ウィッシュボード
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'''ウィッシュボード'''(''Wishboard'')は、[[サイドボード]]の[[カード]]のうち、とりわけ[[願い]]で[[シルバーバレット]]することを想定して投入されたカード群のことを指す俗語。または、そのようなカードをサイドボードに用意する戦略を指す。シルバーバレットの例によって、それぞれ1枚ずつ用意することが多い。 | '''ウィッシュボード'''(''Wishboard'')は、[[サイドボード]]の[[カード]]のうち、とりわけ[[願い]]で[[シルバーバレット]]することを想定して投入されたカード群のことを指す俗語。または、そのようなカードをサイドボードに用意する戦略を指す。シルバーバレットの例によって、それぞれ1枚ずつ用意することが多い。 | ||
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[[教示者]]を利用した従来のシルバーバレットでは、[[サーチ]]するカードを[[メインデッキ]]に入れる必要があったため、「サーチする必要の無いカード」を素で[[引く|引いて]][[腐る|腐らせて]]しまう可能性があった。しかし、願いを使えばそれらはサイドボードに入れておくことになるため、「思わぬ[[素引き]]」の危険が無くなるという点で革新的であった。 | [[教示者]]を利用した従来のシルバーバレットでは、[[サーチ]]するカードを[[メインデッキ]]に入れる必要があったため、「サーチする必要の無いカード」を素で[[引く|引いて]][[腐る|腐らせて]]しまう可能性があった。しかし、願いを使えばそれらはサイドボードに入れておくことになるため、「思わぬ[[素引き]]」の危険が無くなるという点で革新的であった。 | ||
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ウィッシュボードのカード種類が多いほど柔軟なシルバーバレットが期待でき、15枚すべてをウィッシュボードとすることも可能ではある。ただし、そのぶん通常のサイドボーディングがしづらくなってしまうので、注意深くバランスを決める必要がある。 | ウィッシュボードのカード種類が多いほど柔軟なシルバーバレットが期待でき、15枚すべてをウィッシュボードとすることも可能ではある。ただし、そのぶん通常のサイドボーディングがしづらくなってしまうので、注意深くバランスを決める必要がある。 | ||
− | ''少しでも使えるかもしれないカードというのは何でもかんでもこの「ウィッシュボード」用にサイドボードへ忍ばせておきたくなってしまうものだが、その優柔不断は通常のサイドボード用のカード枠を圧迫してしまうことに繋がる。そのため、鍛冶と斉藤は「ウィッシュボード」をギリギリまで切り詰めたそうだ。'' | + | ''少しでも使えるかもしれないカードというのは何でもかんでもこの「ウィッシュボード」用にサイドボードへ忍ばせておきたくなってしまうものだが、その優柔不断は通常のサイドボード用のカード枠を圧迫してしまうことに繋がる。そのため、鍛冶と斉藤は「ウィッシュボード」をギリギリまで切り詰めたそうだ。''([[森慶太]]、[[プロツアーロサンゼルス05]][https://web.archive.org/web/20151003141637/http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/ptla05ja/blog1 Day 1 Blog Archive] より引用) |
==参考== | ==参考== |
2018年3月23日 (金) 15:04時点における版
ウィッシュボード(Wishboard)は、サイドボードのカードのうち、とりわけ願いでシルバーバレットすることを想定して投入されたカード群のことを指す俗語。または、そのようなカードをサイドボードに用意する戦略を指す。シルバーバレットの例によって、それぞれ1枚ずつ用意することが多い。
Cunning Wish / 狡猾な願い (2)(青)
インスタント
インスタント
あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるインスタント・カード1枚を公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。狡猾な願いを追放する。
教示者を利用した従来のシルバーバレットでは、サーチするカードをメインデッキに入れる必要があったため、「サーチする必要の無いカード」を素で引いて腐らせてしまう可能性があった。しかし、願いを使えばそれらはサイドボードに入れておくことになるため、「思わぬ素引き」の危険が無くなるという点で革新的であった。
ウィッシュボードのカード種類が多いほど柔軟なシルバーバレットが期待でき、15枚すべてをウィッシュボードとすることも可能ではある。ただし、そのぶん通常のサイドボーディングがしづらくなってしまうので、注意深くバランスを決める必要がある。
少しでも使えるかもしれないカードというのは何でもかんでもこの「ウィッシュボード」用にサイドボードへ忍ばせておきたくなってしまうものだが、その優柔不断は通常のサイドボード用のカード枠を圧迫してしまうことに繋がる。そのため、鍛冶と斉藤は「ウィッシュボード」をギリギリまで切り詰めたそうだ。(森慶太、プロツアーロサンゼルス05Day 1 Blog Archive より引用)