スラムの巧技/Sram's Expertise
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2018年3月18日 (日) 19:17時点における版
ソーサリー
無色の1/1の霊気装置(Servo)アーティファクト・クリーチャー・トークン3体を生成する。
あなたは、あなたの手札からマナ総量が3以下の呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificerの巧技は、霊気装置・トークンの生成。
同じく1/1のトークンを3体生成する隊長の号令/Captain's Callと比較すると、色拘束が強くなっただけで3マナ以下の呪文のマナ・コストを踏み倒せる呪文能力が追加されており、コスト・パフォーマンスは高い。トークンがアーティファクトでもあることはメリットにもデメリットにもなり得るが、カラデシュ・ブロックにはアーティファクトの大規模な除去手段は多くなく、逆に即席を始めとしたアーティファクト・シナジーが豊富であるため、メリットとして働くことの方が多いだろう。
幸いにも登場時のスタンダードでは、マナ・コストが3以下の呪文にいくつかの全体強化が存在する。小物作りの達人/Master Trinketeerや鋳造所の隊長/Chief of the Foundry、集団的努力/Collective Effortなどを唱えれば、4マナにして6点以上ものクロックを用意できる。色の選択肢を広げればゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikarも良い相方になるだろう。
ただし霊気紛争の登場時点のスタンダードにおいて、トークン戦略を用いた白のデッキの同マナ域には、頭数の確保・全体強化・単独でのフィニッシャーとしての役割を全てこなすゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarという強力なライバルが存在することが逆風。こちらを使うなら、アーティファクトを1枚で3つ戦場に出せることや、3マナ以下の呪文を踏み倒せることによるテンポ・アドバンテージの利を生かしたい。
ローテーションが進みイクサラン・ブロック期になると、トークン戦略と相性の良い軍団の上陸/Legion's Landingやイトリモクの成長儀式/Growing Rites of Itlimocが登場。これらと組み合わせたデッキが結果を残している。
ルール
サイクル共通のルール
- 2つ目の効果は単に手札からカードを唱えてスタックに置くだけで、それの解決は巧技とは別個に行う。手札のカードを唱えて巧技の解決が終了したあと、状況起因処理のチェックと優先権のやり取りを行い、何もなければ唱えた呪文が解決される。
- 唱えるカードの点数で見たマナ・コストは、手札にある状態で判断する。唱えたあとスタック上でいくつになるかは関係ない。
- マナ・コストにXが含まれるカードは、X=0で条件を満たしていれば唱えられる。逆に、唱える場合はX=0でしか唱えられない。(→マナ・コストを支払うことなく唱える)
- 分割カードの場合は、両方のマナ・コストの合計が指定された点数以下でなければ唱えることができない。(→分割カード)
- 巧技によって呪文を唱える段階ではまだ巧技はスタックに有るため、その呪文が呪文を対象に取れるならスタック上の巧技を対象に取ってもよい。ただし、その呪文が解決されるのは巧技の解決が終わった後であり、その頃には巧技は既に墓地に置かれている。
- 差し戻し/Remandを唱えて巧技を対象に取っても、巧技を手札に戻すことはできない。また、対象不適正で打ち消されるため、キャントリップのドローもできない。
- 新たな芽吹き/Regrowthを唱えても巧技を墓地から手札に戻すことはできない。新たな芽吹きの対象を選ぶ時点で巧技はまだスタック上にある。
- 永遠の証人/Eternal Witnessを唱えた場合、永遠の証人が戦場に出て能力がスタックに乗る時点で巧技は墓地にあるため、それを手札に戻すことができる。
関連カード
サイクル
霊気紛争の巧技サイクル。いずれもレアのソーサリーで各色に1枚ずつ存在し、同時に収録された同色の伝説のクリーチャー・サイクルの名を冠する。解決時に元の呪文よりマナ総量が1つ小さい呪文1つを手札からマナ・コストを支払うことなく唱えることができる。
- スラムの巧技/Sram's Expertise
- バラルの巧技/Baral's Expertise
- ヤヘンニの巧技/Yahenni's Expertise
- カーリ・ゼヴの巧技/Kari Zev's Expertise
- リシュカーの巧技/Rishkar's Expertise