新枠
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*あくまで通称なので、今後のさらなる変更については考慮されていない。 | *あくまで通称なので、今後のさらなる変更については考慮されていない。 | ||
**[[基本セット2015]]にて、枠のデザインが一部変更されることが発表された([http://mtg-jp.com/reading/translated/0006752/ 参考])。この新しい枠をどう呼ぶのかということについては統一の見解はない。 | **[[基本セット2015]]にて、枠のデザインが一部変更されることが発表された([http://mtg-jp.com/reading/translated/0006752/ 参考])。この新しい枠をどう呼ぶのかということについては統一の見解はない。 | ||
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*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr97 ミスなんてもってのほか] その18 (米Wizards社、英文) | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr97 ミスなんてもってのほか] その18 (米Wizards社、英文) |
2017年4月30日 (日) 10:18時点における版
新枠(New Card Frame)とは、第8版発売にあたり一新された、カード枠のデザインの通称。スカージまで使用されていた枠デザインを「旧枠のカード」、第8版以降の枠デザインのカードを「新枠のカード」と呼ぶ。
目次 |
第8版~コンスピラシーのカード枠
第8版の発売に伴い、スカージまで使用されていたカード枠が一新された。時のらせんのタイムシフトカードなど一部を除き、コンスピラシーまでこの枠が使用された。
旧枠からの主な変更点は以下のとおり。
- ボックスの新設と文字色の変更
- カード名とマナ・コストの行、タイプ行、及びP/Tがボックス内に書かれるようになった。該当箇所の文字の色も白から黒となり、従来と比べて見やすくなっている(参考:旧枠の《センギアの吸血鬼》/新枠の《センギアの吸血鬼》)。
- ピンラインの新設
- イラストや文章欄に沿って色を表すピンラインが設けられた。特に多色カードの色を視覚的に区別しやすくなっている(参考:旧枠の《ヤヴィマヤの火》/新枠の《ヤヴィマヤの火》)。
- 背景および文章欄のデザインの変更
- 背景デザインがそれぞれすべて変更された(白,青,黒,赤,緑,多色,アーティファクト,土地)。特にアーティファクトの背景色は、従来の「茶」から「銀」に一新され話題となった。
- 新枠に移行して久しい現在でも「○茶単」といった言い方は便宜的に残っており、「○銀単」といった言い方はほとんどされていない。
- 変更後しばらくの間は、白のカードと見分けがつきにくい色調であったが、フィフス・ドーン以降はより暗い色味の銀色となり、金属の質感を表す模様を強調することで改善が図られている。詳細はアーティファクト#その他を参照。
- 文章欄のデザインも、従来はその色らしさを表す模様(青の波紋やアーティファクトの万華鏡模様など)が多少なりとも施されていたが、新枠ではいずれも無地に近いものになっている。
- イラスト面積の拡大
- 従来と比べ、やや横に広くなっている。
- その他
- フレイバー・テキストの話者(出典)の記載が、旧枠までの右詰めから左詰めに変更された(参考:旧枠の《天使の壁》/新枠の《天使の壁》)。なお、日本語版においては変更されておらず、これ以降も右詰めで表記されている。
- 第8版からフィフス・ドーンまでは文章欄のマナ・シンボルがモノカラーで印刷されている。
基本セット2015以降のカード枠
基本セット2015発売に伴い、再びカード枠の変更が行われた。より機能性を向上させるための変更であり、第8版以降のカード枠をベースに細部が変更された(参考:基本セット2014の《シヴ山のドラゴン》/基本セット2015の《シヴ山のドラゴン》)。
コンスピラシーまでのカード枠からの主な変更点は以下のとおり。
- フォントの変更
- カード名とタイプ行、P/Tに使われていたフォントが変更され、新フォント「Beleren」が採用された。日本語版ではカード名とタイプ行にはモトヤアポロが使われている。
- ホログラムの追加
- すべてのレアと神話レアのカード、および一部のプロモーション・カード(FNMプロモなど)には、文章欄のすぐ下に楕円のホログラムが付けられる。高レアリティのカードに箔をつけるとともに偽造への対策を兼ねている。
- 各種コレクター情報
- 文章欄の下部により多くのコレクター情報が記載されるようになった。従来までのコレクター番号、著作権表記、アーティスト名に加え、稀少度の頭文字(コモン(C),アンコモン(U),レア(R),神話レア(M),スペシャル(S),基本土地(L),プロモーション・カード(P),トークン・カード(T),紋章カード(E))、収録カードセット(3文字の略号)、言語(2文字の略号)といった情報が記載される。また、各種プレミアム・カードはそれが情報でも区別できるように、収録カードセット情報と言語情報の間の「・」が「★」になっている。
- 外枠のサイズの減少
- カードの外枠(黒枠の部分)の幅がおよそ1ミリほど狭まった。
その他
文字やイラストの拡大、及びアーティファクトの銀色枠はWotC社の当初からの悲願であったらしく(後者は印刷技術やコストの問題で折り合いがつかなかった)、新枠への変更はその悲願の実現と言える。ただ、特に当時の古参プレイヤーの間では賛否両論だったようで、新枠への変更を知ったプレイヤーの中には「新枠のカードは買わない」と宣言する者さえ居たという。
- 枠はゲームの機能には影響しない。
- 次元の混乱や未来予知のタイムシフトと、Amonkhet Invocationsのカードには、旧枠と新枠のどちらでもない独自の枠が使用されているが、これらも第8版後には通例「新枠」と呼ばれることがあった。そちらの詳細はタイムシフトの項を参照のこと。なお、再録の際には通常の新枠で印刷されている。
参考
- ミスなんてもってのほか その18 (米Wizards社、英文)
- ディレクターズ・チェアより:2013年版/From the Director's Chair: 2013 (Daily MTG、2014年1月6日、Feature Article)
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