマットのデッキ構築のルールを修整する能力であり、ゲームの開始前に作用する。伝説のクリーチャー・カード2枚がそれぞれ共闘を持っているなら、あなたはそれら2枚を統率者として指定してもよい(共闘を持つのが片方だけでは不可)。あなたの統率者の固有色を参照するルールや効果は、あなたの統率者2枚の固有色の組み合わせを参照する。
あなたのデッキには、統率者2枚をあわせてちょうど100枚のカードが含まれなければならない。両統率者は、ゲームの開始時点で統率領域に置かれている。
あなたのデッキの固有色を決定する際を除き、統率者2枚は独立に機能する。共闘を持つ統率者1枚を唱えるときには、あなたの他の統率者が唱えられた回数は無視する。プレイヤー1人が同一の統率者によって21点以上の戦闘ダメージを与えられているかどうかを判定するときには、あなたの統率者2体のそれぞれからのダメージをそれぞれ個別に扱う。
あなたの統率者が2枚ある間に、何らかの効果があなたの統率者を参照するなら、それはいずれか1枚を参照する。何らかの効果があなたに、あなたの統率者に関して何らかの処理を行うように指示し、それが両方に影響し得るなら、その効果の適用時に、あなたはそれが参照するものを選ぶ。
カード名との共闘
[カード名]との共闘/Partner with [Cardname]は、共闘の変種能力である。それは2つの能力を表す。
1つは統率者戦フォーマットのデッキ構築のルールを修整する能力であり、ゲームの開始前に作用する。伝説のクリーチャー・カード2枚がそれぞれ互いのカード名との共闘を持っているなら、あなたはそれら2枚を統率者として指定してもよい。ただの共闘を持つカードや、カード名が合致しないカード名との共闘を指定することはできない。その他のルールは共闘と同じである。
もう1つは誘発型能力であり「このパーマネントが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーから[カード名]という名前のカードを探し、それを公開し、自分の手札に加え、その後自分のライブラリーを切り直す。」を意味する。
解説
統率者を2枚指定できるキーワード能力。デッキの固有色は2枚の色の組み合わせで決まるため、これまで統率者がほぼ固定だった3色以上の色の組み合わせ(特に4色の組み合わせ)でも多様な統率者で組むことができる。また、ゲーム開始時の手札を実質1枚水増しできるため、アドバンテージの観点でも優秀。
統率者2016では友好色2色の伝説のクリーチャーが各1種計5枚、対抗色2色の伝説のクリーチャーが各2種計10枚収録されている。
[カード名]との共闘は統率者の組み合わせが固定された代わりに、戦場に出たときにもう一方のカードをライブラリーから探してくる能力を持つ。自分以外のプレイヤーも選べるため、双頭巨人戦でのチームメイトとペアを分け合うこともできるようになっている。
バトルボンドでは単色で[カード名]との共闘を持つカードが、対抗色の組み合わせでアンコモンにクリーチャー5組、レアに伝説のクリーチャー5組、神話レアにプレインズウォーカー1組が収録されている。
- 伝説のクリーチャー・カードではないペアは当然統率者としては指定できない。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.124 共闘/Partner
- 702.124a 共闘 能力は、統率者戦 変種ルール(rule 903 参照)におけるデッキ 構築の規定を変更するキーワード能力であり、ゲームの開始前に機能する。各共闘 能力はそれぞれ、あなたの 統率者として1枚でなく2枚の伝説の カードを指定できるようにする。各共闘 能力にはそれぞれ、その2枚の統率者に関する条件がある。共闘 能力には、「共闘/Partner」、「[[[名前]]]との共闘/Partner with [name]」、「永遠の友/Friends forever」、「背景選択/Choose a Background」、「ドクターのコンパニオン/Doctor's companion」がある。
- 702.124b デッキ枚数は2枚の統率者を含みちょうど100枚でなければならない。両方の統率者を統率領域に置いた状態でゲームを開始する。
- 702.124c ルールや効果が統率者の固有色を参照する場合、それは2体の統率者の合成固有色を参照する。rule 903.4 参照。
- 702.124d 統率者の固有色を決定する場合を除き、2体の統率者は独立して機能する。共闘を持つ統率者を唱える場合、もう一方の統率者が何回唱えられたかは無視する(rule 903.8 参照)。プレイヤーが同一の統率者から21点以上の戦闘ダメージを受けたかどうかを決定する場合、2体の統率者からのダメージを別々に扱う(rule 903.10a 参照)。
- 702.124e あなたの 統率者が2つある状況では、統率者を参照する効果はどちらか一方の統率者を参照する。効果によって、あなたが統率者に何か処理を行い、それが両方に影響を及ぼすことができる場合、あなたはその効果を適用する時点でどちらを参照するか選ぶ。
- 702.124f 各共闘 能力はそれぞれ異なったものであり、組み合わせることはできない。たとえば、1枚が「共闘」、もう1枚が「[[[名前]]]との共闘」を持っている場合、その2枚のカードを統率者として指定することはできない。
- 702.124g 1枚の伝説の カードに複数の共闘 能力がある場合、どちらの共闘 能力を使うか選ぶ。両方を使うことはできない。特に、共闘 能力によって1人のプレイヤーが3枚以上の統率者を使うことはできない。
- 702.124h 「共闘/Partner」は、「伝説の クリーチャー・カード2枚がそれぞれ共闘を持っているなら、1枚でなくそれら2枚を自分の統率者に指定できる。」を意味する。
- 702.124i 「[[[名前]]]との共闘/Partner with [name]」は2つの能力を表す。1つは、伝説の クリーチャー・カード2枚がお互いに他方の名前を持つ「[[[名前]]]との共闘」能力を持っているなら、1枚でなくそれら2枚を自分の統率者として指定できる、というデッキ 構築のルールを変更する常在型能力である。もう1つの能力は「このパーマネントが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは『自分のライブラリーから[[[名前]]]という名前のカード1枚を探し、公開し、自分の手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。』を選んでもよい。」という誘発型能力である。
- 702.124j 「永遠の友/Friends forever」は、「伝説の クリーチャー・カード2枚がそれぞれ永遠の友を持っているなら、1枚でなくそれら2枚を自分の統率者に指定できる。」を意味する。
- 702.124k 「背景選択/Choose a Background」は「1枚がこのカードでありもう1枚が伝説の 背景・エンチャント・カードであるかぎり、1枚でなく2枚をあなたの 統率者として指定してもよい。」を意味する。1枚が「背景選択」を持ち、もう1枚が伝説の 背景・エンチャント・カードでないかぎり、その2枚を統率者として指定することはできず、また「背景選択」を持つ統率者を指定していなければ伝説の 背景・エンチャント・カードを統率者にすることはできない。
- 702.124m 「ドクターのコンパニオン/Doctor's companion」は、「1枚がこのカードでありもう1枚が他のクリーチャー・タイプを持たない伝説のタイムロード・ドクター・クリーチャー・カードであるなら、1枚でなくその2枚を統率者として指定できる。」を意味する。
- 702.124n 効果が共闘 能力を名前で指定している場合、それはその共闘 能力だけを指し、他のものは指さない。効果が共闘 能力や共闘を持つカードを参照し、どの変種であるかを名前で指定していない場合、それは共闘、[[[名前]]]との共闘、それらを持つカードだけを指し、それ以外の共闘 能力の変種は指さない。
- 702.124 共闘/Partner
- 702 キーワード能力