霊気池の驚異/Aetherworks Marvel
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[[スタンダード]]では、[[約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End]]などの伝説の[[エルドラージ]]が踏み倒し先の候補として選ばれ、[[霊気池の驚異]]として[[デッキ]]を成立させた。その後も[[黒緑昂揚]]とハイブリッドしたものや、[[霊気紛争]]後は[[サヒーリコンボ]]と組み合わさるなどバリエーションを増やした。 | [[スタンダード]]では、[[約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End]]などの伝説の[[エルドラージ]]が踏み倒し先の候補として選ばれ、[[霊気池の驚異]]として[[デッキ]]を成立させた。その後も[[黒緑昂揚]]とハイブリッドしたものや、[[霊気紛争]]後は[[サヒーリコンボ]]と組み合わさるなどバリエーションを増やした。 | ||
+ | [[2017年]]6月19日([[Magic Online]]では6月14日発効)より、スタンダードの[[禁止カード]]に指定される。[[メタゲーム]]における霊気池の驚異デッキの存在比および勝率は絶対的なものではないとされながらも、最速で4[[ターン]]目に[[絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog,_the_Ceaseless_Hunger]]を唱えられてしまうこのカードは「スタンダードにおいて健全でもないし楽しくもない」とされ、環境から取り除かれることになった<ref name="0019023">http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/june-13-2017-banned-and-restricted-announcement-2017-06-13 June 13, 2017 Banned and Restricted Announcement]/[http://mtg-jp.com/publicity/0019023/ 2017年6月13日 禁止制限告知]</ref>。 | ||
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*唱える[[効果]]のため[[土地]]を[[プレイ]]することは不可能。 | *唱える[[効果]]のため[[土地]]を[[プレイ]]することは不可能。 | ||
*霊気池の驚異自身が[[墓地に置く|墓地に置かれた]]ときも[[能力]]が[[誘発]]する。 | *霊気池の驚異自身が[[墓地に置く|墓地に置かれた]]ときも[[能力]]が[[誘発]]する。 | ||
**[[戦場]]に霊気池の驚異を出しているときに2枚目の霊気池の驚異を出し、[[レジェンド・ルール]]によって一方を墓地に置いた場合、両方の能力が誘発し2個の[[エネルギー・カウンター]]を得る。 | **[[戦場]]に霊気池の驚異を出しているときに2枚目の霊気池の驚異を出し、[[レジェンド・ルール]]によって一方を墓地に置いた場合、両方の能力が誘発し2個の[[エネルギー・カウンター]]を得る。 | ||
*[[トークン]]が戦場から墓地に置かれたときにも能力は誘発する(その後、[[状況起因処理]]により、トークンは消滅する)。 | *[[トークン]]が戦場から墓地に置かれたときにも能力は誘発する(その後、[[状況起因処理]]により、トークンは消滅する)。 | ||
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*読みは「れいきいけ」ではなく「れいきち」。電池のように霊気を用いて発電しているイメージが浮かぶが、英語で"-works"となる場合はその前に付く物質を使って何かを作っている("Ironworks"で「[[クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks|鉄工所]]」など)施設を指すので、少しニュアンスが異なる。 | *読みは「れいきいけ」ではなく「れいきち」。電池のように霊気を用いて発電しているイメージが浮かぶが、英語で"-works"となる場合はその前に付く物質を使って何かを作っている("Ironworks"で「[[クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks|鉄工所]]」など)施設を指すので、少しニュアンスが異なる。 | ||
+ | *禁止カードを連発してしまった[[アモンケット]]期のスタンダードにおいて、霊気池の驚異デッキまで[[プレイヤー]]から奪い取るのは大きな懸念があったという。このカードの禁止を避けるために[[制限カード]]化することや、他の[[トレーディングカードゲーム]]で見られるいわゆる「ペア禁止」、本来スタンダードで使えない対策カードを使えるようにする、[[エラッタ]]による機能変更など、常識はずれの方策も検討された。しかしそれらは問題をさらに引き起こすものであったため、既存の安定した解決策を取ることにした<ref name="0019023" />。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:カラデシュ]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:カラデシュ]] - [[神話レア]] |
2017年6月14日 (水) 03:22時点における版
伝説のアーティファクト
あなたがコントロールするパーマネントが1つ墓地に置かれるたび、あなたは(E)(エネルギー・カウンター1個)を得る。
(T),(E)(E)(E)(E)(E)(E)を支払う:あなたのライブラリーの一番上からカードを6枚見る。あなたはその中から呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
あなたのパーマネントが墓地に置かれることでエネルギーが溜まり、6つ消費することでライブラリーのトップ6枚から呪文を踏み倒して唱えることが出来る豪快な伝説のアーティファクト。
これ自体の誘発型能力だけでは十分なエネルギーを得ることは難しいが、エネルギーを得る手段を別に用意することで、高速で起動に持ち込むことが可能。特にガラス吹き工の組細工/Glassblower's PuzzleknotはCIP能力と起動型能力で、一気に必要なエネルギーを蓄えつつ、占術によって踏み倒し先のカードを積み込むことが出来るため相性が良い。
スタンダードでは、約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised Endなどの伝説のエルドラージが踏み倒し先の候補として選ばれ、霊気池の驚異としてデッキを成立させた。その後も黒緑昂揚とハイブリッドしたものや、霊気紛争後はサヒーリコンボと組み合わさるなどバリエーションを増やした。
2017年6月19日(Magic Onlineでは6月14日発効)より、スタンダードの禁止カードに指定される。メタゲームにおける霊気池の驚異デッキの存在比および勝率は絶対的なものではないとされながらも、最速で4ターン目に絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog,_the_Ceaseless_Hungerを唱えられてしまうこのカードは「スタンダードにおいて健全でもないし楽しくもない」とされ、環境から取り除かれることになった[1]。
ルール
- 唱える効果のため土地をプレイすることは不可能。
- 霊気池の驚異自身が墓地に置かれたときも能力が誘発する。
- 戦場に霊気池の驚異を出しているときに2枚目の霊気池の驚異を出し、レジェンド・ルールによって一方を墓地に置いた場合、両方の能力が誘発し2個のエネルギー・カウンターを得る。
- トークンが戦場から墓地に置かれたときにも能力は誘発する(その後、状況起因処理により、トークンは消滅する)。
その他
- 読みは「れいきいけ」ではなく「れいきち」。電池のように霊気を用いて発電しているイメージが浮かぶが、英語で"-works"となる場合はその前に付く物質を使って何かを作っている("Ironworks"で「鉄工所」など)施設を指すので、少しニュアンスが異なる。
- 禁止カードを連発してしまったアモンケット期のスタンダードにおいて、霊気池の驚異デッキまでプレイヤーから奪い取るのは大きな懸念があったという。このカードの禁止を避けるために制限カード化することや、他のトレーディングカードゲームで見られるいわゆる「ペア禁止」、本来スタンダードで使えない対策カードを使えるようにする、エラッタによる機能変更など、常識はずれの方策も検討された。しかしそれらは問題をさらに引き起こすものであったため、既存の安定した解決策を取ることにした[1]。